オフグリッドトレーラーハウス
寄付金額46,600,000円
155万人を超える人が暮らす神奈川県川崎市は、2024年に市制100周年の節目を迎えた。川崎市は明治時代から工業地帯として発展してきた歴史を持つ。京浜工業地帯の一角をなす大規模な工場群や、医療分野をはじめ世界最先端の研究開発を行うキングスカイフロントなど市内全域で、ものづくりが盛んだ。
しかし、それだけでは語り尽くせないのが川崎のものづくりだ。地元に根付いたさまざまな企業が、熟練のワザを新しい技術やアイデアへ進化させ、そうして生み出されたプロダクトの数々が魅力ある存在感を放っているのだ。
本稿では、オリジナリティに富んだメイド・イン・カワサキの品々を紹介しよう。
最初にご紹介するのは、別荘にも、大人の秘密基地にもなる「オフグリッドトレーラーハウス」だ。展示場を訪れると、スタイリッシュなミントグリーンの車体が目を引く。
制作・販売を手がける「イスズ」の鈴木修一さんに話を聞いた。
「オフグリッドトレーラーハウスはエネルギーを自給自足します。オフグリッドとは電力会社の送電網(グリッド)につながらない状態のこと。トレーラー生活に必要なエネルギーは、太陽光パネルで発電し、蓄電池に充電します。フル充電すれば、照明やエアコンなどの家電を稼働しながら、たとえ日照時間がゼロでも、約二日間は快適に生活できますよ」と笑う。
「とはいえ、曇り空でも発電できますから、蓄電量がゼロになる心配はほぼありません」というから安心だ。
トレーラーハウスは移動が可能なシャーシの上に設置される。車検を取得できる総重量3・5tをクリアするために、コンテナの素材から開発した。温もりのある室内にはLED照明、シャワールーム、バイオトイレを完備。電源コンセントがあり、電子レンジや小型冷蔵庫なども設置できる。大人1~2人が快適に過ごせる空間だ。
お申し込み後に制作を開始するためお届けまでは半年ほどお待ちいただきたい。輸送・設置・動作確認までをイスズが行い、アフターケアも万全だ。
置くだけで、海でも山でも、すぐに快適な生活が開始できるオフグリッドトレーラーハウスの用途は広い。
およそ98%の美容機器が海外製といわれる中、大部分のパーツを川崎市内で調達し製造しているのは美容機器メーカー「渡久クリエイト」だ。プロレベルのケアが自宅で可能な「高浸透美容ギアTILLET SMART‐GEAR DEMI DO」で注目を集める。
「一台で肌や髪、頭皮までケアできる多機能が特徴です。特にお勧めしたいのは、美容成分の浸透を促すエレクトロポレーション機能。美容液などで肌が濡れた状態で使用しますが、フェイスパックの上から使うと、美容成分がぐんぐん浸透するのがわかります。頭皮や髪もケアできるので男性もぜひ使ってください」と話す同社の渡部悠さん。もちろん自身でも愛用中だ。
オーディオファン垂涎のヘッドフォンを製造するのは「fファイナルinal」。営業部の森圭太郎さんに話を聞いた。
「D8000 Pro Editionは低音と細かな音の響きが好評で、『今まで聞いたことがない音が感じられる』と言う人もいます。設計から、パーツの一つに至るまですべて自社で手がけ、既存のもので満足できないときには部品を製造するマシンから自社でつくっています」と妥協を許さないクラフトマンシップを明かしてくれた。
もう一種、人気を集めているのは「ag COTSUBU完全ワイヤレスイヤホン」。片耳3・5gの軽さで音質、装着感、塗装、そしてスタイリッシュなカラー展開と使い手の心をつかむスペックが満載だ。
現代のアウトドアライフに欠かせないのがポータブル電源だ。「多摩電子工業」から紹介するのは、出力1400W、600W、300Wの三種のモデルで、アウトドアでも調理器具や家電が使えると好評だ。
「すべてのモデルで付属ACアダプタ、カーソケット、USBタイプCから充電できます。ACアダプタとUSBタイプCを同時に使うと、フル充電まで時間が短縮できるデュアル急速充電にも対応しています。非常時にも使えるよう、機能性にはこだわりました」と多摩電子工業の飯塚宣征さんと原田広一さんが説明してくれた。1400W、600Wの二種はアウトドアブランド「コールマン」とのコラボ製品でロゴ入りの収納バッグが付属する。用途に合わせてモデルを選びたい。
臨海部に位置する「コアレックス三栄」の東京工場は、ゼロエミッションを達成した世界初の製紙工場。ここでつくるトイレットペーパーが好調だ。同社の宮本浩志さんに理由を聞いた。
「このトイレットペーパーは、川崎市の家庭で分別された紙ゴミ『ミックスペーパー』の全量がリサイクルされています。紙の製造に使う大量の水は、川崎市内の生活用水処理場で高度処理された水を調達しています。さらに通常の約2倍の50m長巻タイプで、輸送コストや二酸化炭素の削減にも貢献しています。廃棄物の削減を徹底的に追求する工場で生まれた、特別なトイレットペーパーです」と話してくれた。交換頻度が少ない、置き場所に困らないなど、家庭での使い勝手の良さもうれしいポイントだ。
日本の製造現場の多くが海外へ移った現在でも、川崎市では数々のメイド・イン・カワサキが生み出されている。これからも、“ものづくりのまち川崎”に注目してほしい。
寄付金額46,600,000円
寄付金額330,000円
寄付金額1,200,000円
寄付金額15,000円
寄付金額15,000円
寄付金額15,000円
寄付金額15,000円
寄付金額15,000円
寄付金額15,000円
寄付金額15,000円
2025年2月6日 18:22
いちあやママさん
災害に備えて選んでみました。非常電源にしては容量少ないし出来ることは限られますが、スマホとSwitchの充電が出来たら十分とおもって備えています。あとは、スポ少で屋外にいる時に、冬には電気毛布、夏は扇風機が使えたらいいなぁとおもってます????
バックナンバー