総力取材記事

「本物」でしか得られない感動!職人の技と矜持が詰まった、超一級品が目白押し!

「本物」でしか得られない感動!職人の技と矜持が詰まった、超一級品が目白押し!

機能性とデザイン性を併せ持つ名品だけを厳選

全長507.2mの筑後川昇開橋。世界有数の昇降式可動鉄橋だ。現在は歩道橋として利用されている

筑後川の河口に位置し、「家具のまち」として知られる大川市。「ふるさと納税の返礼品も人気は家具で、約9割を占めています」と話す同市・企画課地方創生推進係の石橋広通さん。昭和50年代は婚礼家具で一世を風靡したが、近年はデザイン性の高さでも注目されている。

冬は暖かく、夏は除湿、防虫効果で快適。重量が軽いので、女性でも簡単に組立てられる

「広松木工」は、〝ホワイトフュージョン〞をコンセプトに、現代の暮らしに馴染む家具や雑貨を提案する気鋭のメーカー。

「『広松の味』を感じさせる世界観にぜひふれてみてください」と営業の前田あずささん

「SONOチェスト」は、メープルやチェリーなど6種類の天然木を使用。玄関、寝室、リビングで美しい存在感を放つ家具だ。

家具の展示即売ではなく作品展を開催し、客のニーズをつかんできた気鋭のメーカー。チェストは経年変化で使えば使うほど深みのある色合いに。意外と収納力もある

「ネコソファ」は、人気の定番ソファを42%縮小したもの。

普通のソファを42%に縮小したネコ用ソファ。人形などを展示するディスプレイ用にも

もとは「どんな家具も作れる大川市」をPRするため、市から依頼されて作ったものだが、問い合わせが殺到して商品化。細かいパーツが多く、通常サイズより高い技術力が求められるという。

福岡県版「現代の名工」、大川市では6人目の「大川の匠」に認定される代表の稗田正弘さん

続いてご紹介する「桐里工房」は、福岡県指定工芸品「大川総桐箪笥」を制作してきた明治創業の老舗。桐タンスは火事や水害に強く、転倒しにくい。着物のほかに書物などの貴重品を守る頼もしい逸品だ。また、実用新案を取得した羊毛桐材で快適な眠りに誘うのが「焼桐ベンチベッドS」。ベンチや棚としても使える点が好評とか。

全国でもめずしい机専門メーカーの「ヨコタウッドワーク」からは、おうち時間が増えたことで需要が高まっている2タイプのデスクをご紹介。

福岡県指定工芸品「大川総桐箪笥」。化学塗装は不使用
昭和30年創業。全国でもめずらしい机専門メーカー

折り畳むとコンパクトに収納できる「畳むんデス」と、「モバイル学習台マナベル」。

畳むとカンターの下にも収まる。雑誌や小物も収納でき、2口コンセント付きでライトや充電器の使用も可能
天板の傾斜により姿勢が起き上がる効果が。教科書を置くと、目線が動かず集中しやすいという研究データも

テレワークや見守り学習にピッタリの高機能デスクだ。

「ななつ星」を彩った大川の至宝がついに登場!

こうした大川家具のある空間を、やわらかな明かりで演出するのが、投影式組子ランプシェード「華キューブ」だ。

縁起がよいとされる「麻の葉」柄。やわらかな光と影のコントラストが空間に落ち着きと安らぎを与える

手がけるのはJR九州のクルーズトレイン「ななつ星」の内装の組子を担当した木下正人さん。

立方体が埋もれたような個性的なデザインが印象的で、麻の葉柄が幻想的な光と影を生み出す。和洋を問わず、どんな場所にも馴染みそうだ。ななつ星の列車のギャラリーだけの取り扱いだったが、返礼品でも申し込めるようになった目玉アイテムをどうかお見逃しなく。

新しい発想で大川組子の魅力を伝える木下正人さん

甘い!大きい!美しい!初体験のあまおうをお届け

日本有数の家具の産地である大川市。だが、有名なのは家具だけではない。花や野菜の施設園芸も盛んで、なかでも、県内屈指の生産量を誇るのが「あまおう」。大川市はかつて米やイグサの生産が盛んだったが、国の減反政策やライフスタイルの変化で需要が減少。それに代わる転換作物として、福岡県のブランドイチゴが広く栽培されるようになった。

しかし、「うちが売るのはイチゴではなく特別感。ここでしか出合えないおいしさと感動です」と力を込めるのが、「楽農ファームたけした」の武下浩紹さん。

あまおうの生産、加工品の開発に加え、社会貢献を目的に講演活動を行う武下浩紹さん

「常温で手持ちできるギフト」に入ったフリーズドライあまおうは、見た目も味もインパクト大。そのまま食べると味と香りの余韻が長く続き、シャンパンなどに浮かべると華やかさが際立つ。

90%の水分を飛ばすことで生まれるサクサク感。あまおうの甘さが凝縮され、味と香りの余韻が長く続く
シャンパンや炭酸に浮かべてもおしゃれ。SNS映え間違いなし

同じセットのジャムは、粒感を残してさらりと仕上げたコンフィチュールタイプ。砂糖をギリギリまで抑え、なんと85%があまおうという贅沢なジャムとなっている。

砂糖をギリギリまで抑え、素材の甘さを最大限に生かした自家製ジャムとフリーズドライの完熟あまおうのセット

代々続く農家で、父親の代からイチゴ栽培を始めた「辻園芸」の辻日出彦さんも、有機栽培の完熟あまおうにこだわる生産者の一人。「早朝に収穫し、その日のうちに出荷するので、東京なら翌日に届きます」と辻さん。

母親の律子さんとともに、あまおうの有機栽培に取り組む「辻園芸」の辻日出彦さん

農薬の使用を控えるため、天敵昆虫をハウスに入れて安心安全なイチゴを栽培。

30aの圃場であまおうを栽培。葉の時期に徹底的に防除し、実がつき始めたら農薬は使わないようにしている

根元まで色づいたものを傷まないようにきれいに並べて収穫し、返礼品では3L以上のビッグサイズをお届けするというから楽しみだ。

スーパーに並ぶあまおうは、6分程度の色づきで収穫されたもの。返礼品では根元まで色づいた完熟品を出荷

歴史と職人の技が生み出す、大川ならではの食文化

タレをまぶしたご飯にウナギの蒲焼と錦糸玉子をのせ、せいろで蒸した「ウナギのせいろ蒸し」。筑後地方で食べられている郷土料理だが、発祥とされるのが、創業300余年を誇る「元祖本吉屋」だ。昭和48年に暖簾分けで創業した「元祖本吉屋大川店」も、本店と同様、たくさんのファンを持つ名店である。

大川市で接待といえば元祖本吉屋。誰もが知る名店だ

店の味を閉じ込めた「うなぎ蒲焼」は、鹿児島産の養殖ウナギを、炭火でじっくり焼き上げたもの。筑後地方では、関東のように蒸さず、炭火で直焼きにする。継ぎ足しながら使う秘伝のタレに、ウナギを何度も浸して焼くことでタレにウナギの味が移り、この店ならではの味わいになっていく。

熟練の料理人が秘伝のタレにくぐらせ、じっくり焼き上げる

ウナギの蒲焼きは1尾ずつ真空パックにし、クール便で発送。皿に移してラップをかけて1〜2分、様子を見ながら温めると特別なご馳走の完成だ。

「うなぎの蒲焼」はタレ付き。ご飯にまぶし、上に蒲焼きをのせて蒸せば「せいろ蒸し」としても楽しめる

最後に紹介するのは、1711年からお酢づくりを始めた「庄分酢」。昔ながらの木樽による静置発酵でお酢を醸造している。「300年以上お酢づくりをするなかで変化していった蔵つきの酢酸菌がうちの味を決めてくれるのです」と、高橋清太朗さん。半年から1年、時間をかけて発酵することで、鼻にツンとこない、まろやかで味わいの深いお酢ができるという。

敷地内に時代ごとに建てた蔵があり、変わらぬ製法で酢の醸造を続ける
「ゆっくりと発酵することで、刺激の少ない丸い味になります」と高橋清太朗さん

そんな庄分酢から自慢のアイテムを選りすぐったのが、「お料理上手セット」だ。内容は、野菜炒めや煮物、煮魚がこれ1本でできる「美味酢」、国産イチゴやユズで作った「飲む酢」、有機玄米くろ酢に3種のだしを加えた「万能くろ酢たれ」。暮らしにお酢を取り入れ、おいしく体を整えたい。

定評のある人気の品をラインナップした「お料理上手セット」

職人の技と矜持が詰まった大川市の返礼品の数々。今後もさまざまな品が登場するというから楽しみだ。

大川市のお礼の品のクチコミ

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自治体情報

福岡県大川市(おおかわし)

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