愛別町は、北海道の屋根と称される大雪山連峰の麓にある、人口約2500人の小さなまち。農業が基幹産業の同町において、きのこは道内屈指の生産量を誇り、「きのこの里あいべつ」として広く親しまれている。同町のふるさと納税返礼品では、愛別の自然の恵みを受けた特産品が多数並ぶが、本稿ではとりわけ人気の三品をご紹介しよう。

まずは、愛別自慢の「きのこの詰め合わせ」。香りが高く食感が楽しめる大株のまいたけをはじめ、新鮮なきのこ6種類がセットになっている。この中には北海道の野生種であり、希少な「エゾユキノシタ」も入っている。愛別のきのこは、旨みはしっかりあるが口に残る苦みや雑味がなく、すっきりとしているのが特徴。「どんな料理に合わせてもおいしく仕上がりますが、きのこの天ぷらは愛別のきのこのおいしさを存分に味わえておすすめです。お味噌汁に入れれば旨みが増しますよ」と同町ふるさと納税担当の佐さ藤とう寛かん太たさんが教えてくれた。

次は、大雪山から流れた雪解け水を源とする石狩川流域で育まれた愛別のお米だ。「星農園」提供の「ゆめぴりかSTAR RCE」は、地元の中でもお米の生産に適した土地で作られたお米。全国規模のお米コンテスト「米-1グランプリ in らんこし」第7回大会で準グランプリを受賞するなど、その品質の高さはお墨付きだ。愛別一推しのお米を味わってほしい。

最後は、愛別町で作られたそば粉を100％使用した「やべ蕎麦」。石臼挽きで製粉されたそば粉を使っているため、香り高く、のど越しがよいのが特徴だ。つなぎ粉を使用しない十割そばなので、愛別産のそば粉の風味がしっかりと感じられる。

愛別の美味はまだまだあるので、今後も同町の返礼品に着目してほしい。