総力取材記事

木材とバスケのまちからお届け!秋田名物「きりたんぽ鍋」と本場グルメ、幻の和牛「鶴形牛」も
木の温もりとバスケの熱狂!人をつなぐ情熱あるまち
秋田県北部の能代市は、「秋田杉」を中心とした木材交易の要所として隆盛を極め、明治時代には「東洋一の木都能代」とうたわれた。木材研究所や製材業が進歩し、現在も類いまれな技術で全国の木材業を支えている。


また能代市は「バスケの街」として名高い。高校バスケで58回の全国制覇を飾った「能代工業(現・能代科学技術)高校」は国内外にその名をとどろかせる名門校。市を挙げてバスケットボール振興に取り組んでおり、市内の公園にはバスケットゴールが25基もある。そんな能代市のバスケ愛を象徴する拠点が「能代バスケミュージアム」だ。県内チームはもとより、国内やNBAの貴重な資料も多数展示。世界各国からファンが訪れ、来場者数は延べ5万人を超える。


お土産に大人気のオリジナルTシャツは、能代科学技術高校の練習ユニフォームを模したデザイン。能代工業時代から受け継がれた伝統のデザインで、身につければ気分は名門チームの一員だ。


世界唯一の製材加工技術と本格秋田杉グッズ
木都能代ならではのバスケ関連グッズも人気だ。秋田杉をメインに扱う「渡辺事業所」は、専門性の高い製材加工で全国に顧客を持つ職人チーム。木板をミシンで縫い合わせて、強く軽量な新材料へ加工する「円筒LVL」技術は世界で唯一だ。

そんな同社が樹齢100年前後の秋田杉を目利きし、バスケにちなんだキーホルダーとプレートを手がけた。それらは、返礼品にもなっており、独特の気品がただよう。冷涼な秋田県では杉の年輪は数ミリずつしか太らない。そのため木目が驚くほど緻密で、触り心地も強度も優れている。清々しく優美な香りも特徴だ。


職人の渡辺 恒さんは「秋田杉は業者も仕入れを競い合う銘木。その美しい風合いを、身近に感じてほしい」と話す。

希少な秋田杉をカジュアルに楽しめる、バスケの街らしい返礼品。贈り物にもうれしい、価値があせない逸品だ。
伝統の炭火が決め手!粋な郷土料理がずらり
エモーショナルダイニング「酒食彩宴 粋」は、地産地消にこだわる能代市人気の居酒屋だ。白神地鶏やハタハタといった地元食材はもちろん、調理に使う炭にも能代市檜山特産の「春香炭」を使う徹底ぶり。郷土料理の本質を守りつつ新しいアレンジを加えた料理は、舌の肥えた地元の人々もとりこにする。


特に「きりたんぽ鍋」は、日本三大地鶏の比内地鶏をぜいたくに使った人気メニュー。焼き目が香ばしいきりたんぽに、地鶏の脂が濃厚なほんのり甘めの黄金スープ。このスープをたっぷりふくんだ「あきたこまちきりたんぽ」の、もちもちとした食感がたまらない。

春香炭の香りを楽しむなら「炭火牛焼肉ピザ」がおすすめ。味つけは照り焼き風で、炭の香ばしさと甘いしょうゆソースが相性抜群。パリッとした生地が炭の香りを際立たせている。

極めつけの返礼品は、能代の食文化をまるごと楽しめる「能代ふるさと堪能セット」。なかでも、炭火のハタハタ2尾がついた炊き込みごはんは珍しい。ハタハタの魚醤「しょっつる」がベースのご飯に、ハタハタの魚粉をかけて頂く。魚の奥深いコクをガツンと感じる一品だ。他にも、能代市B級グルメ「豚なんこつ」、能代伝統辛みそ「なんばんべっちょ」、大人気の「いぶりがっことクリームチーズのみそ漬け」など郷土の味が勢ぞろい。


一度食すとファンになる、秋田県能代市の魅力が詰まった品々を、ぜひご賞味あれ。
教えたくない幻の鶴形牛!甘みある肉は市民のごちそう
「鶴形牛」は、能代市でただ一軒「朝場畜産」だけが飼養する幻の黒毛和牛。地元スーパー「テラタ」では、そのA4ランク以上の極上肉を長年取り扱っている。


肉質の秘密は地元の米をブレンドした独自飼料。一頭一頭の消化速度にまで気を遣い、負担をかけずにゆっくり育てるため、牛本来の健康的な成長能力が肉を良質にするのだ。鶴形牛にほれ込み、自ら仕入れを担う店長の鈴木雄亮さんは「見た目の美しさ、脂のコク、肉の弾力。どれもが鶴形牛の魅力」と太鼓判を押す。

鶴形牛の真骨頂である脂と赤身の甘みを楽しむなら、豪勢なサーロインだろう。やわらかく旨みが濃いと評判だ。

すきやき用ロースは店長イチオシ。ふんわりと滑らかな舌触りで、きめ細かなサシがジューシー。贈答にも喜ばれる一番の人気部位だ。

また、バラカルビは強い旨みとしなやかな食感が特徴。焼肉にすれば、引き立つ香りが猛烈に食欲をそそる。

能代市の大地が育んだ鶴形牛。地元の人々が特別な日に楽しむ確かなおいしさを、ぜひその舌で味わってほしい。
能代市のお礼の品のクチコミ
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