市名の通り、春には市内随所に桜が咲き乱れる栃木県さくら市。2005年に喜連川町と氏家町が合併して新設されたまちだ。市内には氏家氏が築いた勝山城跡や喜連川足利家の城下町風情を残す寒竹囲生垣など、多くの名所が残る。喜連川城の城跡を囲むように点在する喜連川温泉は、塩化物泉の泉質で湯冷めしにくく、日本三大美肌の湯にも選ばれている。この温泉街の名物が昭和16年創業の老舗パン屋が作る「温泉パン」だ。温泉成分は含まれていないが、長い年月の中で多くの人から愛されるうちにそう呼ばれるようになった。食パンよりもかたく、フランスパンよりはやわらかく、噛みごたえのあるどっしりとした食感と、素朴でどこか懐かしい味わいが魅力。

県を代表する農作物のいちご栽培も盛んで、返礼品では「とちおとめ」と「スカイベリー」の2種類が登場している。とちおとめは、しっかりとした果実の中に果汁たっぷり、高い糖度と程よい酸味が特徴で、ジャムやスムージーなどの加工にも最適。一方のスカイベリーは2014年に登録された比較的新しい品種。とちおとめよりも粒が大きく、果皮はややかため。とちおとめ同様に甘さと酸味のバランスが取れた絶品。いずれも期間・数量限定なので、お申し込みはお早めに。

また、良質で豊富な地下水を利用した鮎の養殖も行われており、その規模は東日本一を誇る。天然鮎と同じように「追星」と呼ばれる黄金の斑点を持ち、身が締まっていておいしい。返礼品の甘露煮は国産品の原材料にこだわり、沖縄県産さとうきび・北海道産昆布・栃木県産かんぴょうを使用しており、贅沢な味を楽しめる。他にも人気の栃木県ご当地ドリンク「レモン牛乳」のアイスなど注目の名品がたくさん。魅力あふれるさくら市の名産品の数々を多くの人に知ってもらいたい。