北海道東部に位置する中標津町。知床世界自然遺産や摩周湖、阿寒湖、釧路湿原といった道東の名所へアクセスがよく、道東観光の空の玄関口となる「中標津空港」を有する。
酪農を中心とした農業が盛んで、飼育している乳牛は人口よりも多いというから驚きだ。牛乳をはじめアイスクリームやチーズ、乳飲料など様々な乳製品が作られており、その品質の高さは酪農王国・北海道の中でもトップクラスである。名所のひとつ、中標津町や周辺地域で見られる、牧場を割って延々と伸びる直線道路「ミルクロード」は、テレビや雑誌などで目にしたことがある人も多いだろう。この名前は、牛乳を出荷するタンクローリーが走る道路であることから付けられた。
「全国の方に中標津のおいしい牛乳を知ってもらいたい」という思いから、返礼品では牛乳や各種乳製品を取り揃えている。「ジェラートシレトコ」の「北海道感動カップジェラート」は、中標津町産の新鮮な生乳をたっぷり使った絶品ジェラート。そのおいしさから各種メディアで紹介されることも多く、全国的にも人気の商品だ。牛乳の味がしっかりと感じられる「北海道ミルク」、甘さが際立つ塩ジェラート「知床のしお」、レアチーズケーキ風味の「クリームチーズ」、甘酸っぱい「野いちご」など味のバリエーションも多い。生乳のコクに驚かされつつ、後味はすっきりと優しい。子どもから大人まで幅広い年代の方におすすめしたいジェラートである。

おいしい牛乳も返礼品に用意されている。「なかしべつ牛乳」は町内で生産された生乳を100％使用。製造過程において、安全かつ風味を損なわないように85℃で15分間殺菌しているため、コクがあるのに後味はさっぱりとして飲みやすい。寄附者からは「12本も飲みきれるか不安だったけれど、飲んでみたらおいしくてあっという間になくなってしまった！」という嬉しい声がたくさん寄せられている。
ここまで読んで「牛乳は苦手だから」とページをめくろうとした人は、ちょっと待ってほしい。中標津町には「牛乳が苦手な人でも飲める牛乳」があるのだ。その名も「なかしべつ牛乳プレミアムNA2MILK」。町内で飼育されている乳牛のうち「A2遺伝子」のみを保有する牛だけから搾乳した牛乳である。牛乳に含まれるタンパク質「βカゼイン」にはA1とA2の2種類があり、一般的な牛乳には「A1βカゼイン」と「A2βカゼイン」の両方が含まれる。牛乳を飲んでお腹がゴロゴロするのはA1が原因と考えられており、A1を含まないA2ミルク「なかしべつ牛乳プレミアムNA2MILK」が注目を集めているのだ。A2ミルクは近年世界的にもシェアが拡大しており、体調改善など健康面に与える良い影響について研究が続けられている（ただし、乳糖不耐症への効果はないので注意）

中標津町は海に面していないが、陸路の中継地として釧路や根室など近郊で水揚げされた海産物が集まる卸売市場や加工場がある。「中標津地方魚菜」では、最先端の窒素技術を活用して干物を製造。これにより原料の鮮魚を酸化させずにおいしい干物ができあがるのだとか。主に東京や大阪などの大都市に出荷され、百貨店や有名レストラン、ホテルなどで提供されている。返礼品の「北海道産干物セット7種」は、程よく脂がのった「開きホッケ」や上品な旨みを感じられる「宗八カレイ」、地魚の「コマイ」など、7種類もの干物が入っており食べごたえ抜群。ぜひご自宅で北海道の旬の味を楽しんでもらいたい。