総力取材記事

鬼だらけのまちのコク豊かなキジ肉の鍋。鬼の薪、冷凍の鬼灯と返礼品も鬼づくし

鬼だらけのまちのコク豊かなキジ肉の鍋。鬼の薪、冷凍の鬼灯と返礼品も鬼づくし

鬼北町は愛媛県南西部に位置し、まるで昔話のような山村風景が残っているまちだ。四国山地に連なる鬼ヶ城山の北にあることから鬼北町と名付けられた。自治体名に「鬼」が付くのは全国でここだけだ。町名にとどまらず、鬼北町は至るところ「鬼だらけ」。建物には鬼のウォールアートが描かれ、2つある道の駅にはそれぞれ鬼のモニュメントが設けられている。

「道の駅 森の三角ぼうし」の「鬼王丸」
「道の駅 日吉夢産地」の「柚鬼媛(ゆきひめ)」のモニュメント。柚鬼媛が抱っこするのは赤ん坊の鬼王丸

2体の鬼は全く雰囲気が異なるが、どちらも印象的だ。共通点もある。肩にキジを載せているのだ。鬼北町は「いにしえの味を食卓へ」という合言葉のもと、昔は高級食材として宮中で好まれたキジ肉を、学校給食に取り入れたり、町内の飲食店で提供したりしている。

棚田や遊休農地を活用し、自然に近い環境でじっくりキジを飼育

全国的にも珍しいキジ肉をおいしく食べるなら「鬼北きじ鍋セット」がおすすめだ。キジ肉は加工後48時間熟成させることで、やわらかく味もよくなる。適度な歯ごたえで、噛めば噛むほどコク豊かな旨みが感じられる。

キジ肉からにじみ出る旨味とスープが溶け合って鍋全体を包み込む。きじだんごもうまい

鬼北町には鬼にちなんだ特産品も多い。まちの山林資源を活用した「鬼の薪」もその一つ。ミックスした広葉樹を独自開発の人工乾燥機で一気に高温乾燥させ、含水量を18%以下にまで抑えた。自然乾燥の薪よりも火が長持ちし、排煙も少ない。カビや害虫が発生しにくく、軽くて運搬しやすいと、キャンパーや薪ストーブ利用者に絶大な人気を誇る。

人工乾燥で品質が一定しており「爆ぜにくい」と利用者の信頼も厚い

「冷凍鬼あかり(ほおずき)」は希少な食用の鬼灯だ。南国フルーツのような酸味のない甘さと柔らかい香りが特徴で、見た目もかわいらしい。ジャムやソースにしてヨーグルトにかけたり、肉に載せたり、キーマカレーに混ぜ込んだりすると、独特な甘みが味を引き立てる。町内の道の駅では、ほおずきのソースをかけたソフトクリームが食べられるという。

収穫したほおずきを1週間~10日ほど追熟させ、糖度を高めた状態で冷凍している

知れば知るほど気になる鬼北町。あなたもすでに鬼の虜かも!?

鬼北町のお礼の品のクチコミ

愛媛県鬼北町

鬼北熟成きじの燻製スライス(5,000円)

2017年2月6日 10:39

えのっきーさん

ひきしまった歯ごたえのあるキジのスライスが大小20切れほど。ほどよいしょっぱさで、大人も子どももおいしくいただきました。同自治体の特典には、他にもきじ鍋やきじカレーなどもあったので、また機会があれば寄付させていただきたいです(^^)

参考になった

自治体情報

愛媛県鬼北町(きほくちょう)

こちらの自治体詳細

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