総力取材記事

美しい海が育んだ高級魚介に、旨みが違う絶品お肉も!海陽町には守りたい豊かさがある

美しい海が育んだ高級魚介に、旨みが違う絶品お肉も!海陽町には守りたい豊かさがある

海からマイナスイオンが溢れ出ているような、まち

徳島県の最南端に位置する海陽町は、南東には雄大な太平洋、北西には緑豊かな山々が連なり、その山々を水源にして海部川や宍喰川も流れる、まさに自然の宝庫といえるまちである。「海からマイナスイオンが溢れ出ているような地域」と語る三浦茂貴町長の言葉通り、海の美しさ、そして、穏やかさに、ただ眺めているだけでも心身が解きほぐされていくのを感じられる。SUPや船底に展望室を有する海中観光船など、海をメインにした観光は人気が高い。

美しい海を全身で楽しむマリンアクティビティが盛んな海陽町。ダイビングやサーフィン、シーカヤックの他、最近はSUPも人気が高まっている
まちを流れる海部川は知る人ぞ知る清流。その上流には日本の滝百選の一つであり、四国一の大滝といわれる「轟の滝」がある
竹ヶ島海中公園をめぐる海中観光船。船底の展望室からは珊瑚やカラフルな熱帯魚を見ることができる

また、2021年からは線路と道路を両方走行できる世界初の乗り物「DMV(デュアル・モード・ビークル)」が町内で運行を開始し、乗り物好きのファミリー層や鉄道ファンなどから熱視線が注がれている。そんな「ここにしかないもの」に出合える海陽町から、このまちならではの返礼品を紹介したい。

美しく豊かな海が育んだ、目にも舌にもおいしい魚介

美しい海に面した海陽町ならではの返礼品といえば、やはり新鮮な魚介類だ。漁業一筋に歩んできた「藤守商店」の藤本守孝さんは、海陽町の海の豊かさをより多くの人に知ってもらおうと発送方法にもこだわりを持っている。それが海水が入った生簀梱包で届けられる活き伊勢海老だ。

届けられるのは300g~700gの伊勢海老。藤本さんのおすすめの食べ方は「刺身」で、ワサビを添えて食べるとさらに甘みが引き立つという

「より新鮮で、より元気な状態の伊勢海老をお届けしたいと思い、この方法を選びました。一般的にはおが屑に入って輸送されますが、調理の際の処理が大変ですし、何より伊勢海老のかっこいい姿が分かりにくい。海水の中で動く伊勢海老の姿を見てもらい、子どもたちや都会の方にも喜んでらえたらいいなという思いがあります」

「生きてる伊勢海老の姿を子どもたちに見せてあげたい」と話す「藤守商店」の藤本さん

伊勢海老はエアポンプが付いた海水入りのスチロールに入って届けられるが、ふたを開けて立派な伊勢海老と対面する瞬間は、大人でも興奮すること間違いなしだ。豪快な海の幸を目でも舌でも楽しもう。

海水とエアーポンプが入ったスチロールに梱包されて届けられる。おが屑よりも処理が楽なのも魅力

もう一つ、海陽町の海の美しさを物語る魚介類がある。「水産業を面白くしよう」と意気込む移住者によって設立された水産会社「リブル」が養殖している生食用の「あまべ牡蠣」だ。海陽町の海は美しすぎるがゆえにプランクトンの量が少なく、養殖には不向きといわれていた。そんな中、同社はオーストラリアなどで行われているシングルシード生産方式という方法で牡蠣の養殖に成功したという。

「海の中に張ったワイヤーに、牡蠣が入った筒状のバスケットを設置して育てます。海の干満を利用して牡蠣が海中に入っている時間と、海上に干出する時間を交互に作り出すことで、牡蠣が本来生息している状態と近い環境が再現されます。それにより、牡蠣の生命力が鍛えられ、プランクトンが少ない環境でも育つことができるんです。また、フジツボなど不要物の付着も抑えられ、牡蠣殻をきれいに保つことができます」

 

美しい海のそばで牡蠣を育てる「リブル」のみなさん。手に持っているのがシングルシードに欠かせないバスケット
殻に付着物が少ないのも特徴の一つ。美しい海が育んだきれいな牡蠣をお届け

一般的な真牡蠣に比べるとやや小ぶりだが、むしろ一口で食べやすいサイズ感で、食べてみれば貝柱がしっかり太いことが分かる。濃厚な旨みがありながら余計な臭みや雑みはなく、後口があっさりしているので牡蠣が苦手という人にも好評だ。

一口でツルッといけるちょうど良いサイズ感。白ワインやシャンパン、日本酒などお酒と合わせるのがおすすめ

手仕事生まれのあまべ藍、優しいブルーを身にまとう

ファッションのアクセントになるストールや、お腹をそっと温めてくれる腹巻きを製造しているのは、明治30年に創業した「トータス」。同社は「肌着は第二の皮膚」という理念のもと、健康と環境に配慮した藍染め商品を一つ一つ手作業で作り上げている。独自に開発した「あまべ藍」は、海陽町内の農場で農薬を使わずに栽培された藍の葉を使用して、化学薬品を使わずに染料を作っており、まるで海陽町の海のように爽やかで優しいブルーを表現。

自然にも人体にも優しい徳島の伝統工芸・天然藍染めを取り入れている

縫製会社として先代から受け継いだモノづくりの基本を大切に守りながら技術を持ったスタッフが作っているので身につけた際の心地良さもひとしお。長く愛用したくなる逸品だ。

ワッフル編みによる着心地の良さと保温性の高さが あり、特殊加工を施した糸による遠赤外線効果も! 放湿性、保温性に優れ、夏はサラサラ、冬はホカホカ
優しい手触りのシルクを、優しい色合いに染め上げたUMIKAZE。上品な印象でオールシーズン活躍しそう

あらゆるシーンで楽しめる、旨み溢れる阿波尾鶏

海陽町には肉にこだわる事業者も多い。昭和39年創業の食品加工会社「丸本」もその一つだ。同社が開発・加工を手がける商品の代名詞ともいえる「阿波尾鶏」は、徳島県を代表する地鶏で、出生証明から飼育環境、飼料、飲み水にまで厳しい基準が設けられている。一般的なブロイラーの鶏舎よりもゆとりのある環境で、尚かつ、ブロイラーよりも長い80日間以上という時間をかけて飼育が行われるほか、全期間において抗生剤や合成抗菌剤などを含んでいない飼料が与えられるのも特徴だ。そのため、衛生管理や健康管理に気を使うというが、健康的に育つからこそ、肉に程よい噛み応えがあり、イノシン酸などの豊富な旨み成分が噛むほどに溢れ出てくる。

「阿波尾鶏のいろいろな部位を食べ比べてみてください」と話すのは、「丸本」で商品開発を担当する宮繁さん

そんな阿波尾鶏の魅力を存分に味わってもらおうと、同社では約2㎏のもも肉が6回届く定期便や、皮や砂肝など多彩な部位を味わえる串焼きセットの返礼品を展開。

1回につき2kgのモモ肉が届く。500gずつ小分けになっているので保存もしやすい
冷凍で届くので解凍後に調理を。BBQなどで楽しむのもおすすめ

日々の食事や晩酌の一品に、また、BBQやホームパーティーのメインディッシュに……といろいろなシーンで阿波尾鶏のおいしさを楽しんでほしい。

ほどよく脂肪分があってジューシーなモモ肉は お鍋やステーキにぴったり。一般的に地鶏は 硬いイメージもあるが、阿波尾鶏のモモ肉はほどよ い弾力で食べやすいのも魅力
グリルやフライパンで焼けばお家でおいしい串焼きが楽しめる。手羽元は食べやすい形に開かれており、こちらも香ばしく焼いてかぶりつきたい。味付けは塩コショウのみで十分だ

もう一つ、阿波尾鶏を使った人気の返礼品がある。それが20年以上にわたり地元で愛されているお好み焼きと手羽先の店「いずみ」の名物、阿波尾鶏の手羽先だ。

徳島グルメフェス2016フライドチキン部門で第2位を獲得した手羽先。180度の油で約7~8分揚げれば完成
人気店を二人三脚で切り盛りする泉ご夫妻。地元だけでなく町外からのお客さんも呼べるおいしさを実現し、まちの活性化に一役買っている

試行錯誤の末たどり着いたオリジナルの味付けはピリッと辛いが阿波尾鶏の濃厚な旨みと相性が良く、子どもから大人まで幅広いファンがいる。

下味が付いた状態で、10本ずつ真空パックに入って届く

また、手作業によって骨ごとに肉を分けられるように加工されているのもこだわりの一つ。骨からスルッと肉が外れて、余すところなく食べられるのも万人に愛される理由である。

簡単に骨ごとに分けることができる。食べやすい形になるので何本でもパクパク進んでしまう

返礼品は手羽先に下味をつけ、冷蔵状態で届くので解凍する手間がなく、油で揚げればすぐに名店の味が再現できる。ご飯のおかずにも、ビールのお供にも、子どもたちのおやつにも、ぴったりの逸品だ。

一千メートルの山々の産物、天然の肉・ジビエに舌鼓

海陽町は海だけでなく山も雄大に広がっており、そこでは昔から盛んに猟が行われてきた。猟師歴50年以上という「ししぎ 森のお肉屋さん」の乃一俊治さんは、この地域で伝統的に飼育されてきた猟犬の可愛さに魅了され、20代から猟師の道へ。「命をいただくこと」に感謝をしているからこそ、捕らえた後の処理もきちんと行い、安全でおいしいジビエを生産している。

「ジビエの肉には臭みがあるといわれますが、それは血が残っているから。私はしっかりと血抜きをしていますので、肉に臭みはありません。また、マイナス1〜3度の保冷庫の中で低温乾燥をすることで軽く熟成させ、味わいを高めています」

猟師歴50年以上の大ベテランである乃一さん。「イノシシの脂にはコラーゲンがたっぷり含まれてます。お鍋の後のスープも余すところなく味わってくださいね」

ロースとカルビがセットになった返礼品は、部位の食べ比べができると好評。

 

イノシシのロースとカルビのスライス肉が約500gずつ届く

脂にしつこさがなく、食べ飽きがこないのが特徴で、鍋にすると脂が溶け出したスープも絶品に。酒や醤油で味をつけ、隠し味に味噌を少量加えるのが乃一さんのおすすめの食べ方。海陽町の自然と人があってこそ生まれる豊かな味わいを堪能あれ。

阿波地美栄処理衛生ガイドラインに即して安全に処理されたイノシシ肉。お鍋にぴったりだ

海陽町のお礼の品のクチコミ

徳島県海陽町

2018年度全国商工会連合会会長賞 受賞!阿波尾鶏たまごと和三盆糖のプリン 3個入り×2箱(8,000円)

2023年1月19日 11:40

SMDKFさん

阿波尾鶏のたまごと和三盆という組合せが気になり寄付してみました。
たまごの風味が濃くて濃厚!
まろやかで滑らかな舌触りもよかったです。
しっかりとした食べ応えがあり、1つで大満足できます。

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徳島県海陽町

海陽町特製アイス(9,000円)

2022年6月10日 14:28

びきまるさん

どれもアイスとしては珍しい味で楽しめました!
特に小松菜がミルクの味とマッチしていてとても美味しく、娘が飲むように食べていました(笑)
生産者さんの優しさが伝わってくるような
素材を活かした優しい味で、本当に美味しくいただきました。次回も頼みたいと思います!

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自治体情報

徳島県海陽町(かいようちょう)

こちらの自治体詳細

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