総力取材記事
脂の乗った分厚い銀ダラ切り身、名物ご当地グルメやスイーツも!多彩な味覚が集まる物流の中心地
自然と都市が調和した、北海道の歴史と文化の中心
北海道の道央エリアにある札幌市は、2022年に市制100周年を迎えた。都市機能を持ちながら、国の天然記念物に指定される手つかずの森が都心から近い場所にあり、歴史の趣を残す景観美も魅力だ。市民の憩いの場である大通公園は、例年200万人が訪れる「さっぽろ雪まつり」や北海道の美食が集まる「オータムフェスト」など、四季折々に開催されるイベントも見どころ。
また物流の中心でもあり、旬の野菜やフルーツ、道内各地の新鮮な海産物などが集まってくるため、独自の食文化が生まれてきた。札幌ラーメンやスープカレーといったご当地グルメはもとより、良質な食材を求めてやってくる料理人が営むハイクオリティな飲食店も多い。
たっぷり脂が乗る分厚い身、ごはんにも酒にも合う銀ダラ
創業40年「丸加水産」の名物は漬け魚だ。北海道をはじめ各地から仕入れた魚は自然の産物ゆえ、それぞれ形や個性が異なる。そのため機械を使わず、熟練の職人が包丁で1枚ずつ丁寧にカット。創業以来品質にこだわり続ける主力商品の銀ダラは、なんといってもその驚くほどの厚みが魅力だ。
お礼の品は同じく札幌に本社を構え、「トモエ印」で知られる福山醸造とのコラボで誕生した。北海道の丸大豆などを使用した味噌や塩麹粕、醤油といった調味料を主に、魚に合うようひと手間加えた秘伝のタレに、じっくり漬け込んでいる。
「銀ダラは身そのものにも、旨みと甘みをしっかりと感じていただけます。厚みがあるので焼いても水分や脂が逃げず、ジューシーに仕上がるのが特徴で、20種類以上ある魚の中でも一番人気です」(丸加水産・今井宏さん)
調味は地域の嗜好性なども加味し、一般的な漬け魚に比べて甘さは控えめ。炊き立てのごはんとの相性は格別で、少しずつつまみながら日本酒を傾けるのもお勧めだ。
エビ出汁の旨みがやみつき、具沢山の海鮮スープカレー
札幌市のご当地グルメとして、その地位を確立したスープカレー。中でも「奥芝商店」は道内外に姉妹店を構える人気店だ。毎朝2000尾にものぼる甘エビの頭からとる「エビ出汁」の濃厚かつパンチの効いたスープをベースに、企業秘密のスパイスをプラス。
そこへ食べ応えのある大きなエビやイカ、ホタテ、アサリといった海鮮を加えた満足度の高い逸品が返礼品に選ばれた。辛さも一般的な中辛程度なので、世代を問わず食べやすい。
「やはりスープカレーといえばゴロゴロと入った具材。レトルトだとその食感に満足できず、ならば冷凍ではどうかと試行錯誤を重ねました。解凍した時に味が落ちていないかなど課題をひとつずつ克服し、常連のお客様にもお店の味の再現度が高いと、太鼓判をもらった自信作です」(奥芝商店 低温事業部・吉川空さん)
工房では店舗と同様手づくりで仕込んでおり、製造から梱包まですべてが手作業。まだスープカレーを食べたことがない人にこそ味わってもらいたいひと品だ。
イタリア伝統の製法で作る受賞チーズを、食べ比べ
世界的に見ても高水準といわれる北海道産ミルクで作る、多彩なチーズが評判なのが「ファットリア・ビオ」だ。チーズマスターであるジョバンニ・グラッツィアーノさんが、シンプルな材料で本場イタリア同様の製法でチーズを手づくり。
その味はレストランシェフや愛好家からも厚く支持され、様々なコンテストでも賞に輝くなど折り紙付きだ。
返礼品ではミルクのフレッシュな風味が活きる「リコッタ」と「モッツアレッラ」 、セミハードタイプの「カチョカヴァロ」をセットでお届け。
ジョバンニさんが、「初めて北海道ミルクで作ったリコッタのおいしさを今でも忘れられない」と語る自慢の味。ぜひお試しいただきたい。
地元民が愛してやまない、札幌ラーメンの多彩な魅力
札幌のラーメン文化に一役買ってきたのが「西山製麺」だ。今では当たり前になっている黄色い縮れ麺は、創業者の西山孝之さんが「札幌味噌ラーメンに合う麺を」と開発したもの。昭和25年に1軒の屋台からスタートした同社は現在、業務用を主体に製造。札幌市内のラーメン店を中心に約300種類もの特注麺を手がけている。「市内でも特によいとされる恵庭岳の伏流水で麺を作っています。ご家庭でも専門店の味を再現できるよう商品開発を行っています」と、営業本部の西山彰彦さんは話す。
一方、すべての材料を北海道産にこだわり、唯一無二の味を追求するのが「一粒庵」。店主が大学教授とタッグを組んでレシピ開発に当たり、北国の春を告げる山菜・行者ニンニクを加えているのもポイントだ。
「大豆から米、塩に至るまで北海道産の原材料にしている味噌蔵がなかなか見つからず、やっとの思いで出合ったのが福山醸造さん。2種類の味噌をブレンドすることで、芳醇でコク深い、理想の味わいに辿りつきました」(店主・大島陽さん)
返礼品のお土産ラーメンは監修に止まらず、大島さん自らが食品会社と二人三脚で開発した渾身の1杯。
良質な素材で丹念に手づくり、個性豊かなスイーツの数々
良質な乳製品が豊富だからこそ生まれたスイーツも多々ある。「北海道産直グルメ ぼーの」オリジナルのパフェアイスもそのひとつ。こちらは主原料であるミルクや砂糖、卵はすべて北海道産のものを使用し、トッピングまで手づくりのクラフトアイス。
返礼品には「苺タルト」をはじめ全8種類のバラエティ豊かな味わいが並ぶ。「アイスは崩れやすく通販が難しい商品ですが、独自製法で少量ずつ生産することで克服。おいしさと可愛らしさの両方にこだわりました。最近ではバースデーケーキとしても人気です」と、スタッフの宮本彩香さん。
また、「わらく堂」は、長く地元で愛される和洋菓子店。「『高品質なおいしいお菓子で、たくさんの人たちを笑顔にしたい』をモットーに、選り抜きの北海道の素材でオンリーワンの商品を提供。
中でも門外不出のレシピで作られる「おもっちーず」は象徴的なひと品だ。
食感はモチモチのお餅でありながら、味わいは濃厚なチーズケーキという驚きのスイーツ。ほかにもお礼の品には「北海道スイートポテト」や、レンガを模した濃厚チョコレートケーキ「さっぽろ赤レンガショコラ」など、お店人気の5品をセットにしている。
札幌市のお礼の品のクチコミ
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