愛媛県八幡浜市
代々橙せとか 訳あり3.5kg(10,000円)
2025年5月6日 10:18
だいだいさん
訳ありだったので少し水分が抜けてるようなものもありましたが、美味しく頂きました。
意外と皮は硬かったです。
愛媛県の西の端、佐田岬半島の付け根に位置する八幡浜市。
四国の西の玄関口といわれ、大分県と行き来するフェリーが一日20往復している。明治時代には九州や関西地方との海上交易が盛んで、「伊予の大阪」といわれるほど栄えたという。
ぐるりと山に囲まれ、海はリアス式海岸が続く。その恵まれた地形と温暖な気候から、八幡浜市では古くからみかん栽培と漁業が盛ん。明治時代の中頃からはじまったみかん栽培は、みかんで有名な愛媛県のなかでも、最大の生産量と出荷額を誇る。
平地から山の頂上まで続く石垣づくりのみかん畑。秋から冬にかけてのみかんの時期、この段々畑の山が黄金色に染まるという。
「うちは、園地が山の頂上にあって、海が一望できるんです。夕日が沈むところも見えて、その夕やけが絶景なんですよ」。そう話してくれたのは、「OrangeStoreニノミヤ」の二宮正道さん。夕やけのように赤いみかんを食べてもらいたいという気持ちを込めて、南柑20号など温州みかんを「夕やけみかん」と名づけ、インターネットで販売している。
一日中、日が当たる園地で栽培されたみかんは糖度が高い。生産している柑橘の9割はインターネットで販売し、生産が追いつかないほど好評だという。
二宮さんが栽培している柑橘は11種類ほど。人気の「まどんな」は愛媛県だけが栽培できる品種。高級柑橘だが人気は高く、予約でほぼ完売するほどの注文が入るそうだ。
「まどんなは皮が薄くて糖度が高く、ゼリーのよう。手で皮がむけないのでナイフでカットして食べます」
根強い人気があるのは「不知火」で、濃厚な甘さと深い味わいがある。収穫してすぐに選別、直送するため、収穫から発送まで24時間ほど。新鮮なまま届けられるので、防腐剤は一切使っていない。
また、二宮さんは、「カルシウムが単発的ではなく、雨水とともに少しずつ染み込んでいくほうがいいかと思って」と、園地にはカルシウム剤の代わりに牡蠣殻と昆布を与えている。
みかん農家になって9年目。29歳という若さながら、みかんの木を所有できるオーナー制度や、複数の品種が届く会員制度など、さまざまな取り組みに挑戦する二宮さん。
「ネット販売だと顔が見えないので、コミュニケーションを大事にしています。発送するときは商品にオリジナルの感謝状を同封するんですよ。感謝状にプリントしたQRコードにアクセスして動画を見てもらったり、SNSでプレゼント企画をしたり。SNSでは東京の方を中心に4000人ほどのお客様とつながっています」。直接やりとりすることで、クレームがあってもすぐ対応できる。その分、お客様の満足度は高いという。
「『来年もここのみかん食べたいから長生きしようかな』とか、『旦那がみかんを食べなかったけど、ニノミヤのみかんを口にしてから食べるようになった』という感想をいただくことがあります。そういう声を聞くことが一番うれしいですね」
八幡浜市には、四国一の規模の魚市場がある。瀬戸内海と太平洋をつなぐ宇和海は、黒潮が流れ込むため栄養素やミネラルが豊富。魚種も水揚げ量も多く、豊かな漁場となっている。
近年は養殖も盛ん。中でも、マダイの養殖は愛媛県が30年以上連続で生産量日本一を獲得。八幡浜市もマダイ養殖が盛んな地域のひとつだ。
港と魚市場に隣接する、「八幡浜漁業協同組合」が運営するシーフードセンターを訪れた。
「朝仕入れたマダイを職人が丁寧に手でさばき、加工しています。加工後すぐに急速冷凍することで鮮度と旨みを閉じ込め、マダイの歯ごたえもしっかり感じられます。その鮮度が一番のポイントだと思います」と加工部の清原 健さんが教えてくれた。
加工品で一番人気なのは「特製胡麻だれ鯛茶漬」。茶漬けといってもお茶は使わず、刺身をご飯にのせ、だしと胡麻だれをかけて食べるスタイルだ。
「配合はシェフに考えてもらい、だしも胡麻だれも丁寧に手作りしています。胡麻が効いていますが、マダイの風味を際立てる上品な味わいです」
続いて人気なのは「鯛三昧」。こちらも朝仕入れたマダイを、早い時間帯に一匹ずつ手でさばき、急速冷凍にかける。生食用切り身、焼き物用切り身、カマ、頭、中骨がセットになり、まさに鯛三昧な内容だ。
「隣の活魚センターから生きたままマダイが入ってくるから新鮮です。活き締めのマダイは歯ごたえが違います。八幡浜は海水温が低いので、他の地域と同量の餌を与えても大きくならないのですが、その分マダイの身が締まっているんです」
天然のマダイは産卵後に身がやせているのに対し、養殖のマダイは年中質が安定している利点もあるという。
宇和海の恵みを受けて育った、コリっと歯ごたえのあるマダイ。茶漬けにしても、刺身や塩焼きで食べても、おいしいに違いない。
1916年創業の「梅美人酒造」。正面の壁はタイル張りで、大きな木製の扉が目を引く。和と洋が調和したレトロな雰囲気で、建物を見るだけでも趣を感じられる。五代目の上田英樹さんが案内してくれた。
「水はお酒の味わいを左右しますが、梅美人では天然水にこだわり、地下30mに流れる井戸水を使用しています」
井戸をのぞくと、こんこんと水が湧き出ていた。井戸の奥に続く貯蔵庫も歴史を感じられる佇まい。梅美人酒造では、創業当初に作られた建物の一部がそのまま残っていて、4ヵ所が国の登録有形文化財に指定されている。
そんな蔵の名前がついた「梅美人」は創業当初から造り続けるブランド。「純米大吟醸梅美人」は愛媛県産の良質な酒米「しずく媛」を50%まで磨き込んだぜいたくな一品だ。「華やかな香りを感じられる、すっきりと後味のいい飲み口です」
「大吟醸鷹雄」は兵庫県産の酒米「山田錦」を使い、特に味にこだわって造ったという。「普通は14〜20日かけて発酵させるところ、鷹雄は30〜35日かけてゆっくり低温発酵しています。フルーティで飲みやすく、食事にも合わせやすいです」
そして、日本酒とともに人気なのが、20年ほど前に作りはじめたという柑橘リキュール。「美肌」は八幡浜産みかんを絞った100%果汁と焼酎と合わせたもので、糖類無添加。みかんの甘さだけでしっかりと甘みがある。ほかに河内晩柑や伊予柑のリキュールも造る。柑橘それぞれの味を活かした愛媛県らしいリキュールだ。
戦前戦後は愛媛一の規模を誇る蔵だったという梅美人酒造。市の観光資源にも選ばれ、見学することができる。
「見学に『来てよかった』と言ってくれるとうれしいです。社会科見学で来た小学生や中学生に井戸水を飲んでもらい、周りの自然を大切にすることなども伝えています。地元に愛される、あってよかったといわれる蔵を目指します」
愛媛県八幡浜市
2025年5月6日 10:18
だいだいさん
訳ありだったので少し水分が抜けてるようなものもありましたが、美味しく頂きました。
意外と皮は硬かったです。
愛媛県八幡浜市
2025年3月30日 21:12
りすくまさん
「かんきつの女王」とも言われている、せとかを初めて食べました。
とろ〜りととろける果肉は濃厚でジューシーで、外皮がとても薄く、果肉がぎっしりと詰まっていました。
手で剥く事も出来るので、手軽に食べることができました。
愛媛県八幡浜市
2023年12月26日 09:28
たつ子さん
知人から美味しいと聞き、気になっていた『まどんな』みかん!薄皮の中には、むっちりと中身が詰まっていて、ひとくちに食べると「え?これみかんなの?」と思うような、甘みとプルッと食感がします。こんなに美味しいみかんは初めてで、子供も一個じゃ足りないと、続けて3個食べていました(笑)一家大満足でしたので、来年もリピートしたいと思います。
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