総力取材記事

雪の季節も緑の時期も、 食べもの、見るもの、みんないい。コシヒカリのふるさと

雪の季節も緑の時期も、 食べもの、見るもの、みんないい。コシヒカリのふるさと

南魚沼コシヒカリの里は 春夏秋冬︑見所満載

南魚沼市内を望む。山々からの豊かな雪解け水が水田を潤し、南魚沼産コシヒカリを育てる
南魚沼を代表する観光スポット「魚沼の里」。八海山の麓の里山に地元の名産品が集まる
越後と関東をつないだ三国街道の宿場町として栄えた牧之(ぼくし)通り。風情ある景観が評価され様々な賞を受賞してきた

旨い米の代表格、南魚沼産コシヒカリで抜群の知名度を誇る南魚沼市は新潟県の南部に位置している。豪雪地帯として知られ、2mを超す積雪を記録することもある。この雪がもたらす清らかな水と昼夜の寒暖差がおいしいお米を育てる。
山あいの自然豊かな南魚沼市はアクセス抜群の田舎でもある。市内には関越自動車道のインターチェンジが3ヵ所あり市内どこへ行くにも便利だ。東京都内からの所用時間は2時間半あまり、上越新幹線を使えば東京駅から市内の停車駅、浦佐駅まではわずか1時間半という便利さだ。
市内には10ヵ所ものスキー場がありスキーリゾート地として注目されるがそれだけではない。温泉や登山道、紅葉など、見所は尽きない。
八海山の麓にある「魚沼の里」は注目のスポットだ。のどかな田園風景の広大な敷地には、銘酒八海山の酒蔵を中心に、南魚沼の名産品が揃う売店やレストラン、カフェやスイーツショップなどが点在する。日本酒を熟成する雪室の見学ツアーや八海山の試飲コーナーなどが人気だ。休日ともなれば、遠方からも人が押し寄せる。
春夏秋冬、彩り豊かな魅力満載の南魚沼にぜひ来てほしい。

5年連続金賞受賞 とっておきのコシヒカリ

魚沼丘陵の腐葉土に雪解け水が豊富に染み込んだ田んぼ。栄養たっぷりのいい水がいい米を育てる
この無農薬栽培米が手に入るのはネットストアと直売だけ。ファンも多い貴重なお米だ
米作りに情熱を傾ける関農園代表の関智晴さんと奥様。関さんは米農家の5代目。代々この地で米作りを続けてきた

おいしい米として名を馳せる南魚沼産のコシヒカリのなかでも特に評判の高いお米が「関農園」のコシヒカリ。国内最大級のお米のコンクール「米・食味分析鑑定コンクール」で5年連続の金賞受賞に輝く実力派だ。
おいしさの秘密を代表の関智晴さんに聞いてみた。
「魚粉や米ぬか、昆布などをブレンドし、微生物で1年間発酵熟成させた自家製の肥料を与えています。こうすることで旨み成分のアミノ酸を豊富に含んだ米ができます。さらに収穫が近づくと水分を極力控えます。あえて過酷な環境にすると稲は自分で栄養を蓄えて一層米の旨みが増します」と、こだわりが尽きないが、ごはんの炊き方にも並々ならぬこだわりがある。
「お米はしっかり洗い、ぬかを落としてください。ぬかがついていると炊き上がりの粒がベタついてしまい、おいしくありません。注意する点はあまり力を入れて研ぎすぎないことです。お米が割れてしまいますから。とぎ汁が透明に近くなるまでしっかりすすぐと舌触りが滑らかで、旨みと香りが上品なおいしいごはんが炊き上がりますよ」
こだわりが詰まったお米は籾のまま低温保管され、出荷日が近づくと玄米にして、精米した当日中には発送する。今回は貴重な無農薬栽培米を新米でお届け。味の違いを感じてほしい。

純米吟醸と吟醸をセット。お正月には飲み比べを

純米吟醸と吟醸をセット。お正月には飲み比べを
「この季節、吟醸酒とぶりの刺身の組み合わせがいいですね。酒はお燗で」と酒造り33年のベテラン田中勉さん

全国にファンを持つ銘酒「八海山」は、南魚沼が誇る日本酒だ。そのシリーズから、純米吟醸と吟醸の2本セットが返礼品にラインナップされている。
精米歩合は純米吟醸、吟醸どちらも50%だが、味わいには少し違いがある。純米吟醸は「純米らしくない純米」を目指し造り上げた最高の酒。きれいな味わいの中に穏やかに酒の香りが立つのが特徴だ。吟醸の方は、さらにすっきりとキレがあり、凛とした佇まい。
「どちらも飲みやすさを追求した八海山の定番シリーズです。食中酒として、会話を楽しみながら楽しく飲んでほしいですね。飲み飽きないお酒ですから、日本酒初心者の方には特におすすめ。慣れていない方ほどいいお酒から飲み始めると楽しめますよ」と話してくれたのは八海醸造製造部の田中勉さん。さらにとっておきの飲み方を教えてくれた。
「ぜひお燗をしてみてください。目安は42℃くらい。吟醸酒をお燗するなんてもったいないと冷酒で飲む方が多いですが、八海山はお燗してもおいしいんです。これが私たちの自慢です。とてもまろやかな味わいになりますよ」
どちらがお好みだろうか。ぜひ飲み比べたい。

雪の力で肉を熟成。プロが認める貴重な和牛

魚沼の里にある雪室。肉専用の雪温貯蔵室でゆっくり熟成される
雪室で熟成されコクと旨みが増した濃厚な味わい。一晩冷蔵庫で解凍してから焼く。どんな焼き方でもやわらかくておいしいのがシャトーブリアン
有名ホテルのレストランでも採用されている合挽きハンバーグ
内山肉店内山治彦社長。「雪国、南魚沼だからできた熟成牛です」

牛1頭からわずか2kgほどしか取れない最高級部位、シャトーブリアンのステーキはいかがだろう。「内山肉店」では新潟県のブランド黒毛和牛、「にいがた和牛」のシャトーブリアンを雪室の冷気で熟成させて出荷しているため希少価値はさらに高い。
雪室とは雪を蓄え、自然の力で4℃前後の室温を1年中保つ貯蔵庫だ。2013年、「魚沼の里」のオープン時に雪室が完成したとき、知り合いだった八海醸造の社長から「雪室の冷気を利用して何か面白いものを作ってみないか」と声がかかったのをきっかけに、店舗内にある肉専用の雪温貯蔵室で牛肉の熟成に乗り出した。およそ7年の研究の末、発売したのが「雪温貯蔵にいがた和牛」だ。一体どんな味なのだろうか。
「雪室の温度、湿度でゆっくりと熟成が進むため、肉のコク、旨みがぐんと増し濃厚になります。ホテルや旅館を中心に出荷していますが、雪の冷気で貯蔵熟成させたというストーリーに興味を持ってもらえます。評判はとてもいいです」と内山肉店社長、内山治彦さんが話してくれた。
もう1つ、内山肉店のヒット商品をご紹介しよう。「雪ひかりポーク&にいがた和牛ハンバーグ」は雪温貯蔵し、熟成させた魚沼産の雪ひかりポーク(自社ブランド豚肉)と、にいがた和牛を使ったハンバーグ。高級ホテルに採用されるなどプロからも好評の味だ。生のパテなので解凍後、手ごねをしてから焼き上げれば、そのままでもおいしく食べることができる。

伝統工芸を身にまとう。塩沢織のストールはいかが

絹100%のストールは季節を問わず快適に身につけられる
織の文化館塩沢つむぎ記念館正面
塩沢つむぎ記念館。本物の高機(たかばた)を使ったはた織り体験ができる

南魚沼市塩沢地区は織物の里として栄えた地。「織の文化館塩沢つむぎ記念館」はユネスコ無形文化遺産、越後上布に代表される塩沢織の伝統文化を後世に伝える場所だ。館内は1階の展示・販売コーナーと2階の工房に分かれ、工房でははた織り体験が可能だ。館長の南雲正則さんに聞いてみた。
「塩沢織は越後上布、塩沢つむぎ、本塩沢、夏塩沢の4つの織物の総称です。特に越後上布は平成21年、染織りとしては日本で初めてユネスコ無形文化遺産に登録されたほど貴重なものです。着物を着る人が少なくなった今、この文化を伝えていくことはとても大変ですが、伝統を継承していくためには、作り手と使い手の両方がいなくてはなりません。塩沢つむぎ記念館は塩沢織を見て、聞いて、触れていただく場所。さらに、ふるさと納税をきっかけに使っていただければ、こんなに嬉しいことはありません」と話してくれた。着物地と同じ素材で織られた絹100%の塩沢織のストールは、季節や性別を問わず使えるおしゃれな逸品。お届けの際には、身につける方の性別やお好みを電話で聞いてから送るという心遣いが嬉しい。

米どころならでは!米ぬか入りの健康ピザ

解凍後220℃のオーブンで5~10分温めるのがベスト。ホットプレート、フライパンでも可能だ
栄養満点の米ぬかをピザに練り込んだ
米ぬか入りのピザを開発した戸田敏則さん

米どころ南魚沼ではお米が様々に形を変え、驚きのグルメが体験できる。「ピッツァタルト」はテイクアウトピザの専門店。開店以来、大好評の看板メニューは珍しい米ぬかピザだ。
体に優しいピザ作りを目標に掲げるオーナーの戸田敏則さんは、栄養豊富だが精米すると削られてしまう米ぬかに目をつけた。研究を重ね炒った米ぬかに加え玄米、米粉を国産小麦に練り込んだピザ生地を開発した。使用する米は農薬不使用の南魚沼塩沢産コシヒカリにこだわっている。食感は外はカリカリ、中はモチモチで地元ファンも多い。本格的な窯を使い、原料・製造方法にこだわったピザは、冷凍・解凍を経ても焼きたてのおいしさが楽しめる。健康志向のピザをご賞味あれ。

こんな場所でふるさと納税が活きています!

登山道が整備され安全に山を楽しめるようになった
U&Iときめき課 風間佳世さん

南魚沼市では様々な場所でふるさと納税の寄附金を役立てている。これまでに、天候を気にすることなく、親子が思い切り遊べる屋内施設、子育ての駅「ほのぼの」や小・中学校普通教室へのエアコン完備、八海山・坂戸山の登山道整備などに活用してきた。
また、お礼の品の送付から今年で3年目を迎えたふるさと納税についてU&Iときめき課の風間佳世さんは「南魚沼のグリーンシーズンをPRできる体験型返礼品に力を入れたいですね。しゃくなげ湖でのSUP体験ツアーや八海山ロープウェーなど、冬以外にも楽しめるスポットはたくさんありますから。四季を問わずに来ていただけるような働きかけをしていきます」と目標を話してくれた。新しい南魚沼での体験を楽しみにしたい。

南魚沼市のお礼の品のクチコミ

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自治体情報

新潟県南魚沼市(みなみうおぬまし)

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