高品質な農産物や乳製品の生産を誇る酪農王国・北海道十勝地方。昨年放映されたNHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」の舞台となり、美しい自然が広がる場所として全国に知られることとなった。音更町は、十勝の中心に位置し、北海道の町の中でもっとも人口が多く豊穣な大地と住み心地のよいまちを有する。十勝ブランドの代表格「よつ葉乳業」創業の地で、町内の十勝主管工場では牛乳、バター、チーズなどの乳製品を製造、全国へ出荷している。各種チーズやバターをセットにした返礼品には、毎年寄附者から喜びの声が上がるという。
また、乳製品とともに十勝で収穫される小麦や小豆などを使用したスイーツの開発・製造販売も盛んである。町内にも大小様々な菓子店があるが、なかでも「CHEESECAKE一厘」のチーズケーキは完売必至の人気スイーツとして名高い。原材料には、よつ葉のバターと地元産の小麦を使用しており、濃厚ながら、甘さ控えめで、上品な味に仕上がっている。ボトム部分がクッキー生地でなくパイ生地なのも特徴のひとつだ。まちの小さなチーズケーキ店の味を、ぜひ全国の人に知ってもらいたい。
「町内の中心的な観光地である十勝川温泉は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴って宿泊キャンセルが相次ぎ、大きな打撃を受けました。官民一体となって回復に努めたいと思っていますので、温泉や食事を楽しみに音更町を訪れてもらえたらうれしいです」（企画財政部増地勇太さん）。