愛媛県八幡浜市
三代目訳ありせとか4kgサイズ不揃い(10,000円)
2025年3月30日 21:12
りすくまさん
「かんきつの女王」とも言われている、せとかを初めて食べました。
とろ〜りととろける果肉は濃厚でジューシーで、外皮がとても薄く、果肉がぎっしりと詰まっていました。
手で剥く事も出来るので、手軽に食べることができました。
「八幡浜に来たらやっぱりみかんです。身近でありながら地元の人にとっては特別なものです」こう話すのは、八幡浜市役所・政策推進課の松平昌也さん。
みかんが有名な愛媛県の中でも、最大の生産量と出荷額を誇る八幡浜市。温暖な気候の上、日照量が豊富で、降雨量も適度。みかんにとって最高の環境だ。平地が少なく、海岸から標高300mまで急な斜面が続く。
この地でみかん栽培が始まったのは明治24年頃。130年も前、山を開墾し、先達たちが手作業で石を積み上げ山頂までみかん畑を広げていった。太陽の恩恵を存分に受けられるこの土地と、石垣こそが甘みの強いみかんを育てるための知恵だったのだ。八幡浜のみかんは東京市場での人気が高く、毎年のように日本最高峰の評価を得ている。地の利だけでなく130年にわたる農家の方々の努力と誇りが高い品質を維持してきた。市内には1500戸以上のみかん農家があり、それぞれが産地の名に恥じない品質を守っている。
見晴らしのいい段々畑でみかんづくりに情熱を注ぐのが「かじ坊」の梶谷高男さん・佳男さん兄弟。みかん農家の三代目だ。栽培に力を入れているのが「まどんな」。2005年に品種登録された県内でしか栽培が許されていないオリジナル品種だ。樹になるゼリーとも呼ばれ、みかんのような粒感がなく、とろけるようななめらか食感はまさにゼリーのよう。
デリケートなまどんなは、温室でつくられるものが多い中、梶谷さんの畑では露地栽培で育てている。果実本来の味を追求するため、自然環境の中で太陽の陽射しをたっぷりと浴びさせる。そうすることで、温室育ちのものより生命力に満ちた濃い味わいになるのだ。
取材に伺ったのは8月末、摘果作業の真っ最中だった。摘果が終わると糖度を一度でも上げるために、水分管理を徹底する。「柑橘はストレスを与えることで糖を蓄えるんです。大事なのが水分ストレスです」とはいえ、過度にストレスを与えると樹勢を弱めてしまう。その見極めこそが農家ならではだと高男さんは話す。摘果作業により選りすぐられたまどんなは、収穫まで3ヵ月をかけてじっくり樹上熟成される。
愛媛県では次々と品種改良が行われ、新種の柑橘が登場している。中でも高男さんが一番好きな柑橘が「甘平」だ。「食感がいいんです。そして、とにかく甘い」。この甘平も愛媛県のみで栽培されている新品種。甘く、形が平らなことからその名が付けられた。ズシリと重い実には粒がぎっしりと詰まっていて、シャキッとしたユニークな食感を楽しめる。甘みが強く、高いものでは糖度が15度を超える。
「高級品種をジュースにするのは珍しいですよ」と高男さん。大事にしているのは、果実を搾る時期。かじ坊では樹成りで完熟させ、おいしさがピークを迎える時期に収穫し搾汁している。そして、甘平そのものの味を表現するために選んだのが、果実の中身だけを吸い出すインライン方式という搾汁方法だ。これにより、外皮の油分やえぐみ、渋みが混ざらず、果実そのものを食べている感覚がそのまま味わえる。一口飲めば本物の味が伝わるだろう。
真穴地区は八幡浜の中でも屈指のみかんの産地。品質も評価も最高だ。「栽培の技術はもとより、何より立地がいいんです。だから真穴の柑橘はどれもおいしいです」と話すのは矢野洋子さん。真穴で採れた柑橘だけにこだわり加工品をつくっている「3・Sunカンパニー」の代表だ。
使うのは、自らが栽培したもの。「マーマレードは贅沢品です。皮に傷があると使えないですから」。傷がついたり、色が悪い規格外の果物を使うのではなく、マーマレードにしておいしいという視点で果実を選んでいる。
素材は、果実とレモン果汁と砂糖のみ。シンプルな素材を際立たせるのが丁寧な工程だ。薄皮を一つずつ除き、実を取り出す。粉ペクチンは使わず、薄皮を煮詰めて抽出した天然のペクチンを加えてとろみをつける。果実に真摯に向き合ってつくった自信作は、今年の世界マーマレード大会で金賞を受賞した。審査員からは、香りと風味がいいと評価を得た。
真穴の柑橘という圧倒的な存在が他には出せない味をつくり出したのだ。
お湯を注ぐと、爽やかな香りが鼻をくすぐる。柑橘とハーブという面白い組み合わせのお茶だ。一口飲むとまろやかな甘みが広がる。純粋においしい。「味にも香りにも癖があって飲みにくい。そんなハーブティーのイメージを変えたいんです」。こう話すのは、ハーブに魅せられ会社を起ち上げた宮﨑三容子さん。
素材の成分をそのまま抽出するお茶もまた素材の質が味を決める。ハーブは納得いく高品質なものを厳選。自らが育てたものを使うこともある。そこにブレンドするのが、地元が誇る柑橘だ。実を乾燥させチップにして加えると色と香り、甘みも一段と増し、柑橘とハーブが味を引き立て合う。「薬効成分があるところも面白いんです」。伊予柑を使ったハーブティーは喉が痛い時におすすめ。「のど飴よりいいのよ」と宮﨑さん。
香りや味だけでなく、効能を最大限に引き出す配合も大事にしている。優しい効き目でからだを整えてくれるお茶だ。
八幡浜は宇和海の恵みで栄えた魚のまちでもある。それを支えてきたのがトロール漁。「昭和水産」は四国で唯一のトロール船「海幸丸」を持つ網元だ。2隻の船で1つの網を曳いて水深150〜200mの海底にいる魚を一気に獲る。
その多彩な魚でつくるのが一夜干しだ。まず、みずみずしくふっくらとした身に驚く。「味わいを決めるのは鮮度です」と代表取締役の宮本英之介さん。おいしさの秘密は、獲れたてをすぐに調理する加工の素早さ。漁船を持つ網元ならではの強みだ。水揚げされた魚は港に着くとすぐ加工場に運ばれ、プロの目で最適な大きさ、脂乗りがいいものが選ばれる。
魚の旨みを逃さないように極力水に当てる時間は短く、きれいに素早く開き、美しさも追求する。塩加減は控え目。
ミネラル豊富な海洋深層水でつくった冷塩水に浸すことで、まろやかな塩味に仕上げる。噛むと凝縮された旨みが口いっぱいに広がる極上の八幡浜名物だ。
このまちで生まれ長年地域に親しまれてきた味がある。「西南開発」の魚肉ソーセージだ。
実は八幡浜が発祥の地なのだ。戦後、食の欧米化が進む中、蒲鉾をソーセージ化しようと試行錯誤し誕生したのが魚肉ソーセージ。魚を洋食として食べる発明品は、当時は高価で庶民にとって憧れの存在だった。その後、原料となるアジの漁獲量が激減。原材料の変更を余儀なくされ味は時代とともに変化していった。「昔ながらの魚肉ソーセージを食べてみたい」社員たちの間で元祖の味復活の声が上がり、30年の時を超えて昔ながらの味を再現させたのだ。
国産のアジのみを使い、製法も石臼と杵を使用し開発当初の味にこだわった。しなやかな歯ごたえとしっかりと感じるアジの旨み。大衆の魚肉ソーセージとは一線を画す仕上がりだ。
八幡浜の先人たちが生んだ無二の味をぜひ味わってほしい。
愛媛県八幡浜市
2025年3月30日 21:12
りすくまさん
「かんきつの女王」とも言われている、せとかを初めて食べました。
とろ〜りととろける果肉は濃厚でジューシーで、外皮がとても薄く、果肉がぎっしりと詰まっていました。
手で剥く事も出来るので、手軽に食べることができました。
愛媛県八幡浜市
2023年12月26日 09:28
たつ子さん
知人から美味しいと聞き、気になっていた『まどんな』みかん!薄皮の中には、むっちりと中身が詰まっていて、ひとくちに食べると「え?これみかんなの?」と思うような、甘みとプルッと食感がします。こんなに美味しいみかんは初めてで、子供も一個じゃ足りないと、続けて3個食べていました(笑)一家大満足でしたので、来年もリピートしたいと思います。
愛媛県八幡浜市
2022年12月6日 09:04
オレンジさん
マドンナと言う品種は初めて食べたのですが、皮が薄く身はプルプルでとっても美味しかったです!みかんともデコポンとも違うのですが食感も良く又食べたいですね。
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