北海道のほぼ中央部に位置する赤平市は、旭川市や札幌市へのアクセスがよく自然も豊かで住みよいまちである。また、俳優の鈴井貴之さんの出身地ということもあり、たびたびドラマの撮影や人気TV番組｢水曜どうでしょう｣の撮影が行われている。

2022年は番組内で建てられた｢水曜どうでしょうハウス｣が公開され、道内外から多くのファンが赤平を訪れた。

そんな赤平市でいま注目を集めているのが、2022年12月に誕生した新ブランド｢MOC｣である。開発を手がけるのは、床材となる単板の製造において日本一のシェアを誇る｢空知単板工業｣。

｢北海道の木の価値を伝えたい｣と、工場から出た端材を利用した木のディフューザーと天然精油のセット｢MOC 植物の香りと木のディフューザーセット｣をリリースした。

香りの種類は｢MORI｣｢SORA｣｢TUKI｣の3種類。香料は不使用、100%天然精油が使用されており、それぞれの香りが｢食｣｢生命力｣｢安眠｣をサポートしてくれる。

｢エース｣のスーツケースといえば、旅行好きや出張の多いビジネスマン御用達のラゲージだが、国産スーツケース｢プロテカ｣シリーズや、ビジネスバッグなどは赤平で製造されている。

100名ほどが働く工場では、ミシンの音や大きな機械音が響き、大小様々なスーツケースが工程に沿って組み立てられていく。

工場内を奥へと進み、数台のミシンが並ぶ一角では、ふるさと納税限定品の｢ガジェタブル｣が作られている。ゆがみのないスタイリッシュなフォルム、背負い心地のよいショルダー、ポケットが豊富で収納力抜群な点が魅力の品。

80を超えるパーツを工業ミシンで縫い合わせるなど、すべての工程を人の手で行っているというから驚きだ。丈夫で高品質なビジネスリュックをお探しの方に、全力でおすすめしたい逸品である。

トイレットペーパーやボックスティシューなど、北海道内に流通するすべての｢エリエール｣製品を製造する｢エリエールペーパー 赤平工場｣。工場ではパルプを原料に水を加えて調合し、抄紙機で原紙を作り、トイレットペーパーやティシューに加工する。

今年度新たに登場した返礼品が、通常の2.2倍の長さのトイレットペーパー｢なまらたっぷり2.2倍巻｣。2.2倍巻きは交換回数を減らせて便利とあって近年ニーズが高まっている。

私たちの日常生活に寄り添い、助けてくれる赤平産の名品の数々。ふるさと納税を通じて、ぜひお気に入りに出合ってもらいたい。