総力取材記事

希少な十勝ブランデー、いけだ牛、 熟成セット、いきがい焼きで元気と笑顔を贈る池田町

希少な十勝ブランデー、いけだ牛、 熟成セット、いきがい焼きで元気と笑顔を贈る池田町

他に類のない新しい感動を、ワインのまち池田町から

単式蒸留器で2回に分けて蒸留。蒸留したてのブランデーは無色透明、芳醇な香りを放つ
窓を反射の少ないタイプに交換。 蒸留室内部が見やすくなった
奥には十勝産ミズナラで作った熟成樽もある

北海道の南東、十勝平野の中央やや東よりにある池田町。1963年、全国で初めて自治体主体でワイン造りを始めたワインのまちだ。製造施設であり観光拠点でもある「池田ワイン城(正式名称:池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)」は現在、改修工事が行われており、本館は休館中だ。オープン予定は2020年4月下旬。新生ワイン城では、町民と観光客との交流などを通じ、まちのワイン文化をより豊かに体感できる。
ただし、リニューアルを終えたC倉庫(スパークリングワイン製造施設)やワイン工場(瓶詰工場)、臨時の売店などは営業中。ガイドツアーも見学可能エリアで実施される。お越しの際は城内限定ワイン「夕映えの城」を要チェック。赤は優しい酸味とコク、白は爽やかな酸味とほのかな甘みが楽しめる。また辛口でフルーティーな町民用ロゼワインにも注目。いずれも手に入れにくい品だが、ふるさと納税で寄附いただいた方に限り、全国へ届ける特別対応を受けられる。
またフランスのコニャック地方の手法を用いて1964年から取り組んでいる、十勝ブランデーもファンが多い。まち特有の酸味の強いブドウは、格好のブランデー原料に。中でも際立って高品質な原酒を数量限定で30余年熟成させた「原酒EXTRA」は、通をも唸らせる名品。優美で華やかな香り、丸くふくよかな味が心地よく広がる。本館1階のブランデー蒸留&大樽熟成室の改築はすでに完了。来春以降、一新されたお洒落なショッピングエリアから、巨大な単式蒸留器2器や大樽をじっくり見学いただける予定だ。

バーや見学通路の整備など、リニューアルを完了したC倉庫スパークリングワインエリア
シャンパーニュ伝統の製造方法=瓶内二次発酵を用いたスパークリングワインの製造行程を窓越しに見学できる
ワイン城でしか買えない品をふるさと納税に限り全国へ届ける
キャンベル種の爽やかな酸味が楽しめる、辛口タイプのロゼワイン
「2020年春には改修を終え、生まれ変わったワイン城が皆さんをお迎えいたします。ご期待ください」と池田町ブドウ・ブドウ酒研究所・所長の安井美裕さん

愛情とワイン副産物の餌でいけだ牛はおいしく健やか

ワインの製造過程で出る絞りかすや澱が、いけだ牛の餌に。袋を開けると、いい香りが漂う。牛もおいしそうに食べている
裏山でのびのび過ごす牛たち。生後3~4ヵ月まで母子は一緒
「いけだ牛は気性が穏やか。いつものんびりリラックスして、筋肉が弛緩した状態で育つから、肉質がやわらいんですよ」と小原さん

今この自分にできることで老いも若きもまちを元気に

十勝いけだ屋は、「町内の良品で地元に活力をもたらそう」と一致団結した異業種・同世代7名から成る会社。「利益を出し、将来的に雇用を生む」という目標を掲げ、商品開発やイベント運営などを展開する。池田町のキーワード「熟成」をヒントに企画した、氷室で寝かせた野菜&コーヒーの「熟成セット」が大ヒット。代表の細川征史さんは「販売前は『売れ残っても、まっいっか』なんて話していたのに、ひと月足らずでまさかの完売」と当時を思い起こして笑う。続いて手がけた地元銘菓のセットも、注目を集める。
「私はブランデーケーキがおすすめ。しっとり豊潤な大人の味。ワインにも合いますよ」と赤松好子さん。パッケージが洒落ているから、ギフトにしても喜ばれそう。返礼品と一緒に、地元新聞など、その時々で入っているオマケが楽しい。
シルバー世代もしっかり活躍。「いきがいセンター」で、陶芸=「いきがい焼き」に励み、作品を販売。一部は返礼品になり話題を呼んでいる。ここに通う最高齢の長瀬ユキ子こさんは「来たいときに来て、作りたい物を作って、みんなに会えて、楽しい」とニッコリ。「米寿を迎えられた町民へのお祝い品は、ここの通所者さんたちが手作り。ひとつひとつ町長の直筆メッセージを入れた品が贈られます」と指導員の藤田秀行さん。小学校跡を使った工房では、ご長寿作家たちが、昭和40年から続くいきがい焼きの灯を守り続けている。
若手もシルバーも、それぞれ自分の力やスキルを発揮して、まちを元気に盛り上げている池田町。今を楽しむ大切さが、品を通じて伝わるようだ。

ご家庭でゆったりと幸せなスイーツタイムを
十勝いけだ屋の一人、赤松さん。東京や札幌でのカフェ起業・経営経験を活かし、郷里池田町でCafé&Lifeakaoをオープン
「作り手よし、買い手よし、地域よし、後世よし」をモットーに事業を展開する十勝いけだ屋。(上段左から)吉田さん、美濃さん、林さん(右)、(下段左から)田中さん、細川さん、松浦さん
生きがいセンターでは、陶芸作業を通じ、主に60歳以上の町民の健康づくり・生きがいづくりを支援
89歳の長瀬ユキ子さん(左)が20年、75歳の永田勝明さん(右)が13年のキャリアを有する、ベテラン陶芸作家。「自分の作品が、誰かの目を楽しませ何かに役立つことが、うれしく励みになります」と永田さん
ランプシェードとして楽しめる作品もある
まちで産出される粘土をこねて、湯のみや皿、花瓶などを自由に製作。専従の指導者がいるので、初心者も安心
作品は製作者が値段をつけて、センター内やイベントなどで販売。売上の半額は製作者に渡り、残りが粘土など原材料代に充てられる

池田町のお礼の品のクチコミ

北海道池田町

[北海道] 赤にこだわったビンテージ12本(105,000円)

2023年7月8日 18:27

まーてぃーさん

池田町のワインは人気が高いので、心待ちにしていました。
どれも美味しくて色んな種類があって、楽しんでいます。
葡萄の果実味を感じられるものが多くて、大変美味しいです。

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北海道池田町

十勝ワイン(100,000円)

2023年5月18日 14:45

まみさん

初めて十勝ワインを飲んだんですが、爽やな酸味とコクがあって飲みやすいなぁ〜と思いました!後味もすっきりしていて、旦那と2人で一夜で一本空けちゃいました(笑)
12本も入ってたので、これから他種類の赤ワイン飲むのが楽しみです〜(^ ^)

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北海道池田町

牧場の生ソフトクリーム<120ml×14個>(10,000円)

2020年8月23日 19:55

たけとんぼさん

北海道は池田町にある”ハピネスデイリー”というブランドの「生ソフトクリーム」です。

スイーツ・乳製品の激戦区の十勝の中でも人気のハピネスデイリーなので、たいへん期待していながらも「生ソフト」って何だろう??と思っていました。フタを開けて食べてみると…普通のアイスでした(笑)。もちろん、お味はバッチリで、わりとあっさり系の味わいでした。なお、日本ふるさとアイス選手権、FoodexJapanアイスグランプリなどで、受賞した実績があるそうです。

ちなみに配達は注文から2ケ月程度とのことでしたが、実際は1か月程度でした。

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自治体情報

北海道池田町(いけだちょう)

こちらの自治体詳細

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