総力取材記事

新ブランド「十勝ワインビーフ」や、やわらかローストビーフに生ソフト。美食に彩られたワインのまち

新ブランド「十勝ワインビーフ」や、やわらかローストビーフに生ソフト。美食に彩られたワインのまち

まちのシンボルが50周年「池田ワイン城」

十勝平野のほぼ中央、牧歌的な街並みが続き、古くから農業で栄えてきた池田町。自治体が主体となってブドウ栽培を始めた珍しい地域で、1963年には「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」にて果実酒類試験製造免許を取得。現在も地下の熟成庫には設立当初からのワインがオールドヴィンテージとして眠り、研究用として保存されている。日本でのワイン造りのまさに先駆けであり、池田町は名実ともに「ワインのまち」だ。

「池田ワイン城」はオープンから50周年を迎えたアニバーサリーイヤー

またアーティスト「DREAMS COME TRUE」のボーカル・吉田美和さんの故郷としても知られ、ともに周年記念が重なった2024年夏には「池田ワイン城50周年感謝祭×DREAMS COME TRUE 35周年ドリカムとドリカムの日」としてイベントを大々的に開催。池田ワイン城から十勝平野を見下ろしながら歌とワインを堪能した。

一歩足を踏み入れるとワインの芳醇な香りが漂う地下の熟成庫や、目移りしてしまうほどたくさんのワインが並ぶ販売コーナーもあるワイン城
多彩なワインの中から、きっとお気に入りが見つかるはずだ

料理と楽しむための十勝ワインのこだわり

池田町で造るワインは一貫して辛口だ。北海道の冷涼な気候で育まれるブドウの酸味をストレートに表現した、フルーティで爽やかな味わい。ワインは料理と一緒に味わってこそ魅力が最大限に発揮されるとの想いから、あえて甘みを残さずキリッとした味わいに仕上げている。そして醸造になくてはならないのが樽の存在。ワイン城の地下熟成庫で見られるフレンチオーク樽が、ワインに味わいや香り、色に深みを与えるほか、木材のため完全に密閉されないことから緩やかに熟成が進む。

ワイン城では有料試飲コーナーもある。味わいを試してから購入が可能

返礼品ではかつて町民のみが購入できた「町民用シリーズ」や、さまざまな味わいを堪能できるセットを用意。好みやバリエーションで選ぶのもいいだろう。

地域の人向けに販売されているワイン「町民用シリーズ」
ブドウの品種や熟成の異なるワインが飲み比べられるセットも好評だ

ワインと相性抜群の絶品ローストビーフ!

池田町のワインをいただくなら、ぜひ合わせて味わいたいのが「十勝池田食品」のローストビーフ。ふるさと納税の返礼品だけで年間で3万食の実績を誇る大人気の逸品だ。こだわりは北海道産牛肉と塩、スパイスのみというシンプルな素材であること。

北海道産牛のモモ肉の旨みがギュッと凝縮。甘さを抑えた付属のソースも人気

「2023年からはさらに製法をブラッシュアップ。試行錯誤を重ねてよりおいしくなりました」と取締役の吹本崇さん。表面を焼き付けてから低温調理することで、噛むほどに感じる肉本来の旨みとやわらかさを両立。お届けはチルドのため賞味期限は15日間と短めながら、真空パックで3個に小分けされているので、到着後すぐに食べ切らない場合は冷凍での保管も可能。

カットしたものにワサビを添えてワインと楽しむのはもちろん、ごく薄く切って熱々のごはんにのせたローストビーフ丼もスタッフのおすすめだ。

チルド配送で、できたてを工場から直送してくれる
「おつまみからちょっとしたごほうびなど、日々の食卓で楽しんでほしい」と吹本さん

ほのかな塩気がクセになる、濃厚ソフトクリームに感動

池田町でジェラートやソフトクリームの店といえば「ハッピネスデイリー」。1990年創業で、地元のリピーターも多い一軒だ。

ミルクの濃厚なおいしさを堪能できる生ソフトクリーム
牧歌的な風景を楽しめるイートイン席もあり、ドライブの途中にもぴったり

「大切にしているのは、〝基本を変えない〞ということ」と話すのは創業者・嶋木正一さん。これまでも人気だった返礼品「生ソフトクリーム」に加え、新たに「チーズ&生ソフトクリーム」が2024年から仲間入りした。

1個120㎖と大きめサイズながら、すっきりした甘さと軽やかさであっという間に完食できるおいしさ!

好評の生ソフトクリームにイタリア産マスカルポーネチーズを加えた一品で、濃厚ながらほんのり感じるチーズ由来の塩気がクセになる。「生ソフトクリームとチーズ、それぞれお互いの味わいが感じられ、かつお互いの味を邪魔しないバランスに仕上げました」(嶋木さん)。これぞまさにマリアージュ。ぜひお試しいただきたい新スイーツだ。

牧場の中に建つ実店舗。ジェラートもぜひ味わおう
店頭では明るいスタッフが出迎えてくれる

希少部位も大好評!上質なエゾ鹿ペットフード

ベテランハンターと協力し、安全でおいしいエゾ鹿肉を届けてくれるのが「エゾの杜」だ。2016年に設置された「池田町エゾシカ等解体加工処理施設」は、翌年には「エゾシカ肉処理施設認証」を取得、十勝で獲れたものを「十勝エゾ鹿」と名付けてブランド化した。このエリアのシカは豊富に食料があるため一年を通じて肉質がやわらかく、冬には適度に脂が乗るのが特徴だ。人の食用としてはもちろんペットフードが話題となっている。

処理されたエゾ鹿は店内奥にある工房へ運ばれ、エゾの杜社長の三坂一茂さんらが丁寧に加工
ジャーキーはワンちゃんが食べやすいよう繊維に対してカットする方向にもこだわる

定番の「ジャーキー」をはじめ、一頭丸ごと加工しているからこそ「腕軟骨」や「大腿骨関節」といった多彩な希少部位が楽しめるのも特徴的。合成保存料や添加物不使用で一つずつ丁寧に加工している。大切な家族の一員であるペットのごはんやおやつの時間がより充実しそうだ。

多彩な希少部位が試せるセットは、愛犬家から大好評
もちろん人が食べる製品も人気。ジビエを使ったレトルトは手軽に本格的な味が楽しめると好評

ワインのまちが生んだ「十勝ワインビーフ」

2024年、新たなブランド牛「十勝ワインビーフ」が誕生した。程よい脂とやわらかさ、そのおいしさは「令和5年度北海道枝肉共励会」にて優秀賞一席を受賞したお墨付き。生産しているのは黒毛和種の繁殖・育成を手掛ける「池田の森牧場」だ。8~10歳の雌牛に酵母菌を加えた餌や、近隣の農家から受け取る麦の葉や茎のほか、ワイン城から提供されるワインの搾りかすを与えてゆっくりと時間をかけて肥育。ワインの搾りかすを餌に混ぜることで牛たちの食欲が増進され、リラックス効果も高まるため、よりよい肉質となるのだという。

令和5年度北海道枝肉共励会では、優秀賞一席を受賞
ワインを作る際に出るブドウの搾りかす。牛の餌に混ぜて与えている

「牛たちが健康にゆったりと過ごせる環境を整えることが第一」と社長の戸田好浩さん。「年間150tの生産を目標に掲げ、新たなブランドの誕生で地域雇用や産業を生み出したい」とも語ってくれた。

「牛が自由にのんびり過ごせる牧場が理想」と社長の戸田さん
戸田さんの牧場では自由に歩き回る仔牛の姿も見られ、人も牛もストレスフリーが信条だ

肉そのものが上質な十勝ワインビーフはやはりシンプルにステーキでいただくのがいいだろう。牛を育んだ同じブドウで醸造したワインとともに味わおう。

適度な霜降りと、肉本来の旨みが堪能できる。シンプルにステーキで味わおう
噛むほどにあふれる肉の旨さに目を見張る

プロの目利きで厳選した、活ゆでの贅沢な毛ガニ

北海道の新鮮食材を豪快に味わえると、食事が評判の宿「フンベ HOF おおくま」からは大ぶりの毛ガニをお届けする。プロが厳選した北海道十勝の港で朝仕入れ、大ぶりで身の詰まった毛ガニを生きたまま絶妙な塩加減で活ゆでし、チルドと冷凍で提供。身はもちろん、濃厚な蟹味噌も楽しみだ。食べ終わった後の殻からも出汁がたっぷり出るため、汁物や雑炊などにぜひ再利用してみてほしい。

身の詰まった毛ガニは濃厚な蟹味噌と和えて食べるのもいい。年末年始の人が集まるシーンにもおすすめ
豪快な食事が評判のペンション、フンベ HOF おおくま

池田町のお礼の品のクチコミ

北海道池田町

【北海道】赤にこだわったビンテージ12本(129,000円)

2024年9月1日 16:25

まーてぃーさん

寄付をしてすぐに届きました。
池田町のワインは人気があるので、とても楽しみにしていました。
7種類のワインが12本も届きます。
ぶどうの果実味を感じられるものが多いです。
賞を受賞しているものもあったり、とても美味しく頂きました。

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北海道池田町

[北海道] 赤にこだわったビンテージ12本(105,000円)

2023年7月8日 18:27

まーてぃーさん

池田町のワインは人気が高いので、心待ちにしていました。
どれも美味しくて色んな種類があって、楽しんでいます。
葡萄の果実味を感じられるものが多くて、大変美味しいです。

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北海道池田町

十勝ワイン(100,000円)

2023年5月18日 14:45

まみさん

初めて十勝ワインを飲んだんですが、爽やな酸味とコクがあって飲みやすいなぁ〜と思いました!後味もすっきりしていて、旦那と2人で一夜で一本空けちゃいました(笑)
12本も入ってたので、これから他種類の赤ワイン飲むのが楽しみです〜(^ ^)

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自治体情報

北海道池田町(いけだちょう)

こちらの自治体詳細

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