総力取材記事

十勝の大地の恵みをおすそわけ!高品質なしほろ牛、じゃがいも一箱、食塩無添加トマトジュースも美味

十勝の大地の恵みをおすそわけ!高品質なしほろ牛、じゃがいも一箱、食塩無添加トマトジュースも美味

実り豊かな農業のまちは、今年で開町100周年!

天然のプラネタリウムを楽しめる「しほろ高原ヌプカの里」

今年2021年に開町100周年を迎えた北海道士幌町。農業大国・北海道十勝地方の北部に位置し、総面積の約60%が農用地を占める農畜産業のまちである。国産若牛(肉用牛として育てているホルスタイン種)の飼育頭数は日本一を誇り、他品種を含めると牛の頭数は士幌町民の10倍以上にものぼる。

おいしそうに草を食むホルスタイン牛
広い畑に転がる牧草ロールは、士幌町の見慣れた風景。

農作物はじゃがいもを中心に、ビート、小麦、豆類、スイートコーンなどを栽培。「東洋一のコンビナート」と称される馬鈴薯コンビナートを有し、収穫時期には、ここに大量のじゃがいもが運び込まれる。このコンビナートでは、収穫した作物を分類・貯蔵する施設の他に、食品工場や冷凍庫も整備されており、大手食品メーカーと協力して様々な加工品を製造している。

あの有名なポテトチップも、士幌のイモでできている

「日本に住んでいて、士幌産のじゃがいもを食べたことがない人はいないと思うよ!」と語るのは、じゃがいもの生産農家で「士幌町馬鈴しょ振興会長会」の会長を務める、「長田農場」の長田直弘さん。

「収穫は家族総出で行います。家族の協力なしにじゃがいも農家はできないので、いつも本当に感謝しています」(長田さん)

「士幌町で作られているじゃがいもは、生食用・加工用・デンプン用に分けられます。野菜売り場に並んでいるような、料理に使うじゃがいもが生食用、加工用は冷凍食品やポテトチップなどのお菓子に多く使用されます。皆さんが1度は口にしている、あの有名なポテトのお菓子も、士幌産のじゃがいもが使われているんですよ」。
士幌町で生産され生食用として出荷されているじゃがいもの品種は「男爵」「メークイン」「キタアカリ」「とうや」「ひかる」「北海コガネ」の6種類。それぞれの特徴について長田さんに教えてもらった。

どっさり一箱をお届け!焼いて良し、煮込んで良し、揚げて良し。色々な料理で味わって

「男爵とキタアカリはホクホクとした食感。北海道民はこのホクホク系のじゃがいもが好きですよね。対してメークインは、しっとりとした食感で煮崩れしにくい。とうやは他のじゃがいもより一足先に収穫・出荷する品種です。芽が浅くて表面のデコボコが少ないので皮をむきやすいのが特徴。ひかるはJA士幌町だけが取り扱っている品種で、茹でても変色しにくいのでポテトサラダなどによく使われます。北海コガネは主に九州地方へ出荷している品種で、フライドポテトなどの油調理に向いています。じゃがいもと一口に言っても、色々な品種があって、色々な味があります。ぜひおいしさを食べ比べてほしいですね」(長田さん)。

ジューシーでやわらかい、赤身が特徴のしほろ牛

焼くだけ簡単調理なのに大満足の味。弱火でじっくり焼くのが、おいしく仕上げるコツ

ホルスタイン種を肉用牛として肥育する「しほろ牛」の生産が始まったのは1970年のこと。50年間、試行錯誤を繰り返しながら赤身の旨さにこだわった牛肉作りを続けてきた。
しほろ牛は乳牛を飼育している酪農家の牧場で生まれたホルスタインの雄子牛が活用されている(雌牛は搾乳牛となる)。生後1週間から2ヵ月の間に肉牛農家へ導入され、20ヵ月ほど肥育して出荷。体重50㎏程度だった子牛が出荷される時には800㎏ほどになるというから驚きだ。
しほろ牛の特徴は、脂肪分が少ないヘルシーな赤身肉。脂肪が少ないというと肉質が固そうなイメージがあるかもしれないが、しほろ牛はジューシーでやわらかく、脂の旨みもしっかり感じられる。和牛に胸焼けしがちな人も、しほろ牛なら飽きることなく、どんどん食べられそう。

赤身肉の旨みと脂のジューシーさをあわせもつ「いいとこどり」の部位。1枚ずつ小分けにされていて使いやすい

「2020年から2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で残念ながら開催できませんでしたが、町民や周辺地域の方にしほろ牛のおいしさを知っていただきたいと、毎年夏に『しほろ牛肉祭り』を開催しています。50年おいしい牛肉作りに取り組んできたことと地道な普及活動のかいあって、地元の人だけでなく道内外の方にも少しずつ知ってもらえるようになってきました。ふるさと納税を利用して、全国の方に味わっていただけたら、そして『しほろ牛っておいしい!』と知ってもらえたら、生産者としてこれ以上の喜びはありません」(士幌町肉振興会会長 力石和彦さん)。

「安心・安全で品質の高いしほろ牛をぜひご賞味ください」(力石さん)

しほろ牛には3つのブランドがあり、今回紹介した以外に、ホルスタインと黒毛和牛の交雑種(F1)「しほろ牛 クロス」や、14ヵ月ほどで出荷する若齢肥育の「しほろ牛 若丸」の生産にも力を入れている。「クロス」と「若丸」も今後お礼の品に登場予定。今回紹介したしほろ牛とはまた違った味わいの2種にも注目してほしい。

「土を作る会社」が作った、甘さ際立つトマトジュース

土や農家・農協向けの農業培土の製造・販売を行う「森産業」。この「土を作る会社」が作ったトマトジュースに注目が集まっている。

余計なものが一切入っていないから、濃厚で甘いトマトの味を感じられる

「士幌高校の授業の一貫でトマトジュースの開発を行いました。商品自体はすでに製造していたので、売るための商品名やコンセプトをデザイナーも交えて考えてもらったんです。弊社の土で育てた、赤・黄・橙の3種類のミニトマトを使っていて、微妙な味の違いがあります。製造工程はとてもシンプル。トマトを洗って大きな釜に入れて煮るだけ。水分量は調整していますが、合成着色料や保存料は一切入っておらず、加塩もしていません。正真正銘、100%トマトジュースです」と森産業の内田明宏さん。

森産業の池澤順二さん(左)と内田明宏さん。
自社の培養土を使ってトマトを栽培している。

トマトしか入っていないなんて信じられないくらい甘くておいしいので、子どもにも大好評だとか。

また、北海道産の100%オーガニック原料を使用した園芸用土「人と野菜を育てる十勝のつち」も、お礼の品に用意されている。

「人と野菜を育てる十勝のつち」は、6000円以上の寄付で申し込み可能

誰にでも簡単に野菜作りができる有機培養土なので、これから家庭菜園を始めたい、という人にもおすすめ。

士幌高校の生徒が作った、優しい味のアイスクリーム

続いては、町立の農業高校である「士幌高校」の取り組みを紹介したい。作物の栽培や家畜の飼育を中心に農業生産の現場を学習する「アグリビジネス科」と、農畜産物の食品加工を学習する「フードシステム科」の2つの学科が設けられ、森産業のトマトジュースのように、地元企業や農家と協力して特産品の開発を行うだけでなく、生徒自ら飼育・栽培・食品加工も行っている。

「私たちが作りました!」(左から、士幌高校フードシステム科 熊谷ほのかさん、阿部優月さん、遠山葵さん)

今年からお礼の品に登場したアイスクリームは、高校で飼育している乳牛から搾乳した生乳を使用し、校舎に隣接した食品加工施設で製造している。乳牛の飼育や搾乳を主に担当するのはアグリビジネス科の生徒たち。牛舎や寝床をきれいに保ち、丁寧なブラッシングを行うなど、牛たちにとってストレスフリーな環境作りに注力している。

ストレスフリーで育った牛の生乳を使用。ほどよいコクと甘さを感じられる

この取り組みが評価され、2018年には全国の高校で初となる「アニマルウェルフェア認証」を取得した。
アイスクリームの製造を手がけるのは、フードシステム科の生徒たち。甘さはほどよく口当たりまろやか。牛乳の味はしっかりと感じられるが、後味はさっぱりしている。士幌高校の取り組みとともに注目してもらいたい。

十勝の豊かな大地が生んだ、麦が香るピルスナービール

美しい眺望に圧倒される「東ヌプカウシヌプリ」の山の麓に、黄金の大麦畑が広がっている。この大麦を原料に「旅のはじまりのビール」という素敵な名前のビールが造られている。

旅のはじまりのビール

大麦を生産する「士幌地ビール研究会」会長の岡田智明さんに話をうかがった。

「士幌地ビール研究会」の皆さん

「大麦作りを始めたのは17年ほど前。試行錯誤しながら、地道に活動を続けてきました。売り先にも苦労して……契約していたビール工場がやめてしまったり、少量しか買い取ってもらえず余っている大麦を捨てざるをえなかったり。そんな時、ちょうどHOTEL NUPKAさんから声がかかって『旅のはじまりのビール』を造ることになったんです。長く続けていたらいい出会いがあるんだ、と実感しましたね。このビールの特徴は、その年の大麦の出来栄えによって、微妙な味の違いが出ること。僕たちもビールが完成したらみんなで集まって『今年はキレがあるね』『コクがあって好きだな』と盛り上がるんです」。

原料の大麦。

「旅のはじまり」のビールは、気心知れた仲間との「会話のはじまり」のビールでもあるのかもしれない。

お礼の品は士幌町の地図が描かれた限定ラベル。

老舗菓子店が惚れ込んだ、士幌産エリモショウズ

天保8年創業以来、備前岡山で伝統の製法によって饅頭を製造し続けている岡山銘菓の老舗「大手饅頭伊部屋」。この老舗が惚れ込んだ小豆が士幌町の「エリモショウズ」である。
「30年程前、産地視察に訪れていた社長が、ふと立ち寄った士幌町で車から降りた時に感じた空気が『小豆に適している』と感じたことがきっかけです。使ってみて非常に品質が良かったので、それ以来、士幌産を使用しています」(大手饅頭伊部屋 常務取締役 大岸聡武さん)。

おいしいあんこを作るためには、煮えむらができないように小豆の粒が均一であることが求められる。士幌産のエリモショウズは毎年変わらず、色・形・粒径が揃った高品質なものが出荷される。大手饅頭伊部屋や全国の有名菓子店から高く評価される所以だ。

]生産者である「髙橋農場」の髙橋裕幸さんは「エリモショウズは農家にとってはなかなか手強い相手」と苦笑いする。

「じゃがいもの収穫を終えたら、小豆の収穫が始まります」(髙橋さん)

「でも実際『大手まんぢゅう』を食べると、味に感動しますね。上品な甘さでつい食べすぎちゃう。改めて士幌の小豆はすごいなと」(髙橋さん)。

大手まんぢゅう(10個入)
他にも、廃棄される小豆の皮を使って染めたエコバック付きのセットも用意されている。ありそうでなかった淡い小豆色が美しい

士幌町のお礼の品のクチコミ

北海道士幌町

よつ葉パンケーキミックスセット(8,000円)

2022年3月1日 19:13

宮島ムーさん

これだけ入って寄附金額8,000円はうれしいです。
家族でおいしくいただきました。

セット内容
・バターミルクパンケーキミックス450g 1袋
・北海道十勝100クリームチーズ100g  1個
・北海道十勝100チーズペースト100g  1個
・パンにおいしい発酵バター100g  1個

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北海道士幌町

牛乳そのままアイス(8,000円)

2018年11月4日 15:40

たれぞうさん

とてもさっぱりして美味しいアイスです。
甘過ぎないところが良いですね。
発送も早かったです。
妻が毎日お風呂上がりに2個ずつ食べてます。
ありがとう御座いました。

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北海道士幌町

インカのめざめと玉ねぎのセット(7,000円)

2018年4月16日 12:56

さいふぁ@新潟さん

大好きだけど、スーパーであまり見掛けないインカのめざめを食べたくて探していたら、玉ねぎとセットになっているこちらを見つけました。

届いたインカのめざめは、見たことが無い位大きくて、早速コロッケにして食べました。
美味しいのはもちろんですが、ホクホクして食べごたえがありました。
玉ねぎも美味しかったです。

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自治体情報

北海道士幌町(しほろちょう)

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