大阪府の泉州地域に位置する和泉市は、豊かな自然と歴史ある産業を持つまち。市域のおよそ4割は山林が広がり、四季折々の自然の息づかいを身近に感じ取ることができる。

伝統の産業としては綿織物業があげられ、特に江戸時代には｢和泉木綿｣の名で広く日本国中に知れわたり、国内の中心的な綿業地帯を形成するに至った。以来、数々の変遷を経て、いまも多くの企業が優れた織物を製織し、市場に送り出している。

一方、歴史のロマンを感じることもでき、その代表格としてあげられるのが｢池上曽根遺跡｣。弥生時代の集落跡としては全国有数のスケールを持つ遺跡で国史跡に指定されている。

近年では開発が急速に進み、コストコやららぽーとなどの大型商業施設が多くの人のにぎわいを創出するなど都市的な要素を備えるまでになっている。

さらに大阪市内や関西国際空港へのアクセスも便利で、大阪府下では勢いのある自治体といっても過言ではないだろう。

こうしたことから和泉市は、都会と田舎の両方の魅力を併せ持つ｢トカイナカ｣という立ち位置にあるといっていい。暮らしやすさにも定評があり、機会があれば足を運んでいただきたいまちだ。

そんな和泉市には優れた地場産品が数多くあり、返礼品も充実している。ここでは数ある返礼品の中から高品質のタオルと寝具、こだわりコーヒー、炭酸水メーカー、希少ハチミツ、甘みたっぷりのミニトマトなど特別にピックアップしたものをご紹介していくことにしよう。

まずはタオルや寝具の販売元として半世紀近い歴史を持つ｢オオタ｣の提供する返礼品から。

｢私たちは多少高価であっても、いいものを選びたいという価値観を持つ方に商品をお届けしたいと思っています｣と語るのは代表の太田さん。

そんな同社の返礼品だが、まずは｢ファータッチニューマイヤー あったかふんわか毛布 イズミファブリックス｣。ニューマイヤー毛布とは生地の両面に起毛仕上げを施しているタイプの毛布で、ふわっと軽量。保温力が高く、家庭で洗濯できるところも魅力の一つだ。

続いては｢ダニプルーフ生地使用 羽毛布団(掛けカバー付)｣。暖かさと耐久性に優れた世界的にも有名なハンガリー産の羽毛に抗菌防臭加工を施している。

心地よい安眠には、羽毛のよさを引き立てる側生地とカバーを選ぶことが重要。そのため、天然バージンオリーブオイルで仕上げた柔らかな生地を側生地にした羽毛布団に、しなやかなインド超長綿を使ったカバーを提供。

上質な睡眠を約束してくれる逸品だ。

そして最後に｢泉州こだわりタオル 高吸水本晒しフェイスタオル｣。本晒しとは、不純物を極限まで取り除いた綿のことで、吸水性をさらに高めた、独特の肌触りが特長だ。薄くて日常使いに最適なアイテムといっていいだろう。

同社の提供する返礼品で、ぜひ快適な日々を迎えていただきたい。

次にご紹介するのは｢すてきなじかん｣というユニークな社名を持つ会社の返礼品。同社は｢辻本珈琲｣というブランドで各種コーヒーを販売しているが、その中から二つの商品をセレクトしてくれた。

｢当社は早くからデカフェ(カフェインレスコーヒー)の開発に力を入れてきました。その自信作をぜひ味わっていただきたいと思います｣と語るのは代表の辻本智久さん。

コーヒーの生豆から安全かつ特殊な方法でカフェインを除去し、輸入。その残留率はごくわずかに抑えている。

二つの返礼品はいずれもこのデカフェタイプ。｢デカフェアイスコーヒー ハウスブレンド[無糖」1000㎖×1本｣は苦みと甘さ、酸味のバランスが絶妙で、飲み心地にコクとさわやかさがある。

もう一方の｢カフェインレスドリップコーヒー3種100杯詰め合わせ デカフェ｣はデカフェコロンビア･デカフェモカ･デカフェバリのそれぞれがセットに。

デカフェコロンビアはコロンビア産の高品質なアラビカ豆を使用し、丁寧に焙煎することで深みのある味わいに仕上げている。デカフェ･モカはエチオピア産の豆を使い、華やかな香りと甘みが印象的。インドネシア産の豆を使ったデカフェバリはスパイシーな苦みが楽しめる。

いずれも専門店ならではの本格的な味わい。カフェインレスコーヒーに先入観を持っている人ほど、そのおいしさに驚きの声をあげるはずだ。

専用ボトルに水を注ぎ、ボタンを押せばアッという間に炭酸水のできあがり……。｢シナジートレーディング｣が提供する｢ドリンクメイト｣は家庭で手軽に炭酸飲料が作れるマシンだ。

｢ドリンクメイトの大きな特長はジュースやアルコールにも直接炭酸ガスが注入できることなんです｣と代表の原中俊広さん。

果汁100%の炭酸ジュースやスパークリングワインも簡単に作れる。ドリンクメイトは交換式のガスシリンダーを用いるが、そのガス充填工場があるのが和泉市。新鮮な炭酸飲料を毎日の暮らしで楽しみたい。

健康志向の高い人たちから熱い注目を浴びている食品に｢マヌカハニー｣がある。ニュージーランドに自生するマヌカの木の花から採れるハチミツで｢MGO(食物メチルグリオキサール)｣と呼ばれる天然の活性成分を豊富に含んでいるのが特長だ。

そのマヌカハニーの中でも特に良質な商品を提供しているのが｢TCN｣。ニュージーランドに日本人の養蜂のベテラン職人が常住しており、良質な原料を採取。その原料を、徹底した温度管理と製造管理のもと、和泉市にある工場で最高級品質のマヌカハニーを生産している。

今回、同社が返礼品として用意してくれたのは｢インカナムマヌカハニー MGO220+｣と｢ストロングマヌカハニー MGO860+｣。

｢とろけるような口当たりになるように仕上げています。味の特長としては少し酸味があってフルーティー。MGOの他にもビタミンやミネラル、酵素類など栄養成分も豊富ですよ｣と教えてくれたのは同社の今西美和さん。マヌカハニーはMGOが多く含まれているほど良質とのことだ。

一般のハチミツにもMGOは含まれているが、マヌカハニーはその数十倍の含有量を誇る。そのことから｢ハチミツの王様｣と呼ばれることも。ぜひこの機会に最高級品質のマヌカハニーを試していただきたい。

さて、トリを飾るのは｢キノシタファーム｣が提供する大阪唯一のミニトマトブランド｢アマメイド｣だ。年間を通じて糖度は8度以上。優しい甘みと酸味が絶妙なハーモニーを奏で、口のなかに旨みが広がっていく。

｢アマメイドは年間を通じて収穫できるので、安定供給が可能となっています。出荷はいつでも行っていますよ｣と園主の木下健司さんは笑顔でアピールしてくれた。

このアマメイドを原料としたトマトジュースもまたオススメ。添加物は一切不使用。濃厚でありながら品のある味わいは思わず笑顔になるほどのおいしさだ。どうか、ご検討あれ!