新潟県北部、日本海に面した新発田市は、日本100名城に選ばれた新発田城、名庭で知られる藩主下屋敷 清水園などがまちの中心に残り、城下町の歴史を色濃く残す。市内の｢月岡温泉｣は、国内随一ともいわれる硫黄の含有量を誇り、全国から温泉好きを集める新潟きっての名湯だ。

この新発田市に2021年、新名物が誕生した。｢新発田牛｣は新潟県のブランド牛｢にいがた和牛｣のなかでも4等級以上に限定した、特に上質な肉質を誇る厳選和牛。脂の融点が低く、口に入れると脂が溶け出し旨みが広がる。

生産者の一人は｢新発田市は気温の寒暖差があり、牛の肥育に適した土地です。冬の寒さで牛が栄養を溜め込むからうまいんです｣と説明してくれた。

同市近郊の販売店や飲食店、月岡温泉の旅館などでの提供がほとんどという希少な牛肉だ。この機会に堪能してほしい。

泉質の良さで新潟県内ではダントツの人気を誇る月岡温泉。

最近では、老舗温泉旅館がタッグを組んで新店舗を次々とオープンしている。地酒の店、手焼き煎餅が体験できる店、足湯が楽しめるスポットなどが並び、街歩きが楽しい温泉街に進化中だ。｢月岡温泉旅館感謝券｣は旅館や温泉街の店舗はもちろん、市内のゴルフ場でも使用できる人気の返礼品。月岡温泉を訪れるならぜひ利用したい。

新発田市は、うまい米にも清らかな水にも恵まれた酒どころ。市内にある数々の酒蔵が個性ある酒を醸し、地元でなければ味わえない酒も多い。そんな新発田の酒のとっておきが味わえるのが｢新発田 純米大吟醸･大吟醸 飲み比べセット｣だ。｢ふじの井酒造｣｢金升酒造｣｢菊水酒造｣｢王紋酒造｣の4つの酒蔵の最高峰酒を集めた日本酒ファン垂涎の逸品だ。

各蔵元自慢の味わいを楽しんでみてはいかがだろう。