香川県の中央に位置し、多島美を誇る瀬戸内海に面した高松市。中心市街地には、総延長日本一といわれるアーケード街が広がり、四国随一の繁華街を擁している。豊かな自然と都市機能が調和した魅力的なまちだ。
この地域の特産品といえば、まず思い浮かぶのは「讃岐うどん」だろう。うどん県・香川の中でも、高松市は「うどん（そばも含む）の年間支出金額」全国第一位（総務省統計局「平成30年家計調査」参照）。高松市内にも多くの有名うどん店が軒を連ね、休日にはおいしいうどんを求めて県外から多くの観光客が訪れる。
一言で讃岐うどんといっても、もちろんその味はお店ごとに異なる。うどん生地に使用する小麦粉の種類や配合、茹で方、切り方、出汁、つゆ。それぞれの店舗が細部にまでこだわり、自慢の一杯を提供している。ぜひ高松市を訪れて、はしご酒ならぬ「はしごうどん」で食べ比べを楽しんでほしい。
お礼の品では、明治37年創業で、国内のみならず海外でも讃岐うどんを販売している「石丸製麺」や、うどんの味はもちろん、趣のある店構えと大きなたらいで提供される釜揚げうどんが人気の「わら家や」など、店舗や製麺所が異なる5種のうどんを楽しめるセットが用意されている。ぜひご家庭で本場の味を堪能してみては。

続いて、同市で採掘される希少な石材「庵治石」について紹介したい。石を構成する結晶の粒が極めて小さく硬度が高いため、一般の花崗岩にはできない細かな細工を施すことが可能。しかも、その細工は雨風に耐え、100年以上も崩れないというから驚きだ。また、採石された庵治石には、粒子の割れ目のような部位が多く、長年、雨風にさらされる墓石の材料にできるのは原石のわずか数％程度だ。そのため、世界一高級な石材とも言われている。
その庵治石に見事な彫刻を施すのが、庵治町で三代続く「岡田石材工業」代表の岡田昌臣さん。岡田さんは、会社を経営しながら1級石材施工技能士の資格を取得。技能五輪全国大会、技能グランプリでともに優勝を果たし、自社の暮石や灯ろうなどの石加工にその技術を発揮している。また、庵治石でインテリアを手掛ける「AJIPROJECT」にも参加し、庵治石の新たな魅力を発信し続けている。
岡田さんに石材彫刻をオーダーできるお礼の品にも注目だ。高度な加工技術を活かし、モデルカーや動物も再現可能。正真正銘、世界に一つだけの石の彫刻が届く。その他、庵治石の粉をガラスに配合して作る「AjiGlass」も近くお礼の品に加わる予定だ。

高松グルメは讃岐うどんばかりと侮るなかれ。他にも全国に誇れるおいしいグルメがたくさんある。たとえば「オリーブ牛」。その名の通り、オリーブを食べて育った牛だ。正確には、小豆島で栽培されたオリーブの絞りかすを飼料として与えられた讃岐牛である。牛肉は一般的なブランド牛と比べてオレイン酸の含有量が多く、さっぱりとした脂身と柔らかい肉質が特徴。お礼の品では、肩ローススライスと、ももスライスを選ぶことができる。
香川のオリジナル品種「さぬきひめいちご」にも注目してもらいたい。これまではケーキやスイーツに使われる色鮮やかな「女峰」が主に栽培されてきたが、平成17年に「優れた食味」「大きい果実」「高設式養液栽培に適応」をキーワードに開発・育成したのがさぬきひめ。そのまま食べることを意識して栽培されているので、大粒かつジューシーで食べごたえがある。
「他にも、日本一の生産量を誇る松盆栽や、趣のある香川漆器など高松市には魅力的な特産品がたくさんあります。また、毎年多くの観光客が訪れる屋島は高松市が誇る名所です。ふるさと納税をきっかけに知っていただき、ぜひ足を運んで頂けたら嬉しいです」（高松市ふるさと納税担当赤崎さん）