総力取材記事

やんばるの玄関口・金武町「健康と癒し」のまちから、バラエティ豊かなラインナップ

やんばるの玄関口・金武町「健康と癒し」のまちから、バラエティ豊かなラインナップ

若い移住者に人気のまち、テーマは健康と癒し

沖縄本島中部にあり、東海岸に面する金武町。亜熱帯の自然と、豊かな水源に育まれ、稲作や田芋などの農業や、泡盛の生産も盛んなまちである。

現在は、米軍基地の一部返還に伴う再開発が進む。健康と癒しをテーマに温泉、ホテルにビーチ、スポーツ施設などを整備。最新鋭の設備を備えた医療施設もあり、プロ野球やプロサッカーのキャンプ地としても注目されている。

KINサンライズビーチから見た金武町。返還されたギンバル地区の再開発が進む

まちをあげて「子どもを産み育てやすいまちづくり」に取り組む金武町は、県内でも子育てしやすいまちとして知られ、合計特殊出生率日本一に輝いたことも。まちには活気があり、若い世代の移住先としても人気だ。

今回は、充実した医療設備を活用した人間ドック+脳MRI受診コースを返礼品として用意した。沖縄を楽しみながら、体と心を見つめ直す旅はいかがだろうか。

最新設備を備えた医療施設では、沖縄旅行を楽しみながら人間ドックを受けられるメディカルツアーも受け入れている

ホテル宿泊や食事、日帰り温泉にも使えるギフト券

前述のビーチやスポーツ・医療施設と並んで海を望む場所に建てられたのが、沖縄では珍しい天然温泉が楽しめる「ASBO STAY HOTEL」だ。支配人の竹野さんは「レストランや温泉だけのご利用でも、気軽に立ち寄っていただきたいですね」と語る。

ビーチを望む高台にあるASBO STAY HOTEL
客室は全て25㎡以上。海が見えるバルコニー付きでバストイレ別。くつろぐにも、ワーケーションにもぴったり。2段ベッドの4名用の部屋も

ホテルレストラン「Alo Edesse」のシェフとして腕を振るう山中さんは、国内外の名店で研鑽を積んだ名シェフ。かつて主宰したレストランは、仏ミシュランのグリーンスターを獲得した実力の持ち主で、世界中にファンも多い。

金武町の食材のおいしさを存分に引き出したフランス料理は、パンやスイーツもこだわりのホテルメイド。ぜひご堪能あれ。

金武町産の食材は彩りも鮮やかで味わい深い。Alo Edesse(アロ エデッセ)は沖縄の新たな名店として人気を博しそうだ

加水なしの天然温泉は、日帰り入浴も可能。筋肉や関節のこわばりなどに効果があり、まちのスポーツ施設を利用する方々にも好評だ。

絶品の食事と、温泉の効能がともに楽しめるASBO STAY HOTELで「健康になる」沖縄旅を満喫したい。

新ビーチで楽しむ、地元食材BBQにマリンレジャー

同ホテルには、2022年に開園したばかりの「KINサンライズビーチ&海浜公園」が隣接。

ビーチの「I♡KIN」のオブジェはSNSで人気スポットに。シンボルの岩から朝日が昇る光景は圧巻。早起きして見に行く価値あり

全長800mの白い砂浜が続くロングビーチは県内最上級だ。透明度が高く、美しい青い海では、海水浴だけでなく豊富なマリンレジャーと、貴重な金アグー豚などを使ったバーベキューも堪能できる。子どもから大人まで楽しめるビーチとなっている。

食材の選べるバーベキューは、海が見える専用テラスで
ファミリーで楽しめるアクティビティも豊富に用意

金武町観光協会の池上さんは「フェスやスポーツの祭典をはじめ、他のビーチにはない施設など、さまざまな新しい試みにチャレンジしたい」と意欲を見せる。すでに、世界的なアウトドアブランドからのオファーをはじめ、視察をいくつも受けているという。沖縄旅行の新たな目玉になりそうだ。

子孫繁栄の縁起物「田芋」のおいしさを伝えたい

田芋は、子孫繁栄の縁起物として、琉球王朝の宮廷料理でも使用されていた高級食材だ。今でも沖縄のお祝いの席のごちそうには欠かせない。

金武町のイメージキャラクター「金武ターム」くん。田芋の妖精

その外観と、独特の粘りのある食感、そしてほのかな甘みは、しばしば里芋や栗きんとんにも例えられる。

県外の人には馴染みが少ないかもしれないが、田芋はとても用途が広い食材だ。味噌汁やカレー、シチューなどの汁物や煮物の具をはじめ、グラタンやコロッケ、パイやケーキに使ってみてほしい。お馴染みのメニューの新しいおいしさに出合えるだろう。

薄くスライスした田芋の表面をカリッと焼いて塩コショウするだけで絶品の一皿が出来上がる。素材の良さがなせる業だ
田芋に牛乳とコンソメを加えて煮立て、ハンドミキサーであえて食感を残したポタージュに。まろやかな甘みは冷製でも引き立つ

ご用意した返礼品は、採れたての新鮮な田芋を茹でて真空パックしたもの。面倒なアク抜きや下ごしらえは不要で、すぐ使える手軽さが魅力だ。

火が通っているため、そのまま使用可能。皮ごと食べられる。親芋はホクホク、子芋はモチモチした食感が特徴だ

「本当においしい田芋は、炊くと表面の皮が割れて、まるで微笑んでいるように見えるんですよ」と語るのは「笑う芋の会」の東恩納さん。今回ご用意したものも、もちろん「笑う芋」だ。食卓にぜひ取り入れてみてほしい。

若手の田芋農家で結成した笑う芋の会では、土壌改良から田芋作りに取り組む。収穫後に一つひとつ選別し、良い田芋のみを厳選する

県内でも人気の田芋を使ったスイーツも取りそろえた。「龍の蔵」の田芋チーズケーキと「ケーキの店・マルメロ」の田芋シューとパイのセットだ。

濃厚なチーズと、ほんのり甘くもちっとした田芋の層が絶妙な味わい
クリームに練り込んだ田芋のシューと、田芋あんとパイ皮との食感が楽しめる田芋パイ

いずれも田芋の食感と風味を存分に活かしたスイーツ。遠方から買い求める人も多い人気の品。この機に食べ比べてみてはいかがだろうか。

手に取って鳴らせばわかる、一生ものの美しい三線

松堂登さんは、金武町の「松堂太鼓三線店」にて、三線をはじめとした沖縄の伝統芸能にまつわるあらゆる楽器や道具を作っている。

自身も三線奏者である松堂さんは、奏者として納得がいくものしか制作しないという。

三線作りに必要な工具も松堂さんのオリジナルで制作されている

今回の返礼品として数量限定で用意した三線も、見事な職人技の結晶である。漆を丹念に塗られた棹の艶、滑らかな手触り、ピンと張られたニシキヘビの皮の光沢は、ほれぼれするほど美しい。

胴にはニシキヘビの厚い一枚皮を使用。きれいに張るためには高い技術力が必要だ

三線は、弦の振動が棹から胴のヘビ皮に伝わって共鳴することで音を出す。上質な三線は、手に取ってつま弾くと、その音が棹と胴を行き来するさまが、音叉のように持ち手に伝わる。

三線ケース。保存の際はずっとケースに入れっぱなしにせず、定期的に出して弾いてほしい

音色を決めるのは、素材の質と職人の技術だ。音の良い三線を作るために必要な黒木は、すでに世界的に枯渇し、希少なものとなっている。手に入るもののなかで良質な素材を、コンマ数ミリ以下の単位で削り出し、何十もの工程を経て一つの三線が出来上がる。

一つひとつの三線にそれぞれ個性が宿る。松堂さんは素材の個性と向き合い、あるべき形を生み出していく

最低でも4年。なかには10年以上かかるものもあるという。まさに、沖縄の歴史と文化が宿る逸品だ。手に取って鳴らせば「一生もの」の意味を実感できるだろう。

松堂さんは三線だけでなく、地元の伝統芸能に欠かせない太鼓やミルク面、獅子舞の面なども復元。その貢献は多大だ

金武町のお礼の品のクチコミ

沖縄県金武町

アップルマンゴー 4~5玉(20,000円)

2016年8月8日 15:53

はぴぷれさん

4月にふるさと納税した金武町から先週末にマンゴー4玉が届きました。
マンゴーは人気商品なので3~4月あたりからチェックしていました。
金武町のマンゴーはとても大きくてびっくりしました。
ちょうど食べごろでとても美味しかったです。

参考になった

自治体情報

沖縄県金武町(きんちょう)

こちらの自治体詳細

バックナンバー

ふるさと納税ニッポン!SNS
Loading ...