総力取材記事

不動の人気・よつ葉のギフトセット。和牛ハンバーグにハピまんとおいしい話題が満載の音更町

牛や酪農、乳業などから音更発信の美味を楽しく学ぶ

帯広空港から車で約40分。豊かな自然が大地の恵みを育む音更町は、話題のおいしさ溢れるまち。今回は旅スタイルで、音更の美味を紹介する。
まち自慢の美味発信スポットといえば、「北海道のおいしさを、まっすぐ。」をスローガンに掲げ、安全・安心な製品作りを手がける「よつ葉乳業」。十勝主管工場は、牛が過ごしやすい冷涼な気候と牧草の生育に良好な環境を誇る十勝のほぼ中央に位置。牧場から新鮮な生乳が品質を保ったままの状態で工場に届き、牛乳・乳製品を製造、全国へ出荷されている。
その製造工程などを見学できる施設「おいしさまっすぐ館」が、2019年3月リニューアルオープン。牧場を模した展示スペースが新設され、生乳生産から製品製造まで「一貫した流れでわかるようになった」と好評だ。返礼品で不動の人気を誇る、よつ葉のチーズやバターがおいしい理由も、ここで学べばすっきり納得。濃厚なミルク感が特徴のバニラアイスも、乳原料は100%十勝産。素材の味が冴え渡る。

入り口ではコーポレートキャラクターで広報担当の「みるる」がお出迎え。お尻のよつ葉のクローバー柄にご注目

十勝管内の小・中学生はもちろん、全国から年間約１万人が訪れる「おいしさまっすぐ館」。見学は無料で、平日のみ実施。希望日の1週間前までに、同工場（0155-42-2121）へ電話にて予約申し込みを。「見て触れて、楽しく学んでいただけます。過去にいらした方も、大人の方も、ぜひ足をお運びください」と小林正人館長

人工芝が敷かれ実物大の牛のパネルが設置された、新展示スペース「しあわせファーム」で牧場を疑似体験

「引き出したり、くっつけたり、触わってみたり。酪農や牛を理解できる『仕掛けやクイズが楽しい』とご好評です」と案内役も務める平塚弓枝さん

安定剤・乳化剤・着色料不使用。十勝産ミルクの風味豊かなアイスは、コクがあるのに後味さっぱり

人気沸騰！地元店で長蛇の列。音更の新グルメで舌に驚きを

ランチはステーキ&バー「HIRO」で、十勝産和牛100%ハンバーグセットを。ジュワッと広がる、黒毛和牛の旨みがたまらない。牛が育つのは、まちの北にある牧場「cowhumming」。代表取締役・堀田浩司さんが独立し、この地で畜産を始めたのは3年前のこと。身内に作ったハンバーグが絶賛されて商品化、「和牛の味がスゴい」と口コミで評判が拡散。レアでも食べられるのも、和牛100%の品ならでは。

母牛も仔牛ものびのび暮らすcowhumming。牧場名には、堀田さんの「牛が鼻歌を口ずさむようにストレスなく育つように」との想いが込められている

「町内にある短期大学と連携し、新しい味のハンバーグも企画中です。ご期待ください」と話す堀田さん。牛へのまなざしが優しい

cowhummingの和牛ハンバーグが食べられるステーキ&バーHIRO。地元の女子高生、会社員、お年寄りに愛される人気店

ディナーでは150g×2コ2000円(税別)。まずは強火で両面を焼いた後、弱火でじっくり中まで火を通すとふっくらに

お土産にはもう一つの音更発の大ヒットグルメ、ハピまん(チーズ)がおすすめ。地元の朝採り野菜などを取り扱うスーパー=ハピオのPB商品だ。4月の発売と同時に話題沸騰。当初数ヵ月間は販売個数制限を設けるほどの人気ぶり。商品開発に携わったハピオ店長補佐・赤間宏さんは、「開店前から行列ができるなど、驚きの連続。ありそうでなかったチーズだけのまんじゅう、ほんのり甘めの皮とチーズの相性が抜群です」と話す。全国的にも大ブレイクの予感、いち早く味わって。