富山県北西部に位置する高岡市。北陸新幹線や高速道路を有する交通の要衝であり、自然豊かなまち。「日本の渚百選」に選ばれた雨晴海岸からは、海越しに立山連邦の大パノラマを見ることができる。

また、400年余り前に加賀藩主、前田利長によって町が開かれて以来、銅器、漆器や菅笠などの〝ものづくりの技と心〞が脈々と受け継がれ、今も新しいクラフト製品が続々と生み出されている。

令和2年度の寄付件数と金額は前年の2倍以上。返礼品は、地元ならではの伝統工芸の技術をいかしたクラフト品をはじめ、ドラえもんグッズ、郷土料理の名産品などが人気。なかでも錫100%で作られた「NAJIMI タンブラー」は人気の一品だ。

錫は「飲み物をまろやかにする」といわれ、酒器や茶器などに用いられてきた。やわらかな手触りと親指の部分にあるくぼみで持ちやすく、愛着の一品になる。

高岡市は、「ドラえもん」の作者・藤子・F・不二雄さんのふるさと。「ドラえもんトラム」は、高岡市と射水市を結ぶ路面電車・万葉線に2012年に登場した。乗車扉の「どこでもドア」や34種類のひみつ道具が描かれている。

人気返礼品の「ドラえもんトラムプラレール」は、子どもや孫へのプレゼントにもおすすめだ。

富山の郷土料理であり、名産品として知られる「ますの寿し」。こだわりの魚と上質な富山米を鮮やかな笹で包んだ極上品。化学調味料など添加物を使用しないため、素材がもつ本来の旨みや風味が楽しめる。「肉厚なます、酢飯ともにさっぱりして、飽きのこない味で大満足」とリピーターも多い。

「ものづくり産業はもちろん、食や自然の恵みも豊か。さらに歴史ある町民文化が根付いた魅力的なまちです。一人でも高岡ファンを増やしたいです」（同市都市経営課 布野雅裕さん）。