総力取材記事

流氷・アザラシ・クリオネ・ホタテ・かまぼこ・オホーツクの海の幸。紋別を見て知って味わって!

流氷・アザラシ・クリオネ・ホタテ・かまぼこ・オホーツクの海の幸。紋別を見て知って味わって!

日本で唯一のアザラシ保護施設 でふれあい体験

とっかりセンターの「とっかり」とは、アイヌ語でアザラシの意味。この施設で毎年多くのアザラシが保護され、元気になってオホーツクの海へ帰っていく
餌やりの時間。飼育員さんからアザラシの生態について話を聞いたり、背中にふれたりすることができる。大人も子どもも大興奮!
アザラシのお世話体験も夏の期間限定で実施。「お世話してくれてありがとう」とお礼のキスも……!?
「年間を通してアザラシとのふれあい体験ができますが、冬が特におすすめ。雪で遊ぶアザラシたちがとってもかわいいんです!」(アザラシランド岡崎さん)

北海道の最北端・宗谷岬から知床半島にかけて弓なりに続くオホーツク海沿岸。そのほぼ中央部に位置する紋別市は、流氷が訪れるまちとして知られ、毎年多くの観光客が訪れる。流氷とともにプランクトンなどの栄養が運ばれ、海洋生物たちに多くの恵みを与えるため、オホーツクの海では毛ガニやホタテをはじめ、様々な海産物が水揚げされる。
紋別市を訪れたらぜひ足を運んでもらいたいのが、「アザラシランド」と「アザラシシーパラダイス」だ。日本でたったひとつのアザラシ保護施設「オホーツクとっかりセンター」が運営しており、合わせて20頭以上のアザラシが飼育されている。アザラシランドは、保護を主軸に置きつつ、観察やふれあい体験ができる施設。親とはぐれたり、独り立ちに失敗して浜に打ち上げられたアザラシや、網にかかってケガをしたアザラシを保護、治療して海に帰す活動を行っている。もうひとつの施設「アザラシシーパラダイス」は、餌やりや、芸達者な2頭のゴマフアザラシ「アグ君」と「日和ちゃん」による素敵なパフォーマンスを見られる体験型施設。公式ツイッター(@aguhiyori)には、ほぼ毎日アザラシのトレーニングの様子や、かわいらしい写真が投稿されているので要チェック!ふるさと納税による寄附金の一部は、アザラシの保護活動にも活用されている。1頭でも多くのアザラシを救えるよう応援しよう。

トレーナー気分が味わえると大好評の餌やり体験では、「ローリング」や「輪投げ」などの指示を出して、うまくできたら餌を与える
「トレーニングは根気のいる作業ですが、成功したときの喜びもひとしおです。ここまで近い距離でアザラシとふれあえる場所は、全国的にも珍しいと思うので、ぜひ遊びに来てください」(アザラシシーパラダイス大場さん)

オホーツク海にふれあい。学び遊べる体験施設

シーズンには3階の展望フロアから、流氷を見渡せる。流氷の間からアザラシがひょっこり顔を出すことも
地下の海底階にはミニ水族館があり、オホーツク海の生き物が見られる。中でもクリオネの水槽やチョウザメの餌や高さ31mのスカイタワーからりは人気が高い
SNS映え間違いなしの撮影スポット(海底階)、「クリオネのバッカルコーン(餌を補食する様子)」。「皆さんに楽しんでもらえる施設づくりを心がけています。多くの人に来てもらえたら嬉しいです」(オホーツクタワー村井さん)
高さ31mのスカイタワーからりは人気が高いは、弓なりに続くオホーツ海沿岸の海岸線を見渡せる

アザラシと思う存分たわむれたら、次に訪れてもらいたいのが「オホーツクタワー」だ。オホーツク海の気象や海象、生物分野を観測・調査研究する施設として造られ、現在は観光施設としても重要な役割を担っている。洋上階は1階から3階まで。2階には流氷観測レーダーの展示や、迫力満点の4Dシアターがあり、3階は360度オホーツクの海を見渡せる展望フロアーになっている。そして、もっともエキサイティングなのが、海底階のミニ水族館だ。エレベーターを降りると、水槽の周囲がライトアップされた幻想的な空間が広がる。大小20近くの水槽にはオホーツクの海で捕獲された海洋生物たちが展示されている。それぞれに丁寧かつわかりやすい手書きの解説が添えられており、見応え十分だ。大きな海中観察窓から流氷の下に生息する海洋生物たちを観察するのも楽しい。
オホーツクタワーから車で5分ほどの距離にある「オホーツク流氷科学センター」は、道の駅を兼ねた体験型の施設。流氷が誕生する様子が見られる氷晶装置や、流氷に触れることもできる厳寒体験室、直径15mの360度スクリーンで映像を楽しめるドームシアター、年間を通して約500匹が泳ぐクリオネの水槽など盛りだくさんで、流氷やオホーツクの海について楽しく学ぶことができる。お礼の品では、ここまでに紹介した「とっかりセンター(アザラシランド)」「アザラシシーパラダイス」「オホーツクタワー」「オホーツク流氷科学センター」に、大山にある高さ31mの展望塔「スカイタワー」を加えた5施設の入場券セットや、直通便(羽田空港オホーツク紋別空港)の往復航空宿泊券を用意している。流氷の季節はもちろん、それ以外の季節にもぜひ訪れてみてほしい。

極寒体験室には本物のシロクマの剥製も。流氷を間近でじっくり観察できるのも面白い
こちらはオホーツク海の海洋生物を氷の中に閉じ込めた「流氷水族館」。140点もの氷の標本は、まるでアート作品のよう

ホタテ加工のプロが開発。旨み濃縮炊き込みごはん

ホタテ漁が行われるのは6〜11月頃まで。モッコと呼ばれる網を使って漁を行う
ひとつひとつ人間の手で選別されたホタテの干し貝柱は、出荷までの間、木箱に入れて保存される。何度も塩ゆでされたホタテは湿気を含んでいるため、木箱に湿気を吸ってもらう。昔から続くやり方で、他の素材ではうまく湿気が逃げてくれないのだとか
炊き込みごはんの素に入っている具材はホタテの干し貝柱のみ。他の具材を入れず、シンプルに食べるのが地元風の食べ方※写真はイメージです
「生産者がいいと思ったものを、消費者に直接伝えるため、今後もホタテの加工品を使った新商品の開発に取り組んでいく予定です」(丸芳能戸水産能戸さん)

オホーツクの海と聞くと毛ガニを思い浮かべる人が多いかもしれないが、紋別港で最も漁獲高が多いのがホタテである。平成29年には約2万5000tの水揚げがあり、紋別港全体の漁獲高の約半分を占める結果となった。量だけではない。オホーツク海沿岸で水揚げされるホタテは、身が締まっていて旨みがぎゅっと詰まっていると、質の面でも高い評価を得ている。前述の通り、流氷がシベリア方面から豊富な栄養を運んでくるためだ。
ホタテを利用した加工品の製造も盛んで、昭和20年創業の「丸芳能戸水産」ではホタテの干し貝柱を中心に、様々な加工品の製造を手掛けてきた。祖父である先代のあとを継ぎ、現在代表を務める能戸俊憲さんは、これまでの製造ノウハウを活かして、自社商品「ほたて黄金ごはん」を一から開発。紋別の新たな特産品として、注目が集まっている。
「ホタテの干し貝柱を製造する過程で、何度もホタテを塩ゆでするのですが、その時に出る煮汁を何かに使えないかと思っていて。1回に約200kgのホタテを12分以上塩ゆでして、同じ釜で20回以上ゆで上げるので、旨みがたっぷり出ていて本当においしいんです。
手軽に食べられる加工品をということで、はじめはお茶漬けを試作してみたのですがうまくいかず……。たくさんの試行錯誤があって、炊き込みごはんにたどり着きました。うちもそうですが、この地域の人たちは、昔からよくホタテの干し貝柱を使って炊き込みごはんを作っていたんです。干し貝柱を水戻しして出汁を取って、という過程をなくして、もっと手軽にその味を楽しめたらいいな、と。
ホタテの香りと旨みを存分に味わってもらいたいので、あえて他の具材は入れていません。炊き込みごはんというと色々な野菜を入れるイメージもありますが、ぜひそのまま何も入れずに食べてみてください。ホタテの出汁の旨みをダイレクトに感じられて、具だくさんの炊き込みごはん以上に満足できるはずですから」(丸芳能戸水産の能戸さん)
炊き込みごはん以外に、あんかけ焼きそばや焼きうどん、だし巻き卵や茶碗蒸しにも使えるという点も嬉しい。
お礼の品では、3箱セット、6箱セット、12箱セット、20箱セットと数種類をラインナップ。干し貝柱を製造している会社だからこそ作ることができた上質な味をぜひご賞味あれ。

地元で愛されるかまぼこ店のニューカマー

「こんなふうに選んでレジに持っていくと、スタッフがたっぷりの油で揚げてくれます。ぜひお立ち寄りください」(出塚水産近江谷さん)
豪華なパッケージで贈り物としても喜ばれそう
一部商品は、すり身を練り上げる工程において昔ながらの石臼も使用している。大量生産には不向きだが、量産用の機械に比べて食感がなめらかになるのだとか

最後に紹介したいのが、昭和5年創業、地元で愛されるかまぼこ店「出塚水産」だ。可能な限り紋別産・北海道産の原料にこだわり、自社工場でひとつひとつ丁寧に作っている。昔は商店街の中に直売所があり、地元の人が揚げたてのかまぼこを買いに通ったという。現在は紋別港の近く、海が見える場所に本社を構え、1階が直売所、2階がイートインスペースの「ベイサロン」、中2階が工場見学回廊となっており、地元の人はもちろん、多くの観光客が訪れる。
「ただ買い物に来るだけではなく、紋別港を一望しながらゆっくり揚げたてのかまぼこを食べたり、おしゃべりしたり、くつろげる場所を提供したい」と語るのは、出塚水産総務部の近江谷衛さん。1階の直売所では、ほたて天、かにマヨボール、たこボール、野菜天、コーン天など様々なかまぼこを購入できるほか、揚げたてかまぼこの実演販売も行う。2階のベイサロンにはかまぼこ作り体験工房も設けられ、色々な食材を練り込んだ揚げかまぼこを作ることができる(要予約、有料)。
出塚水産では「mombest」というシリーズを立ち上げ、既存の商品とは違ったアプローチも試みている。通常、新千歳空港限定で販売している商品「NORTH MARINE DELI」は「ミニベーコン&クリームチーズ」「ホタテ&ベーコン」「ベーコン&カマンベールチーズ」の3種類を展開。箔押しの豪華な箱を開けると、中から出てきたのは手のひらサイズの白いお菓子……ではなく、かまぼこ。新千歳空港では若い女性に大人気だという。見た目だけでなく、味にも意外性がある。ベースは白身魚で、中にそれぞれベーコンやクリームチーズなどの素材が入っているが、どれも洋風な味に仕上がっており、「和洋折衷かまぼこ」といった具合。とりわけベーコン&クリームチーズとベーコン&カマンベールチーズはワインによく合うし、ホタテ&ベーコンは胡椒がきいているのでビールに合う。もちろん、おかずの一品として、小腹がすいた時のおやつとしても満足できること請け合いだ。
ここで紹介したもの以外にも紋別市には海産物をはじめ、おいしい食べ物や見どころがたくさんある。ふるさと納税のお礼の品をきっかけに知ってもらい、北海道旅行の折にはぜひ訪れてみてほしい。

紋別市のお礼の品のクチコミ

北海道紋別市

14-66 北海道オホーツク海産ホタテ玉冷大(1kg)【緊急支援品】(14,000円)

2024年1月15日 13:40

ほかしみさん

大粒でお刺身で食べるととても甘みがあって美味しかったです。
お刺身の時は、半解凍してから横スライスすると食べやすいです。
バター焼きをすると、身が小さくなりますが、これもまた美味しいです。
たくさんあるので、今度はホタテフライを作ってみようと思います。
グラタンに入れても美味しそうです!

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北海道紋別市

16-81 【新米予約】令和6年産 北海道産ゆめぴりか10kg(5kg×2)【2024年10月中旬以降お届け開始予定】(13,000円)

2023年12月28日 12:18

はるとパパさん

人気米の「ゆめぴりか」を、ふるさと納税で初めて体験しました!
やっぱり北海道のお米はおいしかったです!
紋別市キャラクターの「紋太」のパッケージも可愛くて、楽しくいただきました!

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北海道紋別市

14-66 北海道オホーツク海産ホタテ玉冷大(1kg)【緊急支援品】(14,000円)

2023年6月23日 16:27

ももんさん

もう何回頼んだのか忘れるくらいリピートしています。
1番人気の理由は食べたらわかるし、1回食べたら他のホタテには戻れない。

今回はキャンプ用に新調したバーナーで炙ってみました。
炙った香ばしさがホタテの甘みをより強く感じさせてくれます。

ホタテはなんにでも合うし、解凍も簡単なので、冷凍庫に必ず入れておきたくなります。

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自治体情報

北海道紋別市(もんべつし)

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