総力取材記事

世界的クリスタルガラスメーカーが誇る日本酒を楽しむ究極の酒器や注目株のピーナッツクリームも!

世界的クリスタルガラスメーカーが誇る日本酒を楽しむ究極の酒器や注目株のピーナッツクリームも!

日々の暮らしを彩る、最高級クリスタルガラス

茨城県南部に位置し、白鳥が集う牛久沼や広大な水田地帯、小貝川など豊かな自然環境を有する龍ケ崎市。このまちで1934(昭和9)年に、日本初のクリスタルガラス専門メーカーとして創業したのが「カガミクリスタル」だ。以来、同社の食器は最高級クリスタルガラスとして、皇室や迎賓館、日本国大使館などで取り扱われてきた。
まずご紹介したいのが、2019年4月に登場した冷酒器「和乃美」。グラスには、古来から吉祥を表す松・竹・梅をモチーフに、江戸切子伝統文様である菊つなぎが施され、その美しさにしばし見とれる。徳利は、日本酒の香りを逃さぬよう口径や形状にもこだわった。「日本酒を五感で楽しむための究極の酒器です」と、営業部・和田耕治さんは胸を張る。
丸い形が愛らしい「江戸切子手まり花瓶」は、幾何学模様を江戸切子で表現。小さな花を飾るもよし、そのまま飾るだけでも絵になる華やかな一品だ。繊細な作品の数々に、日本特有の美意識や伝統を感じさせられる。

江戸切子は江戸時代から続く伝統硝子細工。切子士の手技によって緻密な文様が生まれる
江戸切子とサンドブラスト技法を合わせた、ふくろうの置物。八角籠目紋と魚子紋が美しい
その緻密さから高い技術を要する菊つなぎのカットが見事
その緻密さから高い技術を要する菊つなぎのカットが見事
日本食の膳に馴染むよう考えられた形状。「梅」は、真上から見ると梅の花の形に見える粋な演出が

濃厚ピーナッツクリームから、唯一無二のスーツに煎餅まで

市内で落花生の栽培から焙煎、加工、販売までを一貫して行う「ピーナッツカンパニー」。代表の石嶋祐介さんは、「若い世代にもっと国産落花生を食べてもらいたい」と、3年かけて看板商品の「ピーナッツクリーム」を開発。4ヘクタールほどの畑は落花生の殻を堆肥にした肥料を使い、土作りからこだわる。農薬や除草剤も一切使用しない。また、種まきから草取り、収穫、乾燥まではすべて手作業だ。収穫後1週間ほど天日干しにしたあとは、円筒状に野積みする「ボッチ」に。手間と時間をかけてさらに自然乾燥させることで、より香りや甘みが増すのだそう。「保存料や添加物は不使用。使うのは甜菜糖と塩、クリームを滑らかにするためのオーガニック植物油脂です。小さい子どもにも安心して食べてほしいから、原材料も厳選しています」(石嶋さん)。
一口含めば、滑らかな口どけとともに、濃厚で風味豊かな味わいが口いっぱいに広がる。素材の持ち味が活かされた極上のピーナッツクリームだ。

プレーンと渋皮入りの「ビター」、国産入り大豆のきな粉が香ばしい「きなこ」をセットに。トーストに◎
「子どもが喜んで食べてくれるのが嬉しい!」(石嶋さん)
湿度や気温、豆の水分量を鑑みて加減しながら焙煎。焙煎後にペースト状にしていく

「自由奔放なオーダースーツ」を求めて日本全国から客足が絶えない「メンズヨシワラ」からは、お仕立て券を。
「あえて誰もやらないことをやる」と言い切る代表取締役の深野良介さん。最高級の品質とデザイン性が魅力のベルギーのスキャバル社の生地を使って仕立てる「オーダースーツ」は、上襟やフロントカットのデザインをはじめ裏地のセレクトやボタンホールの色変えなど、細部にわたって、とことんこだわることができる、他にはなかなかない返礼品だ。ヨシワラだからこそ実現できる唯一無二の「自分だけの一着」に、ぜひ出会いに行ってほしい。

シャツは、肌触りや光沢に優れた日本最高峰のファブリックブランド「ロイヤルカリビアンコットン」の生地約60種から選択できる
裏地の種類は100種以上!「令和」が目立つような仕掛けが施された珍しい生地も
贅沢に一枚革で作るホールカットもオーダー可能。100通り以上の履きあわせサンプルを用意しこの上ない履き心地を実現
深野良介さん(中央)。内﨑哲生さん(右)はロンドンで研鑽を積んだ仕立て職人

最後に訪れたのは、創業105年の老舗「鍵林」。店舗併設の工場で、創業当時から手作りにこだわった煎餅を作り続けている。おすすめは、日本で初めて醤油を振りかけた元祖・揚げ餅である「醤油」と、マヨネーズのコクと韓国のりがマッチする「マヨ韓」、辛みと旨みを堪能できる「七味」、四国産青のりを独自の製法で生地に練りこんだ「田舎揚のりもち」の4種が入る「揚餅詰め合わせ」。絶妙な味わいもさることながら、その食感も感動モノ。熟練の職人でも難しいとされる高度なホイロ作業により、生地を乾燥させて適切な水分量にすることで、軽すぎず硬すぎない絶妙な「サクサク感」を実現。「皆さんが応援してくれるから長く続けられる」と笑顔で話すのは代表取締役・瀬尾紗衣子さん。魅力的な商品は、やはり魅力的な生産者から生まれるものだと実感させられた。

せいろで蒸し上げたもち米。乾燥後10日ほど置いてからホイロ作業に入る
「揚げ餅醤油」は、創業当時から継ぎ足している秘伝の醤油タレを振りかけた自慢の一品。旨い!
県産コシヒカリの生地に生醤油で味付けした煎餅や塩、豆、のり、昆布など多様な味わいが楽しめる
「農業体験など、体験型の返礼品も増やす予定です」。龍ケ崎市商工観光課・櫻井壮さん(左)と秋山正典さん(右)

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自治体情報

茨城県龍ケ崎市(りゅうがさきし)

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