総力取材記事
温泉旅行を楽しむクーポンが人気。歴史あるホテルの味や伝統工芸品、クラフトビールにも注目!
温泉・自然・芸術・グルメ、楽しみの尽きない観光地
鎌倉時代から宿場町として賑わい、関東屈指のリゾート地となった神奈川県箱根町。
「箱根十七湯」と呼ばれる大小17の温泉地が点在する温泉街であり、大自然を満喫できる「芦ノ湖」や「大涌谷」などの観光名所をはじめ、「箱根神社」や「九頭龍神社」などのパワースポット、個性的な美術館や博物館、気軽に歩けるトレッキングコースなど、バラエティに富んだ見どころがある。
名水を使った蕎麦屋、イタリアンやフレンチの名店、湖畔のカフェなどグルメも充実していて、旅人たちに愛された銘菓も味わいたいところ。
都心から日帰りでも行けるアクセスのよさも魅力の一つだが、良質な温泉やおいしい食事などを存分に楽しむには泊まりがけで行くのがおすすめだ。
箱根町の返礼品では旅行クーポンが人気で、町内で1泊以上の宿泊を伴うJTBでの旅行商品に使える「JTBふるさと納税旅行クーポン」と、箱根温泉旅館ホテル協同組合加盟の宿で使える「箱ぴたふるさと宿泊補助券」がある。
「箱根でゆっくり過ごしたい」と思ったら返礼品を活用して旅に出かけよう。
湖畔の景色を眺めながら、本格フレンチに舌鼓を
ちょっと贅沢な時間を楽しんでみたいなら、返礼品で「山のホテル」のフランス料理レストラン「ヴェル・ボワ」でのランチコースはいかがだろう。
ゆとりあるレストラン内は箱根・芦ノ湖畔と山のホテルの庭園に面して大きく窓がとられ、ゆったりと落ち着いた雰囲気のなか、本格フランス料理が提供される。窓の向こうのテラス席は、季節の風を感じながら芦ノ湖や富士山が見渡せるビューポイントだ。
小田急リゾーツ マーケティング部 営業推進担当の奥山牧雄さんに利用した方の感想を訊いたところ、「〝店内は明るく、景色がすばらしい〞〝丁寧な接客が心に残った〞などといったお褒めの言葉が多いです。〝お食事はどれもおいしく幸せな気持ちになり、またぜひ伺いたい〞という言葉も頂戴しております」とのこと。また、5月には約3000株のツツジと約300株のシャクナゲが見ごろを迎え、目を楽しませてくれる。
どこか懐かしい味わいの、老舗宿のクッキー
1878年に日本初の本格的リゾートホテルとして開業した「富士屋ホテル」は、チャップリンなどにも愛されたことで知られる。平成の大改修の工事を経て、歴史を重ねた趣はそのまま安全性や機能性を高めて生まれ変わった。
そんな老舗宿の上品な味わいが楽しめる返礼品が「富士屋ホテル クッキーL」。富士屋ホテル統括本部営業部の勝俣麻衣子さんは「私たちは代々受け継がれてきた歴史を大切に守り続けています。どこか懐かしい味を楽しみながらリラックスし、豊かな気持ちになっていただければ幸いです」という。12種類の多彩な味と食感のクッキーが詰め合わされ、味はもちろん色や形にもこだわっているので、素敵なティータイムを演出してくれること間違いなしだ。
ふわふわの柔らかな食感と、上品な甘さの箱根銘菓
昭和25年、箱根にのれんを出した和菓子の老舗「ちもと」。緑豊かな川沿いにある「滝通り本店」には工場が隣接していて、先代より受け継いだ製法で和菓子作りを続けている。その工場内を見学させていただいた。
「食品添加物などは極力使わず、素材の力だけで体にやさしく安全な和菓子を作っています。当店が目指しているのは1口、2口と食べ進めるうちにどんどんおいしさが増す和菓子。一つずつ手作りなのも、職人にとって一番大切な道具である手で直接触れることで、練り具合を調節できるからです」と言うのは製造担当の笹倉貴晴さん。
看板商品の「湯もち」は、白玉粉にメレンゲを加えて練り上げた柔らかい餅に、箱根早川の岩石になぞらえた本練羊羹を切り入れ、ほんのり柚子の香りが漂う銘菓。返礼品の「箱根銘菓ふわふわのお餅」に、この湯もちと箱根八里の馬子の鈴をモチーフにした鈴型のもなか「八里」、刀の鍔をかたどり落花生と胡麻で焼き上げた香ばしい皮につぶ餡をはさんだ「忍」の3種類の和菓子が入っている。
日持ちは発送日を含めて4日間と短いが、作りたてにこだわった和菓子をぜひ味わってほしい。
料理と一緒に楽しみたい、高評価のクラフトビール
世界的に活躍する「NOBU」こと松久信幸氏とのコラボレーションで2011年、強羅に開業した「ITOH DINING by NOBU」のスタッフだった柏田竜也さんと横野高明さんが、2017年にオープンしたのが「GORA BREWERY&GRILL」。
時を同じくして、レストランに併設された醸造所で、箱根の天然水を使用した個性豊かなクラフトビールの醸造を開始。
日本地ビール協会が主催する「インターナショナル・ビアカップ(IBC)2018」では、初出品にして「HAKONE KOHAKU」が金賞受賞という快挙を成し遂げ、2020年のIBCでは「HAZY JUICE」が銀賞を受賞した。
返礼品は、ほのかに香る柑橘香とコリアンダーのスパイシーさが特徴のHAKONE KOHAKU、シトラスホップとグレープフルーツの香りが爽やかなHAZY JUICE、モルト由来のコクとホップの苦味とのバランスが絶妙な「RISING SUN IPA」の3種詰め合わせ。
醸造最高責任者の横野さんは、「それぞれタイプが異なるので、飲み比べてみてください」と言う。
料理人としての経験値や技術は、繊細なバランス感覚が要求されるビール醸造にも存分に活かされているようだ。
「レストランのコンセプトはビールと料理のペアリングです。たとえばHAKONE KOHAKUは白身魚や酸味の効いた料理と、RISING SUNIPAは肉料理や揚げ物と、HAZY JUICEはエスカベッシュや酢豚などと合います」とか。自宅で好みの食材とのマリアージュを楽しんでみては。
職人の技術が結集した、箱根寄木細工の秘密箱
「箱根寄木細工」は、箱根山の恵まれた自然条件を背景にさまざまな樹木の自然の色を生かして精緻な幾何学模様を作成し、小箱などに利用した日本伝統的工芸品だ。昭和初期から箱根寄木細工を製作・販売してきた箱根丸山物産の三代目代表取締役、丸山一郎さんにお話をうかがった。
「箱根寄木細工は職人が天然の木材を一つひとつ選びながら、作っていきます。代表的な作品の『秘密箱』は、箱の面を順番通りにスライドさせると開けることができます」と目の前で操作してくれた。スライドさせる回数が多いほど難しくなり、少ない箱は4回、販売されている中で最も多い箱は324回だ。
「現在のような秘密箱は19世紀末ごろ、箱根湯本の指物職人だった大川隆五郎が考案したとされています。その後、箱根の観光地としての発展とともに、職人たちの中に高度な技術やアイディアが蓄積されていきました。秘密箱は、海外ではコレクターの収集の対象にもなっています」
構造が複雑なため、伝統的な秘密箱を作れる職人は少なくなったとか。返礼品の「秘密箱12回仕掛け」は4寸サイズで、中にプレゼントを入れて大切な人に贈るのもおすすめだ。いつまでも記憶に残るに違いない。
花の香りに癒されながら、みずみずしいしっとり肌に
スキンケア商品に定評のある、「グライド・エンタープライズ」の「箱根ルルルン フェイスマスク」も返礼品に採用されている。箱根バラ(正式和名・サンショウバラ)は箱根湿生花園から剪定時に提供を受けた枝葉から、また、アジサイは箱根登山鉄道の協力により線路沿いのアジサイの花からエキスを抽出している。保湿効果が高いため、うるおいに満ちた肌へと導いてくれる。「やさしい花の香りに癒される」「肌に密着して、使用後はしっとり感が長続きする」などと好評で、リピーターも多いそうだ。
箱根町のお礼の品のクチコミ
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