総力取材記事

ものづくりのまち、燕市から届く。職人技が光る逸品に、 自慢のいいもの、うまいもの。

ものづくりのまち、燕市から届く。職人技が光る逸品に、 自慢のいいもの、うまいもの。

メイド・イン・ツバメを生み出す金属加工の街

燕市ではさまざまなハウスウェア、キッチンウェアが製造される。こちらは燕市主催のジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール入賞作品。洋食器、ハウスウェア産業振興のために毎年開催されている
朝の工業団地。市内には工場が立ち並ぶ一角が点在する。活気に満ちたものづくりの現場だ
職人の努力と技が受け継がれ、メイド・イン・ツバメを生み出す。事業者が連携して後継者の育成にも取り組んでいる
水田の向こうに佇む国上山は燕市を代表する風景。ドラマ下町ロケットでも燕市の田んぼのシーンが登場した

新潟県の中央部に位置する燕市は、県内有数の工業地帯。高い技術を持つ金属加工のまちとして知られている。主要な製品は生活に欠かせないキッチンウェア。デザイン、機能ともに優れた製品が数多く生まれている。
金属加工のルーツは江戸時代、農閑期に農家の副業として始まった和釘づくりにあると伝わる。大正時代には金属洋食器の大量生産に成功。その名は全国に知れ渡った。現在でも、金属洋食器の国内生産の9割以上を燕市産が占め、メイド・イン・ツバメとして高い評価を受けている。
さらに、燕市の各所には職人の技と気軽に触れ合える場所がある。ビアカップやスプーン磨き体験、鎚目入れやアクセサリーづくりなど、メニューもさまざま。予約なしで体験できる施設も多い。詳細は燕市観光協会ホームページ「ツバメトリップ」までお問い合わせを。

話題のドラマに登場。ロケ地巡りも楽しい

平成30年、燕市は人気ドラマ、TBS日曜劇場「下町ロケット」の舞台となった。市内の数々のスポットがドラマに登場し話題を呼んだ。これにちなみ燕市では、ロケ地マップを作成。ロケ地を巡れば燕市内の見どころ、買い物スポット、グルメスポットまでもが網羅できる。マップ片手に散策してみてはいかがだろう。

切れ味抜群、お手入れ簡単。料理が快適になる包丁

牛刀とペティナイフの2本セット。使用後はしっかり水分を拭き取り、湿気の少ない場所で保管を。有償で研ぎ直しを受け付けている。お問い合わせは、カスタマーセンター☎︎0256-93-4195
藤次郎菅原務さん。「地域への恩返しの意味を込めてオープンファクトリーをつくりました。私たちの仕事を知ってもらい、身近に感じていただきたいです」
オープンファクトリーの中2 階からは工場全体が見渡せる
目の前で迫力ある職人の技に触れることができる

職人技を惜しみなくオープンにしている刃物メーカーが「藤次郎」だ。藤次郎ブランドの包丁はプロから家庭の主婦まで幅広い支持を集めている。
創立50周年を機に開設した「藤次郎オープンファクトリー」は、職人の作業を間近で見学できる通路や工場全体を見渡せる中2階を完備。工場施設はスタイリッシュな設計でグッドデザイン賞を受賞している。安全に製造工程が見学できる設備が整い、市内の小学生も校外学習に訪れるようになった。
藤次郎ブランドから紹介するのは、「Tojiro・Pro」シリーズの2本セット。コバルト合金をクロームステンレスでサンドした割込構造で切れ味とさびにくさの両方を実現。一体成型でオールステンレスの持ち手は軽くて丸洗いも可能なのが嬉しい。どんな料理にも使える牛刀と小回りのきくペティナイフのセットがあれば、毎日の食事づくりが快適になることは間違いない。

職人技が光る。快適温度を維持するタンブラー

滑らかな表面に施された模様は熟練の職人の手作業によるもの。贈答用に申し込む人も多い
中空構造が飲み頃の温度をキープする(こちらは今回ご紹介する品と異なる、内側が金メッキ仕様のもの。返礼品での取り扱いもある)。
きめ細かな泡立ちに冷たさが長持ちする。このタンブラーで飲むビールは格別と評判だ
三宝産業の丸山幸一さん。「うちの会社はデザインから成型、磨きまでを一貫して行うのが特徴です。タンブラーの飲み口の口当たりや角度まで、検討を重ねて製品化しています。ぜひ一度試してみてください」
人の目と手で丁寧に確認しながら、丁寧に仕上げられる

燕市の金属加工において、注目を集めるのが「磨き」の技術だ。
一時期、海外に流れつつあった研磨市場を取り戻すため、職人たちが圧倒的な技術を追い求めた結果、誰にもまねできない「磨き」が完成したのだ。
鏡のような滑らかな表面に繊細なカットが入った「ステンレスタンブラー」は「三宝産業」が手がける「YUKIWA」ブランド。熟練の職人が手作業で研磨を手がけている。こだわりは外観だけではない。実はこのタンブラーは二重構造。内側と外側の層の間に空気層を挟むことで、飲み物が冷めにくく、温まりにくいという快適温度がキープできる。さらに、内側の研磨にも工夫がある。底面は微細な螺旋仕上げが施され、ビールや炭酸飲料がきめ細かく泡立ち、消えにくい。技術の粋が集まったタンブラーなのだ。

発売から44年。名品柳宗理カトラリー

製造の各工程で細かくチェックされ、万全の品質のものだけが柳宗理デザインとして出荷される
柳宗理デザインのカトラリーは発売から44年を過ぎても高い人気を誇るロングセラー
「最近は海外でも人気を集めています」と話す日本洋食器の山下公康さん(左)と藤田龍一(右)さん

人気の高い柳宗理デザインのカトラリーシリーズの製造を手がけるのは燕市の「日本洋食器」。発売開始から44年、一度のデザイン変更もなくロングセラーを続けているというから驚きだ。
シリーズ発売に際しては、柳宗理氏から託されたサンプルを基準に製品を完成させ、完成品から図面を作成するという。図面からスタートする通常の流れとは逆の工程になる。
「柳先生は手の感覚をとても大事にされます。使い心地や微妙な質感は図面では表現できません。だから最初にサンプルありきなのです。現在でも先生のデザインを忠実に守り、細心の注意を払って製造しています。長年のファンが多いのも柳シリーズの特徴です」と説明してくれたのは部長の藤田龍一さんだ。
また取締役の山下公康さんは「柳先生は仕上がりについて工場へ問い合わせてくることが度々ありました。特にツヤ消しの具合についてはこだわりがありました。私たちもいつも緊張感を持ってつくっています」と当時を思い出して笑う。
製造工程の各段階では入念な検品が行われ不具合が排除される。入社以来ずっと柳シリーズを手がける超ベテラン社員もいるという。ロングセラーは多くの人の手に支えられているのだ。派手さはないが不思議と手に馴染んで使いやすい。ぜひ手にとって名品のすばらしさを体感してみてほしい。

燕ブランド「飛燕舞」は弾力最高。冷めてもうまい

燕市産特別栽培米コシヒカリの一等米のみを使用した「飛燕舞」。新米をお届けする
燕市は米どころ、新潟平野のど真ん中に位置する。今年もおいしい米が収穫されている

まだまだ続く。便利で身近なメイド・イン・ツバメ

燕市の優れたものづくりは私たちの毎日の生活を便利に快適にする道具にも活かされている

お皿が垂直に立つ便利な水切りかごが登場

皿が垂直に自立し乾きが早いのが特徴だ
水が自然に流れる斜めトレーを採用
高度な加工技術が機能美をもたらしている

「あったら便利!」と納得のキッチンツールを送り出す活「下村企販」。幅広いラインナップはどれもひと工夫されたものばかり。中でも水切りバスケットは下村企販の看板商品。人数に合わせたバリエーションを展開するなど、さまざまな水切りバスケットを作り続けてきた。
今年、新たに登場した「TSUBAME水切りバスケットロングワイド」は便利な改良点を満載した製品だ。
素材はサビにくく衛生的なオールステンレス製。嬉しいのは4人用の大容量なのにスリムでかさばらないところ。最大のポイントは食器が垂直に収まり水切れが早いこと。さらに、外枠をU字枠にすることでお皿の出し入れが楽になった。ペットボトルを立てて収納できるなど、いろんな使い方が可能だ。

料理研究家も太鼓判の多機能なべ

すっきりと美しいデザインのジオ・プロダクトシリーズ。高品質・高機能を極めた鍋だ
服部栄養専門学校校長の服部幸應さんが監修している
熱伝導に優れた7層構造を採用し、省エネを実現
美しい仕上がりは高度な職人の技が支えている

ジオ・プロダクトはおいしい料理のために、高品質・高機能を徹底追及した鍋。服部栄養専門学校校長の服部幸應さんがスーパーバイザーとして開発に参加している。シンプルで美しいデザインが目を引くジオ・プロダクトシリーズ。本体にはアルミニウムをステンレスでサンドした全面7層構造を採用している。熱伝導に優れているため、熱エネルギーを節約しながらムラなく熱を伝え調理時間が短縮できる。さらに便利なのは、ガス・IHなど全ての熱源に使えること。煮る、焼く、蒸す、炊く、揚げるなどあらゆる調理に対応し、きわめつけは鍋ごとオーブンにも入れられるという便利さだ。そして、長く使っていただくために15年の長期保証を約束している。品質に対する自信の表れと言えるだろう。

ふるさと納税、燕市のこんなところで役立っています!

燕市の未来を担う子ども達のために寄附金が使われている

燕市のふるさと納税は毎年、順調な伸びを見せ、市内では産業振興、教育振興、福祉の充実、環境保護などさまざまな事業に寄附金を有効活用している。
平成30年度には、ものづくりに携わる後継者の育成や新規開業者の支援等を行い、技術の高度化や普及のための各種事業に活用している。
また、市内小中学校にタブレットPCや電子黒板などの情報機器を導入し、児童の発表力の向上や情報収集・活用する能力向上に役立っている。

「燕市をよろしくお願いします!」。燕市ふるさと納税担当の燕市総務課伊藤崇人さん、志賀覚子さん、小川直晃さん(左から)

「燕市のお礼の品の多くは、職人さんが額に汗してつくる金属加工品です。製造や開発に多くの人がかかわり、高品質な品物が出来上がります。こうした返礼品を通じて燕のものづくりを知り、燕市を訪問してくれる人が多いです。これからも燕のいいものをPRし、まだ埋もれている良質なものを掘り起こしていきたいと考えています」と意気込みを語る総務課の伊い藤とう崇たか人とさん。燕市の真面目で正直なものづくりをこれからも応援したい。

燕市のお礼の品のクチコミ

新潟県燕市

こだわりたまごプリンと飲むヨーグルトのセット(10,000円)

2022年11月18日 22:52

りすくまさん

たまごプリン24個と飲むヨーグルト20本届きました。毎年リピートしている大好きな商品です。プリンは昔ながらの硬めのプリン、飲むヨーグルトは飲み口にヨーグルトがかたまっているほど濃いものです。量もたくさんあって、家族みんなが喜ぶ美味しい特産品です。

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新潟県燕市

remy キッチンツール4点セット(20,000円)

2022年11月15日 18:22

まーてぃーさん

言わずと知れた平野レミさんのキッチンツール、とても使いやすいです。
ブラックで格好良いし、機能性も優れています。
計れるおたまも素晴らしいし、菜箸がすごく気に入っています。
シリコンはものによって全然違うと思いますが、こちらのシリコンは上質です。

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新潟県燕市

こだわりプリンと雪国飲むヨーグルトセット(10,000円)

2020年12月16日 17:34

たぬきままさん

たまごプリン3個入りが8セットで24個、飲むヨーグルト5本が4セットで20本届きました。実はこの特産品、とても美味しくて、子供たちのリクエストで2回目です!プリンは昔ながらの硬めのプリンで、飲むヨーグルトは濃厚なお味です。またリピートすると思います〜

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自治体情報

新潟県燕市(つばめし)

こちらの自治体詳細

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