奈良県北西部に位置する王寺町は、明治時代に県内で最初に鉄道が開通するなど交通の要衝として栄えてきた。

近年は王寺駅周辺に有名ラーメン店が多く出店し「ラーメンの町」としても認知されつつある。また、達磨寺をはじめ聖徳太子ゆかりの歴史文化資源が残る文化のまちであり、聖徳太子の愛犬「雪丸」はまちの公式マスコットキャラクターとなっている。
ふるさと納税のお礼の品にも、雪丸のかわいらしいイラストが描かれたグッズが多数並ぶ。中でも人気なのは、シャイン工芸が手がける「雪丸フライパン3点セット」。

ケマーズ社（デュポン社から独立）の厳しい検査に合格した工場のみで製造できる「テフロン加工」のフライパンで、高い耐熱性と耐久性が特徴。その使い心地の良さと丈夫さは寄付者にも好評で、本誌の「2020年度下半期クチコミ大賞」では銅賞を受賞した。
ちょこんとおすわりした雪丸が描かれた「リキッドジェット」は、手をかざすだけで除菌液を噴射してくれるアルコール除菌ディスペンサー。

製造販売を手がけるのは三方物産。雪丸イラスト以外にも、正倉院宝物ゆかりの〝天平文様〞を施した商品があり、県内の飲食店や旅館、ホテル、レジャー施設など、各種施設に設置・使用されている。
聖徳太子にとっての雪丸のように、愛するペットがいる人におすすめしたいお礼の品が、プロのチョークアーティストに肖像画を描いてもらえる「オーダーペット肖像画」だ。

この肖像画を手がける、ぎんのいすART WORKS 銀野左和子さんによると「チョークアートの魅力は、単なる肖像画ではなく、その中に飼い主の思いを入れられることだと思います。ペットの誕生日やご家族の誕生日プレゼント、看板にしたいというオーダーもありますよ」。