奈良県王寺町は、明治時代に県内で初めて鉄道が開通したまちで、大阪と奈良を結ぶ交通の要衝地である。2020年、日本遺産の認定を受けた明神山は、山頂からパノラマビューで法隆寺や東大寺をのぞめる眺望スポットで、多くのハイカーや登山客が訪れる。また、同町は聖徳太子ゆかりの地としても知られ、達磨寺や太子葬送の道など、数々の歴史遺産が残っている。達磨寺には聖徳太子の愛犬「雪丸」が祀られており、雪丸にちなんだ数々の特産品が作られている。これらは返礼品としても提供されており、その中でもラベルに雪丸のイラストが描かれた「雪丸ワイン」、「雪丸スパークリングワイン」や、達磨大師が描かれた「達磨寺ワイン」は、味はもちろんデザインも洗練されているので、贈り物におすすめだ。

また、調理器具等のコーティング加工を手がける「シャイン工芸」の「雪丸フライパン」は側面に雪丸が描かれたかわいらしいデザインながら、頑丈で高性能。米国デュポン社の厳しい基準に合格したテフロンが使用されており、その品質は折り紙付きだ。

さて、王寺町には達磨寺をはじめとした歴史スポットの他にも、ぜひ訪れてもらいたいイチオシの場所がある。2020年4月にオープンした森林活用型アウトドアパーク「冒険の森 in おうじ」だ。町立のキャンプ場をリニューアルした施設で、大阪からも近い市街地に位置しておりアクセス抜群。ハーネスを付けて高い木と木の間を渡ったり、滑車を使って池の上をすべり降りたり（ジップライン）、木登りともアスレチックとも異なる、全身で大自然を感じながらまったく新しい樹上の冒険を体験できる。小学生用のコースも用意されており、敷地内にはバーベキュー場やキャンプ場もあるので、家族みんなで訪れて一日中遊びつくしてもらいたい。