総力取材記事

十勝の「おいしい」がいっぱい!よつ葉の乳製品や特別栽培の納豆、しほろ牛のスモーク&メンチカツ

十勝の「おいしい」がいっぱい!よつ葉の乳製品や特別栽培の納豆、しほろ牛のスモーク&メンチカツ

豊穣な大地が育む農作物と、道産の乳原料を使った乳製品

北海道十勝地方の北部に位置する士幌町。広大な十勝平野では大規模な畑作が行われており、馬鈴薯、小麦、てん菜、小豆や大豆などの豆類、スイートコーンなどが収穫される。

見渡す限り畑、牧場、巨大な牧草ロール。まさに北海道らしい風景が広がる

畜産はホルスタインの雄牛を肥育した肉用牛「しほろ牛」の生産が盛んで、年間で約1万1000頭が関東・関西を中心に流通している。「フードバレーとかち推進協議会」によれば、2021年の十勝の食料自給率は、カロリーベースでなんと1339%にもなるというから驚きだ。

お礼の品にも数々の農産物とその加工品が並ぶが、まず最初にご紹介したいのが「よつ葉」の乳製品だ。2022年現在61軒の酪農家が乳牛を飼育しており、搾乳された生乳の多くがホクレン(農業協同組合連合会)を通して「よつ葉乳業」に出荷され、牛乳やバター、チーズ、脱脂粉乳などの商品となる。

北海道限定販売の「よつ葉バター」「発酵バター」と、十勝産の乳原料を使用したチーズ類のセット

士幌町の酪農家が所属する「士幌町酪農振興協議会」副会長の髙橋勝也さんは、祖父の代から家族経営で牧場を切り盛りしてきた。飼育している140頭のうち約70頭から搾乳している。1日のスケジュールを聞いてみた。

朝4時半に起床して牛たちの餌やり。そのあと5時半〜7時まで搾乳。搾乳を終えたら牛の寝床を掃除して、9時頃にようやく人間の朝食タイム。その後また牛舎に戻り、牛たちの健康チェック。ちゃんと餌を食べているか、水を飲んでいるか、異常はないか見て回る。調子が悪い牛がいたら、獣医さんを呼んで診てもらう。そうしているうちに午前中が終わり、午後は15時頃から餌やり。16時半から再び搾乳し、帰宅は19時頃。これが365日続くという、本当に大変な仕事だ。

牛舎の掃除をする髙橋さん
生後半月のかわいい仔牛と

「休みたい時は酪農ヘルパーさんに来てもらいます。年に10日くらいは休むかな。でもそれが一次産業を担う僕らの仕事で、役割だと思っています。牛たちも頑張って毎日牛乳を出してくれていますからね」と髙橋さん。

士幌町では高齢化などの理由で離農が続き、酪農家の軒数は年々減っている。しかしその一方で、生乳の生産量は伸びており、令和3年度には初めて10万トンを超えた。

「農協や自治体、国の支援事業の後押しもあって、大規模化や最新設備の導入により生乳の生産量は増えているんです。本来であればお祝いムードなんですが、新型コロナウイルスの影響で乳製品の消費が落ち込んでしまいました。ふるさと納税を通して、北海道産の乳製品を食べて応援してもらえたら嬉しいです」(髙橋さん)

受賞歴多数の納豆メーカーが認めた!特別栽培の大豆

十勝の冷涼な気候と昼夜の寒暖差はおいしい豆を作るのに適している、と語るのは士幌町農業協同組合 農産部農産課の島田 誠さん。

「大豆では病害に強く収穫がしやすい『ゆきほまれ』という品種が最も多く栽培されています。とりわけ士幌町では、化学肥料や農薬の使用量を慣行栽培の2分の1に抑えて育てた特別栽培に力を入れています」と島田さん。

「『ゆきほまれ』は納豆以外にも豆腐や油揚げ、厚揚げなどの原料に使われています」(島田さん)
令和3年度産の「ゆきほまれ」は1900トンの生産実績を誇る

この「ゆきほまれ」に注目したのが、愛知県大府市の納豆メーカー「高丸食品」。特別栽培ゆきほまれを100%使用した納豆「特別栽培納豆ゆきほまれ」を製造・販売している。

粒が大きめで食べごたえがあり、豆本来の味が楽しめる「ゆきほまれ」の納豆
「ゆきほまれ」の品質をチェックする高丸さん

「弊社では実際に産地を訪問して、原料の大豆選びをしています。ゆきほまれで作った納豆は群を抜いた旨みがあり、毎日食べても飽きないマイルドな味です。全国納豆鑑評会では、この大豆を使用して日本一になりました」(代表取締役 高丸喜文さん)。

食べればしほろ牛の虜になる、スモークとメンチカツ

昭和17年創業の「きくや旅館」。ここでは館主の後藤正弘さんが、およそ半世紀にわたって昔ながらの製法で燻製品を製造している。最大の特徴はくん液や防腐剤、保存料、発色剤などを使わず、無添加で作っていること。自動で温度管理をしてくれる燻製器はあえて使わず、自分の目で見て確かめて燻製作りをしている。

熟練の腕が求められる昔ながらの製法で燻製を作る後藤さん

「地元の素材を使ったスモークを作りたくて、6〜7年前から『しほろ牛』の燻製作りを始めました。余計な風味づけを一切していないので、お肉のおいしさをダイレクトに感じられますよ」(後藤さん)。

めずらしい牛肉のスモーク。そのまま食べてよし、サンドイッチに挟んでよし、ワインにもよく合う

「しほろ牛」を使った特産品をもうひとつ紹介したい。2022年の春に5周年を迎えた「道の駅 ピア21しほろ」の「しほろ牛メンチカツ」だ。

道の駅に寄った時には必ず食べる、というお客様も多いのだとか

「メンチカツはオープン当初からテイクアウトコーナーの人気NO.1商品。赤身肉がとてもおいしくて、揚げ物なのに重たくないので小腹がすいた時にぴったりです」と、「atLOCAL」代表取締役 堀田悠希さん。

道の駅を運営するatLOCALでは、地域特産品を使った商品開発を積極的に行っている。

「来るたびに新商品があったり、売り場が変わっていたり、イベントをやっていたり。いつ何度来ても『楽しい!』と思ってもらえる道の駅づくりを目指しています」(堀田さん)。

堀田さん(写真右端)とスタッフの皆さん。それぞれ手にしているのは、イチオシの道の駅オリジナル商品

食べごたえ抜群のどら焼きと、家具職人が手がける木製時計

一般的などら焼きに比べてふっくら、ずっしりとした印象

2022年新たにお礼の品に加わったのが、士幌高校フードシステム科の生徒が作る「どら焼き」だ。皮には北海道産の小麦「きたほなみ」を使用、中には道産小豆を原料としたあんこがぎっしり詰まっていて、食べごたえ抜群。製造を担当した田守天音さん、池田茉莉華さん、田中萌々さんは「もちもちとした皮の食感とちょうどいい甘さが好評です。皮にハチミツを使用することで、優しい甘さとしっとり感を出しています」と教えてくれた。その人気の高さから、今後はどら焼きの皮だけの商品開発も予定しているそう。

士幌高校フードシステム科の田守さん、池田さん、田中さん

最後に紹介するのは、「家具工房&カフェ ブーオ」。店主で家具職人の吉田智彦さんは、大学卒業後、建築士として住宅や商業施設の建設を手がけてきたが「田舎でログハウスを作りたい」という思いから、北海道に移住。森を切り開き、工房・ギャラリー・カフェを作り上げた。

吉田さんの家具工房
窓から美しい風景が臨めるカフェ

「家具作りを学び、現在はオーダー家具を中心に製作しています。家具を置く場所を見せてもらったり、お客様との密なコミュニケーションを大切にしています」(吉田さん)。

「今後は木工作家としての作品作りもしていきたいと思っています」と吉田さん
家具のギャラリースペース。

近年はクラフト品の創作にも力を入れており、お礼の品の「おはじき時計」もそのひとつ。

窓辺に飾るとおはじきから光が差し込む

シンプルだがぬくもりのあるデザイン、美しい仕上がり。吉田さんの「ものづくりへの想い」が見える素敵な作品を、ぜひ手に取ってもらいたい。

士幌町のお礼の品のクチコミ

北海道士幌町

よつ葉パンケーキミックスセット(8,000円)

2022年3月1日 19:13

宮島ムーさん

これだけ入って寄附金額8,000円はうれしいです。
家族でおいしくいただきました。

セット内容
・バターミルクパンケーキミックス450g 1袋
・北海道十勝100クリームチーズ100g  1個
・北海道十勝100チーズペースト100g  1個
・パンにおいしい発酵バター100g  1個

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北海道士幌町

牛乳そのままアイス(8,000円)

2018年11月4日 15:40

たれぞうさん

とてもさっぱりして美味しいアイスです。
甘過ぎないところが良いですね。
発送も早かったです。
妻が毎日お風呂上がりに2個ずつ食べてます。
ありがとう御座いました。

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北海道士幌町

インカのめざめと玉ねぎのセット(7,000円)

2018年4月16日 12:56

さいふぁ@新潟さん

大好きだけど、スーパーであまり見掛けないインカのめざめを食べたくて探していたら、玉ねぎとセットになっているこちらを見つけました。

届いたインカのめざめは、見たことが無い位大きくて、早速コロッケにして食べました。
美味しいのはもちろんですが、ホクホクして食べごたえがありました。
玉ねぎも美味しかったです。

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自治体情報

北海道士幌町(しほろちょう)

こちらの自治体詳細

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