総力取材記事

「くじらのまち」で人気の民芸陶器。愛らしい香立てとくじらの上品な香り!

「くじらのまち」で人気の民芸陶器。愛らしい香立てとくじらの上品な香り!

太地町は紀伊半島の東側に位置する風光明媚な港町。近くには世界遺産の熊野古道と霊場・那智の大滝などの観光名所がある。また、古式捕鯨発祥の地として知られた「くじらのまち」でもある。古くからくじらとともに生活してきた同町は、現在、くじらを中心とした観光に力を入れている。小型くじら・イルカのショーや触れ合い体験などが楽しめる「くじら博物館」をはじめ、古式捕鯨時代の施設を整備して、新しいまちづくりに取り組んでいる。

ふるさと納税は寄付額、寄付件数ともに順調に伸び、返礼品も魚介を中心に地場産品が増えている。特に、「くじらのまち」ならではのくじらの刺身や竜田揚げなどが人気だ。

北洋・南氷洋で2007年まで活躍した捕鯨船「第一京丸」

今回は、くじらをモチーフにした民芸品を2品紹介しよう。手づくり民芸工房「抱壷庵」は、1972年創業。代表の小出勝彦さんの作品は、全国推奨観光土産品審査会でトップの国土交通大臣賞(民芸部門)を受賞するなど、高い評価を受けている。中でも「いさな香」は人気が高い返礼品。愛らしいくじらの香立てと龍涎香の香料がついた民芸陶器セットだ。

丸いフォルムが愛らしいくじらの香立てから甘く上品な龍涎香の香りがゆれる

龍涎香は、マッコウクジラから採れる世界的にも高価でエキゾチックな香料のひとつで、香水の原料や香りを持続させる材料として利用されている。「太地町の香りといえる希少な龍涎香を日常的に楽しんでください」と話す小出さん。工房に訪れるほとんどの人が龍涎香に魅了されて、いさな香を真っ先に選ぶそうだ。

工房では販売のほか、体験もでき、リピーターが多い

「熊野色マグカップ」は、熊野の朝焼け色、よいやみ色をイメージして、そこに同町と関係の深いくじらをデザインした温かみのあるマグカップだ。

熊野の朝焼けとよいやみをイメージした色合いに、くじらをプラスしたデザイン

小出さんは、海近くの工房で、ひとつひとつ丁寧に手づくりをしている。毎年、発表されるくじらの新作アイテムも待ち遠しい。ふるさと納税を通じて、くじらのまちづくりを応援したくなる。

「手に取った方が自然と笑顔になれるような作品をひとつひとつ丁寧につくっています」(小出さん)

太地町のお礼の品のクチコミ

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自治体情報

和歌山県太地町(たいじちょう)

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