南伊勢町は、三重県の南東部に位置し、町面積の半分以上が伊勢志摩国立公園の中にある。リアス海岸の美しい風景の中には、真鯛養殖の筏や県下一の漁獲量を誇る奈屋浦漁港があり、海の幸に恵まれている。人気の観光スポットは、漁港のふもとから登って行ける見江島展望台から眺められる「ハートの入り江」。恋人の聖地に認定され、多くのカップルが訪れる。夜は満点の星空を観賞することができる。
令和2年度、ポータルサイトの掲載開始や返礼品を充実させたところ、寄付件数は前年比2倍以上に急増。「コロナ禍の影響で真鯛養殖業などが大打撃を受け、寄付金とともに激励の言葉をいただき、感謝しています」と語る同町観光商工課の奥夏海さん。
海の豊かさを満喫できる返礼品の中から、手軽に楽しめる3品を紹介しよう。まずは、「伊勢海老の姿造り」。
漁港近くの店で、活き伊勢海老をすばやくさばいて即冷凍。包丁・まな板も要らず、解凍すれば新鮮なお造りがすぐに食べられる。頭もみそ汁などに使える。食べ方ガイドも同梱。
南伊勢ブランド認定「寶鯛の西京漬け」は、注文を受けてから鯛を引き上げ、一つずつ手作業で作るこだわりの品。
味噌の浸かり具合が日ごとに深まっていくので、好みのタイミングで食べられる。頭は鯛めしで楽しみたい。
「おいしかった!リピートします」とうれしい声が寄せられる「BBQセット」。食べ応えたっぷりのサザエとカキに加え、地元民定番のアッパ貝。ホタテよりも旨みが強く、潮の香りが食欲をそそる。返礼品で南伊勢の海の豊かさが感じられる。
「返礼品には、豊かな自然が満喫できるスキューバダイビングやシーカヤックなどのマリンアクティビティの体験もあります」(同町・奥さん)