総力取材記事

大粒ホタテやズワイガニなど流氷がもたらす海の恵みを全国へアザラシに癒やされる紋別旅行も

大粒ホタテやズワイガニなど流氷がもたらす海の恵みを全国へアザラシに癒やされる紋別旅行も

カニ、ホタテ、ウニ、ホッケ流氷がもたらす豊富な海の幸

オホーツク海に面した紋別市の街並み。冬には水平線の彼方から流氷が訪れる

北海道の北東部、オホーツク海に面した「流氷のまち」紋別市。冬になると海流にのって流氷が押し寄せ、その流氷に付着した植物プランクトンが解氷とともに増殖。これをエサにする動物プランクトンや魚が集まるため、紋別港ではカニ・ホタテ・マス・ホッケ・カレイ・スケトウダラなど様々な海産物が水揚げされる。中でもホタテは肉厚で旨みが濃縮されていておいしいと、全国的にも人気が高い。
紋別市をはじめオホーツク海沿岸で行われているホタテ漁は、稚貝を海に放流し、海底で4年間育ててから漁獲する「地撒式」で行われている。かつては天然ものの採捕が主流だったが、乱獲や環境変化によって水産資源が激減、衰退の危機に陥ってしまった。そこで試行錯誤を繰り返し、稚貝の数を計画的に調整することで安定した量を漁獲する「地撒き式」が生み出され、現在も続けられている。流氷が運んできた栄養豊富なプランクトンを食べ、広い海底を自由に泳ぎ回り、ほぼ天然と同じ環境で育つことで、身が厚くおいしいホタテに成長するのである。

オホーツクの海底で4年かけて立派に育ったホタテは、初夏から秋にかけて水揚げされる

大粒でおいしいホタテを世界基準の衛生管理で出荷

ホタテの貝柱を20~30分で急速冷凍する「トンネルフリーザー」。鮮度を保ったまま冷凍することができるので、旨みを逃さない
ホタテの殻むきは手作業で行われている。熟練スタッフが目にも留まらぬスピードで貝柱をはがしていく
マルカイチ水産の直売所では、三大ガニ(ズワイ・タラバ・毛ガニ)や生ホタテなど、新鮮な海の幸を地元価格で販売している

返礼品にも多くの生ホタテやホタテの加工品が並ぶ。とりわけ目をひくのがマルカイチ水産の大粒ホタテだ。直径3~4㎝ほど、身がしまっているのでずっしりと重量感がある。
「オホーツクのホタテはグリコーゲンがたくさん含まれているので、甘みが強くておいしいんです。鮮度とおいしさを損なわずに皆さんの食卓へお届けできるよう、その日水揚げされた新鮮なものをすぐに工場で殻むきし、トンネルフリーザーという機械で急速冷凍して出荷しています」(マルカイチ水産安中慎一さん)。
ホタテの他にも魅力的な海の幸が紹介しきれないほどあるのだが、ここではもうひとつ「鱒イクラ醤油漬け」を紹介しておきたい。イクラというと鮭の卵のイメージが強いかもしれないが、北海道では鱒のイクラもよく作られる。パッと見には違いがわからないが、鱒イクラの方が少しだけ小粒。マルカイチ水産の鱒イクラは新鮮なイクラを厳選し、カツオのアツ削り節や利尻昆布だしなど素材にこだわった自家製醤油ダレに漬け込んだ逸品で、「鮭イクラよりも濃厚でおいしい」とリピートするお客様も少なくないのだとか。200gずつのパックに小分けされているので食べたい分だけ解凍できるのも嬉しい。
マルカイチ水産では鮮度や味はもちろんのこと、「HACCP」による衛生管理を行うなど、食の安心・安全への意識も高い。HACCPとは安全で衛生的な食品を製造するための管理方法のひとつで、原料の受け入れから製造・出荷までのすべての工程において、どの段階で微生物や異物混入が起きやすいか予測・分析し、被害を未然に防ぐシステムである。世界最高水準と言われ、特に難しい「EU HACCP」の認定も取得。紋別市から世界に向けて安心・安全な海産物を出荷している。

大きな身の中に旨みがぎっしり詰まっている。ぜひ刺身で食べてプリプリとした身の食感と、口いっぱいに広がるおいしさを堪能してもらいたい
サケイクラに比べるとやや小粒だが一粒一粒の味が濃厚。皮が薄めで舌触りもよい
見よこのボリュームを!脂のりがよくジューシーで食べごたえのある身はシマホッケならでは
濃厚な旨みが特徴のエゾバフンウニ。限りなく生に近い状態で急速冷凍しているので、新鮮な状態で味わうことができる

アザラシに癒やされ、極寒を体験し、絶景を楽しむ

アザラシランド:飼育員の合図で「あーん」と大きく口を開けて、お口の健康をチェックしてもらっているところ
今後は繁殖にも力を入れたい、と語る飼育員の岡崎雅子さん。近い将来、アザラシランドで愛らしいアザラシの赤ちゃんを見られるようになるかも……?
アザラシシーパラダイス:ゴマフアザラシのアグくんと日和ちゃんが暮らしている。公式Twitter(@aguhiyori)で愛らしい姿を見られるのでぜひチェックしてみて
氷海展望塔オホーツクタワー:海底階にはクリオネの水槽やミニ水族館があり、一年を通して楽しめる

紋別市には日本で唯一のアザラシ保護施設「オホーツクとっかりセンター」がある。「とっかり」とはアイヌ語でアザラシの意味。アザラシの鑑賞・観察ができる保護施設「アザラシランド」と、えさやり体験などができる「アザラシシーパラダイス」を有し、観光スポットとしても人気が高い。ふるさと納税の寄付金もアザラシの保護活動の運営経費や施設整備費として活用されている。アザラシランドは保護・飼育を主体とする施設だが、えさの時間には飼育員の解説を聞きながら間近でアザラシを観察できる。アザラシシーパラダイスのえさやり体験は飼育員のように合図を出したり、ごほうびにえさをあげたりできるので、より身近にアザラシを感じられると好評。
両施設は「ガリヤ地区」と呼ばれる一帯にあり、このエリアには紋別観光の主要施設が集積している。そのひとつ「氷海展望塔オホーツクタワー」は、オホーツク海上にそびえ立つ展望施設だ。海上約24mの展望テラスからはオホーツク海をパノラマビューで楽しめ、冬の時期には流氷や運が良ければアザラシの姿を見られることも。また、地下の展望フロアでは海中や流氷の下を観察することができる。
オホーツクの流氷についてもっと知りたいと思ったら「オホーツク流氷科学センター」が最適だ。流氷の元となる氷晶の発生装置やプロジェクションマッピングでオホーツク海のメカニズムを紐解くコーナーなど、展示物が充実している。見て学ぶだけでなく、竜巻を人工的に発生させるブースやマイナス20℃の寒さを実際に体感できて流氷にも触れる極寒体験室など、複数の体験コーナーが設けられており、大人も子ども楽しめる。
ガリヤ地区を離れ、紋別山(大山)を登ると山頂に「スカイタワー」がそびえ立つ。標高は東京タワーとほぼ同じ高さの334m、地上24mの展望室からは紋別市の街並みとオホーツク海、知床・大雪連邦を見渡せる。眼下に広がるオホーツクの海と遠くの地平線、流氷が押し寄せて真っ白になった海面と雪に覆われた街並み、ここでしか見られない風景だ。
返礼品では、これら5つの観光施設に入場可能な「紋別観光5施設セット券」が用意されている。また、往復航空券(羽田空港オホーツク紋別空港)と紋別セントラルホテルの宿泊券(1泊朝食付き)がセットになったプランもあるので、ぜひこれらを活用して紋別市を訪れてもらいたい。

オホーツク流氷科学センター:極寒体験室ではシャボン玉やタオルを凍らせる実験もできる。プランクトンを氷漬けにして展示した「流氷水族館」も見応え十分
スカイタワー:敷地内にはコテージやおいしいコーヒーや食事を提供するカフェもあり、自然の中でゆったりとした時間を過ごすことができる
ぐるり360度の景色を見られる展望室

鮮度バツグンのズワイと食べごたえ抜群のタラバ

昭和58年に作られた高さ12m幅6m重さ7tの巨大なカニのオブジェ。かつては流氷の時期に海上に浮かべていたそう

オホーツクの海の幸と聞いて真っ先に思い浮かぶものは何だろうか?おそらく多くの人が「カニ」と答えるだろう。オホーツクを代表する3大カニは「タラバガニ」「毛ガニ」「ズワイガニ」だが、中でもズワイガニは全国トップクラスの水揚げ量を誇る。プリプリとして弾力のある食感とまろやかな甘さが特徴で、カニしゃぶにして食べるとそのおいしさが際立つ。
返礼品の「本ズワイガニしゃぶしゃぶセット」は、身の大きさが5Lサイズもあって食べごたえ抜群。むき身の状態で届くので、面倒な殻むきが必要ない点も嬉しい。カニの旨みをダイレクトに感じられる贅沢な逸品だ。しゃぶしゃぶセットと銘打っているが、天ぷら、カニ飯、バター醤油でソテーなど、他の食べ方でももちろんおいしく味わえる(生食は不可)。
もっと豪快にカニを食べたい!という人には、紋別沖で水揚げされた約1.5㎏のタラバガニをまるごと1杯使用した「タラバガニ甲羅盛」がおすすめ。大釜で茹で上げた後すばやく手ほぐししたカニの身を超急速凍結させているので、旨みがしっかりと閉じ込められており、茹でたてのようにジューシー。脚1本で大満足のボリューム感だ。紋別市の返礼品にはズワイガニやタラバガニの他にも毛ガニやカニの加工品など100種以上が用意されている。数に限りがあり、人気のものは品切れになってしまう可能性が高いので、早めにお申し込みを。

セットには昆布も付属している。この昆布もおいしいので、だしを取った後はそのまま召し上がれ!
総量1㎏のむき身が届くセット。身のサイズや太さによって届く本数は異なる
タラバガニは箸でつかむのが大変なほど脚が太くて身が厚い。見た目にも豪華なのでお祝いの席にもおすすめ
塩茹でしてあるので、自然解凍後、調理不要で食べられる

紋別市のお礼の品のクチコミ

北海道紋別市

14-66 北海道オホーツク海産ホタテ玉冷大(1kg)【緊急支援品】(14,000円)

2024年1月15日 13:40

ほかしみさん

大粒でお刺身で食べるととても甘みがあって美味しかったです。
お刺身の時は、半解凍してから横スライスすると食べやすいです。
バター焼きをすると、身が小さくなりますが、これもまた美味しいです。
たくさんあるので、今度はホタテフライを作ってみようと思います。
グラタンに入れても美味しそうです!

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北海道紋別市

16-81 【新米予約】令和6年産 北海道産ゆめぴりか10kg(5kg×2)【2024年10月中旬以降お届け開始予定】(13,000円)

2023年12月28日 12:18

はるとパパさん

人気米の「ゆめぴりか」を、ふるさと納税で初めて体験しました!
やっぱり北海道のお米はおいしかったです!
紋別市キャラクターの「紋太」のパッケージも可愛くて、楽しくいただきました!

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北海道紋別市

14-66 北海道オホーツク海産ホタテ玉冷大(1kg)【緊急支援品】(14,000円)

2023年6月23日 16:27

ももんさん

もう何回頼んだのか忘れるくらいリピートしています。
1番人気の理由は食べたらわかるし、1回食べたら他のホタテには戻れない。

今回はキャンプ用に新調したバーナーで炙ってみました。
炙った香ばしさがホタテの甘みをより強く感じさせてくれます。

ホタテはなんにでも合うし、解凍も簡単なので、冷凍庫に必ず入れておきたくなります。

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自治体情報

北海道紋別市(もんべつし)

こちらの自治体詳細

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