総力取材記事

自然の恵み×知恵と工夫で、米はもちろん、酒も和牛もはちみつも旨い南魚沼!

自然の恵み×知恵と工夫で、米はもちろん、酒も和牛もはちみつも旨い南魚沼!

山々に囲まれた魚沼盆地は、農業も醸造も観光も盛ん

南魚沼は、お米のトップブランドとして有名な魚沼コシヒカリのふるさとだ。2000メートル級の山々に囲まれた魚沼盆地では、昼夜の寒暖差や豊富な雪解け水、そして、生産者の知恵や工夫がコシヒカリの特性を最大限に引き出し、おいしい米を生み出している。米作り以外にも、酒造り、畜産や養蜂など、豊かな自然を活かした産業が盛んだ。

青々とした稲に爽やかな風が吹きわたる、夏の南魚沼。日中は30度まで上がる気温が夜間には10度台に下がることもあり、寒暖差が米を甘くする

また、八海山や駒ケ岳などの山々は、冬にはスノーボーダーやスキーヤーを、夏にはトレッキングやキャンプなどアウトドアを楽しむ人々を惹きつける観光地でもある。さらに、今、雲海に出合える場所としても注目を集めている。ビューポイントは盆地を囲む低山に点在し、手軽にドラマチックなシーンが見えるところが特徴だ。

4~5月、9~11月の条件が整った早朝、坂戸山(さかどやま)や魚沼スカイラインから湧き上がる雲海を見ることができる

観光では、江戸時代後期の街並みを再現した三国街道沿いの塩沢宿も人気スポットだ。そぞろ歩くとタイムスリップしたような気分になれる牧之通りの近くには、雪国の民俗や習慣、暮らしの資料が展示されている「鈴木牧之記念館」、織物の体験ができる「塩沢つむぎ記念館」もあり、幅広い年代の人々が訪れる。

南魚沼市では雪国の食と文化、伝統が今も息づき、多くの魅力を放っている。

JR塩沢駅近くの牧之通り。土産物店、飲食店だけでなく、郵便局や銀行などの公共機関も江戸時代の雰囲気に統一されている

こだわりの自家製肥料で、おいしく安全な米作り

南魚沼市四十日に広がる50ヘクタールの水田でコシヒカリを育てる「笠原農園」。その最大の特徴は土づくりへのこだわりだ。米ぬか・昆布・鰹節を一次発酵させた後、青魚の液肥を加えて再度発酵させた自家製肥料と自家製もみ殻堆肥を使う有機栽培を行っている。さらに、材料の入手方法にもこだわりを見せる。「材料の鰹節や昆布は地元のソバ屋から出汁をとったあとのものを調達し、青魚は市内の寿司屋から料理に使わない部分を手に入れて再利用。地域循環型の農業を実現しています」と、代表の笠原勝彦さん。

「米がおいしくなるように海の幸も入れた肥料を使っています」と笠原さん

地域で手に入るものを使っていれば、世界情勢の変化にかかわらず、安定的な米作りができると考えているからだ。

「おいしい米は土づくりにあると信じてやってきました。もみ殻堆肥は効き目が出るのに数年かかるので、それを計算して、毎年、一枚の田に約2トンのもみ殻堆肥をすきこんでいます。土づくりは手がかかりますが、甘みの乗ったおいしい米ができるとうれしくて、毎年続けてきました」

除草剤の使用は1回のみ。基本的には社員・アルバイト15名全員で「人の手」による草取りを行う

その米は2001年から全国米食味分析鑑定コンクールで金賞と特別優秀賞を連続受賞。おいしさは折り紙付きだ。その上、笠原農園では収穫後、もみ殻のまま保存するから、新米の香りが長く保たれる。魚沼育ちの安全でおいしいコシヒカリをぜひ五感で味わっていただきたい。

豊かに実った有機栽培米コシヒカリの収穫

希少な酒米と山の湧き水、杜氏のこだわりで醸す酒

創業は明治初年。「髙千代酒造」では、その当時と変わらない手作業による酒造りを今も貫いている。標高1967メートルの巻機山に降り積もった雪が長い年月を掛けてろ過され、清らかな軟水となる。地元の農家が育てた米などの自然の恵みを原料に、地元の杜氏と蔵人が知恵と工夫を凝らし、こだわりの酒造りを行っている。

蒸した米を室(むろ)へ運ぶ。髙千代では手作業での酒造りが基本
蒸した米を丁寧に放冷(ほうれい)し、仕込みに使用する

「巻機」シリーズは、希少な酒米「一本〆」で仕込んだ限定シリーズ。新潟県が開発した一本〆は、淡麗辛口とは一味違う、米の旨みが残る酒が造れるので純米酒に向いている。ところが、扱いが難しくて杜氏泣かせ。特に水分量の管理ではきめ細やかな対応が必要だ。「うちでは米の都合を聞きながら、人の目と手をかけて酒を造っています」と杜氏の阿部茂夫さん。

杜氏の阿部さん。若い蔵人たちを率いて、こだわりの酒造りを指揮する

さらに、自社で米の原種を管理し、地元の契約農家に栽培してもらうというこだわりぶりだ。「酒蔵が米の原種を管理するのは全国でも珍しいことだと思います。やるからには徹底してやろうというのがうちの伝統なんです」と阿部さん。希少な酒米から造られた純米酒は「旨みを味わうには、常温かぬる燗で」と教えてくれた。
また、鑑評会出品用の大吟醸酒「秘酒」は、山田錦を精白して仕込んだ、髙千代酒造の最高級酒。1年以上熟成しているので丸みがあり、フルーティーな香りの豊かな酒になっている。水と米と製法にこだわった南魚沼の酒を味わっていただきたい。

南魚沼米を食べて育った「にいがた黒毛和牛」

子牛を買い付けて育てる一般的な肥育とは異なり、「小澤牧場」は子牛の誕生から飼育、出荷までを見守る肥育方法を採っている。妊娠期間が10ヵ月で、飼育期間は30ヵ月。種付けも分娩も飼育もすべて小澤成美さんが行う。

広々とした牛舎2棟で母子130頭を飼育。「1頭1頭、顔も性格も違って、それぞれかわいいですよ」と小澤さん

「生まれる前から成長段階をすべて見ているので、健康状態も性格もしっかり把握できます」
南魚沼コシヒカリを食べて育つ牛は、細かなサシが入って肉質はやわらかく、脂の質もいい。「食べていただくと口どけがいい肉だと言われますね」と小澤さん。ステーキやすき焼きで肉の旨みを味わいたい。

「肉の旨みを味わっていただきたいので、塩は控えめに」と小澤さん
脂が乗っているのですき焼きにぴったり

南魚沼の多彩な花で作る、天然&ピュアなはちみつ

南魚沼は花の宝庫でもある。「多彩な蜜の味を多くの人に味わってほしい」と斎木勇さんは2012年に養蜂を始めた。「さいき養蜂園」の1年は、2月に神奈川県の小田原の梅園でスタート。

「巣板の蜜を取ってあげると、ハチたちはニコニコします。仕事ができる喜びを感じるから」と斎木さん

桜前線を追って南魚沼に移動し、桜やアカシア、栗など約10種類を生産する。

アカシア・さくら・栗・山藤などの豊富なラインナップの中から、季節のはちみつ3本をセットにしてお届け。申し込みの時期により種類が変わる

ハチが蜜を集めると4日目には巣板は蜜で満杯になる。働きバチは仕事ができず、女王バチは産卵する場所がなくなる。「そこで我々が蜜を採って空間を作り、ハチの活動をサポートするのです」。そして、無添加・無精製・非加熱で花のフレッシュな香りや味わいが楽しめるはちみつが出来上がる。

南魚沼のハチたちが季節の花の蜜を集める

南魚沼市のお礼の品のクチコミ

新潟県南魚沼市

やまと食品の生切り餅 1kg 2個 計2kg(10,000円)

2024年1月12日 14:27

みこ。さん

新米も毎年南魚沼市な申し込んでいますが、お餅も申し込んでみました。
やはりお米が美味しいんですからお餅も美味しい!
もちもちで柔らかく、汁物に入れてもきな粉や納豆と食べても美味しかったです。

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新潟県南魚沼市

雪温精法 南魚沼産こしひかり 精米 10kg(19,000円)

2023年11月1日 15:16

みこ。さん

今年も楽しみな新米の季節が来ましたね。
南魚沼産のコシヒカリ。
ホント美味しくって毎年頼んでいます。
炊きたてはつやつやピカでおかず要らずでもパクパク食べちゃいます。
この時期は体重殖えちゃいますが仕方ないですね。。

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新潟県南魚沼市

令和4年産 南魚沼産 笠原農園米 こがねもち 5kg(10,000円)

2023年7月22日 16:50

みこ。さん

急にもち米が食べたくなり、米といえば新潟でしょう。と言うことで南魚沼市のもち米を頼んでみました。
お赤飯とかにはせずに、普通にお米を炊くようにドナベで炊きました。(浸水はなし)
もっちりとしてとっても美味しかったです。
普通のお米3合にもち米2合が、結構好みでした。

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自治体情報

新潟県南魚沼市(みなみうおぬまし)

こちらの自治体詳細

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