総力取材記事

歴史と文化に磨かれたまちには、人気スイーツから近江牛、伝統工芸品などの逸品が勢ぞろい

歴史と文化に磨かれたまちには、人気スイーツから近江牛、伝統工芸品などの逸品が勢ぞろい

風情あふれる町並みが残る、近江商人発祥の城下町

市名の由来とされる「日牟禮(ひむれ)八幡宮」は1900年近い歴史を持つ古刹
「見越しの松」や「うだつ」が印象的な新町通りからは、八幡山の雄大な景色が望める

近江八幡市は、豊臣秀次公ゆかりの城下町。安土・桃山時代に八幡城の防御と水運利用を目的に八幡堀が築かれ、楽市楽座の施行をきっかけに商業が発展した。その精神は受け継がれ、近江商人発祥の地としても知られている。

手漕ぎ和舟による水郷巡りを楽しめる八幡堀は、通年を通して観光客で賑わう人気スポット

特に四季折々の美しい景色を望む八幡堀や、かつての商家が立ち並ぶ新町通り周辺は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。今も往時の面影を残す界隈は、映画やテレビドラマのロケ地として利用される名勝である。最近では特産品を活かした飲食店、伝統工芸品を進化させたショップなどが軒を連ね、国内外の観光客の人気を集めている。今回は、ロングセラーから新たに登場した返礼品、グルメまで、幅広くまちの魅力をお伝えしたい。

150年以上親しまれ続ける、老舗和菓子舗の銘菓セット

菓子舗・たねやでは、伝統と革新をテーマに数多くのお菓子を手がけている

まずは、1872年に創業した老舗和菓子舗「たねや」をご紹介する。生産者とのつながりを大切にし、小豆をはじめとする厳選素材と滋賀の良質な地下水を使い、伝統的な製法と技を熟練の職人が受け継ぐ。

代表銘菓の詰め合わせは、大切な人への贈り物にも最適

返礼品では、長年地域の人たちに愛され続けている代表銘菓の詰め合わせをおすすめしたい。

たねやの代名詞といえる栗饅頭は、150年以上愛される変わらぬおいしさ

創業当時から手がける「栗饅頭」は、刻んだ栗の入った白餡を色艶よく焼き上げた皮で包んだしっとりとした味わいが特長。

昔なつかしい枡のかたちに「益々繁盛」の願いを込めた斗升最中

香ばしい最中種に甘さをおさえた粒餡と香り豊かな柚子餡をはさんだ「斗升最中」は、二つの味を楽しめる。

職人が製法や技を受け継いできたカステラは、しっとりしたきめ細かな生地が特長
生地づくりから焼き上げ、カットまですべて職人が手仕事で丹精を込めてつくるカステラ

そして、しっとりときめ細やかに焼き上げた「カステラ」は、焼き加減を見極め、生地にムラなく火を通す熟練の職人技が光る逸品だ。

ふるふる揺れる焼き上がり!究極のバームクーヘン

たねやは洋菓子部門として「クラブハリエ」を設立。

滋賀県で観光客数トップを誇る「ラ コリーナ近江八幡」は、お菓子と自然を楽しめる人気スポット
職人が一本一本焼き加減を見ながら、独自のふんわり・しっとり食感を生み出す

その旗艦店として2015年、八幡山から連なる丘に「ラ コリーナ近江八幡」をオープンした。「自然に学ぶ」をコンセプトにした敷地には、森や小川に数多くの生き物が生息し、自然の風や鳥の鳴き声が心地よく響きわたる。田畑では米や農作物を手がけ、森づくりの一環としてどんぐりなどの植栽も積極的に行っている。

「お菓子を通じて近江八幡の魅力を感じてほしいですね」と語る黒川さん(左)と小濱さん(右)

「お菓子は原材料がなければつくることはできません。自然と触れ合うことで、その大切さを伝えています」と同社広報室 室長の黒川志歩さんは語る。

屋根一面が緑に覆われたお店とカフェには工房が併設され、お菓子づくりの様子を目の前で見ることができる。

甘い香りと口の中ですーっととけていく味わいは、心まで幸せにしてくれる

中でも一番人気のバームクーヘンは、従来の概念をくつがえすほどのおいしさ。「できるだけ水分を残すようにギリギリのラインで白く焼き、ふるふると揺れる食感を実現しています」と工場長の小濱亮介さんは、製造の秘訣を教えてくれた。

個包装なのでプレゼントにもぴったり!

新感覚のふんわり・しっとり食感をぜひ、ご自宅で味わっていただきたい。

愛情を込めて一頭一頭を飼育。おいしさにこだわった近江牛

あっさりした味わいが人気の赤身は、濃厚な旨みを堪能できる

湖国の豊かな自然に恵まれた近江八幡市は、日本三大和牛である近江牛の産地。この地で1948年に創業し、自社牧場で牛の飼育から生産、加工、販売まで一貫して行っているのが「森三商会」だ。近江牛枝肉共進会で初代グランドチャンピオンを獲得して以来、最高峰の牛肉を追求し続けている。

「新工場の最新設備で安心とおいしさを提供しています」と語る森村さん(右)と望月さん
鈴鹿山麓系の地下水が豊富なエリアに自社牧場を構え、牛の個体管理をしながら大切に育てている

「肉の旨みが深く、甘みの強い未経産牛のみを厳選して仕入れ、一頭一頭の血統や個性に合わせて飼料の量や配分を変え、ストレスを与えないように愛情を込めて育てています」と統括本部長の森村章亘さんは語る。

脂の融点が低いため、加工はスピード勝負。不要な部分は丁寧に切り落とす

1年前には新工場を稼働させ、徹底した衛生管理のもと、高品質で安全な製品を提供。職人技で素早くカットし、最新設備で瞬間冷凍することで鮮度の高い商品をお届けする。中でも一押しは、最高部位であるロースの近江牛ステーキだ。

脂の甘さと口の中でとろける食感を楽しめるロースは、1枚200gの厚切り

「脂はあっさりした中にも甘みがあり、融点が低くて口の中でとろける食感を目指しています。常においしい肉を食べてほしいという気持ちで日々模索し、惜しまずに努力と勉強を重ねています」

そんな情熱が唯一無二の至極の味わいをつくり出す。さっと火を通したミディアムステーキをおすすめしたい。

美しさとおいしさを追求する、近江肉師ブランドの返礼品

「近江肉師」とは、肉のおいしい・美しいを形にするエキスパートである。

近江牛のバラ肉を巻き、旨みと肉汁を閉じ込めたハンバーグは不動の人気
部位別に捌いて磨きをかけ、一番おいしく食べられる状態まで寝かせる

「カネ吉ヤマモトフーズ」では、130年の歴史と技術を肉師たちが代々受け継ぎ、独自の最高品質を追求し続けている。この職人技を広く伝えるため、新ブランド「近江肉師」を立ち上げた。

近江肉師の基本となるのは、目利き・捌き・磨き・寝かせ・裁ちの五つの技だ。特に重要である目利きでは、牛肉のランクにとらわれず、脂の滑らかさ、肉質の色具合い、サシの入り方を見極めて一頭買い。それぞれの部位に合わせて丁寧に加工をして冷蔵庫内で寝かせ、香りと旨みを最大限に引き出す。

近江牛といえばすき焼き。自家製たれが肉の旨みを引き立てる
その日に一番おいしい3種の部位を厳選し、厚めにカットしてお届け

返礼品の「近江肉師 華盛り」は、肉師がその日に一番おいしい部位を厳選し、美しくカットした肉を大輪の花が咲いたように樽に盛りつける。肉のやわらかさや口当たりの滑らかさ、香り、旨みは、まさに職人のなせる業。近江牛との相性抜群の自家製たれがさらに至極の味わいへと昇華させる。年末年始や記念日、お祝いなどのシーンはもちろん、大切な人への贈り物としても最適。記憶に残る感動のおいしさを、より多くの人に味わってほしい。

伝統の職人技「八幡靴」で、手軽にオリジナルの一足を

かつて近江八幡市は、製靴業が盛んな地域だった。明治以降、天然皮革を職人が手縫いで仕上げる靴は「八幡靴」と呼ばれ、高級な国産紳士靴の代名詞となった。しかし、大量生産・消費の時代を経て、専門店が減少するなか、「リバーフィールド」は、製造販売を行う希少な存在となっている。

「信頼を第一に、何度もやり取りをしながら丁寧に靴をつくっています」と川原さん

代表の川原 勲さんは、「八幡靴は靴底もすべて天然皮革を使用しているため、通気性に優れています。また、イタリアの伝統的なマッケイ製法により、軽くて足にフィットする履き心地が特長です」と語る。

この伝統工芸の技を全国に伝えたいと考えた川原さんは、イージーオーダーのネット通販をスタート。注文後に送付される計測器で足型を取り、メジャーで寸法を測って返送すると職人が丁寧に手づくりをした仮縫い靴が届く。

試し履き後に細かい調整をしてから靴底を張り、丁寧に仕上げていく

「試し履きをしていただき、要望を聞いて調整するので、自分に合った靴ができ、安心感にもつながっています」

生後半年から1歳程度の仔牛のカーフ革は薄くてしなやかで丈夫。デリケートな革のため、オーダーのみで対応
生後1歳から1歳半程度のキップ革を使用。1㎜程度の厚みのある革はシワがよりにくくい

「足の痛みが解消した」「仕事に出かけるのが楽しみ」といった声が寄せられ、5人に1人がリピートするそうだ。手軽に利用ができ、長く愛用できる八幡靴は、オーダーメイド初心者や若い方にも安心して利用していただきたい。

近江牛レザーと帆布の鞄は、愛着を持って長く使いたい

最後に、帆布と革のお店「COGOCORO」を紹介したい。県内で織られた帆布に加えて、地元の「岡喜牧場」と近江レザーを共同開発し、5年前から革製品を販売。裁断から縫製、仕上げまで一貫して自社工房で手がけている。

琵琶湖ブルーに染めた深みのある近江レザーがアクセントに。真鍮金具がレトロな雰囲気を引き立てる
田中さん(左手前)と熟練のスタッフたちが揃う、和やかな雰囲気の工房

中でもロングセラーといえば、岡喜近江牛レザーと帆布のトートバッグだ。「今人気なのは、薄いグレーの帆布に琵琶湖ブルーのレザーを合わせた新しいモデルです。良質なオイルを含んだ近江牛レザーのしっとりとしたやわらかな手触りを実感してください」と代表の田中秀樹さんは笑顔で語る。

ワンショルダーバッグは、自転車やバイクでの通勤、旅行などいろんなシーンに使える
職人が丹精を込めて一つ一つ手仕事で仕上げていく

もう一つ、国産の高級レザーを使ったワンショルダーバッグは、田中さんが実際に身につけ、使いやすさにこだわった自信作だ。

「体にフィットする太いベルトは、左右どちらにも付け替えが可能。Wファスナーは中身の出し入れが簡単で、多彩なポケットに小物を収納できます」

ともに耐久性があり、使うほどに味わいが出てくるので、お手入れをしながら経年変化を楽しみたい。愛用のバックを手に近江八幡市に訪れ、まちを歩きながら風情を感じてみてはどうだろう。

近江八幡市のお礼の品のクチコミ

滋賀県近江八幡市

近江牛 ウデ すき焼き しゃぶしゃぶ用 500g A4/A5(15,000円)

2023年1月7日 10:29

モーモーさん

お正月に家族4人ですき焼きで頂きました*⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝*
柔らかくて甘みもあり、脂もちょうど良くて
とても美味しいお肉にみんなニコニコ(๑'ڡ'๑)୨♡
幸せなお正月になりました。
リピ決定です‎(❁´∀`❁)ノ????´-

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滋賀県近江八幡市

近江牛プレミアムハンバーグ6個 カネ吉山本(12,000円)

2021年4月4日 19:08

たけとんぼさん

肉好きの目と腹を喜ばせる(はずの)、肉巻きのハンバーグです(^^)
焼き方のレシピも動画もあったですが、火力が強すぎたらしく、焦がしちゃいました(泣)。これじゃパッと見では何かわからないですよね…でも、お味はバッチリでした。焦げで苦くなることもなかったです。うちの育ちざかりたちも、旨そうに食べていました。

焦げに注意して焼いてくださいね。

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滋賀県近江八幡市

牛肉味噌漬け(20,000円)

2020年4月8日 18:35

ふるるさん

何度もリピートしている滋賀県 東近江市の牛の味噌漬け。
わが家の大好きな味付けなんです♪

今回も牛で頂いたあと
味噌はリサイクルで豚や鶏を漬け込んでいただきました。


そして新たな味を発見!

モツ(丸腸)を2-3日漬け込んで焼いてみたんだけど
これがかなりおいしい!


二度も三度も美味しい味噌漬け。
新たな我が家の定番になりました。

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自治体情報

滋賀県近江八幡市(おうみはちまんし)

こちらの自治体詳細

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