岩手町は、岩手県の中部から北部に位置し、東北地方の母なる大河・北上川源泉のまち。全国有数のブルーベリーの産地として知られ、大根や長いも、ピーマンなど野菜の生産量は県内トップクラス。特にキャベツは東北一の生産量を誇る野菜総合産地だ。また、彫刻のまちとしても知られ、美術館と道の駅「石神の丘」が隣接し、芸術鑑賞をしながら気軽にピクニックを楽しめる。

令和元年度から、返礼品の魅力化に取り組み、前年度比で寄附件数は5倍、寄附金額は約4倍と増大した。おすすめの返礼品は、短角和牛と自然塩のみで1年かけてじっくり熟成した「生ハム・純国産セシーナ」。セシーナとはスペインを発祥とする生ハム。「にっぽんの宝物JAPANグランプリ」で最高賞を受賞した逸品だ。「芳醇な香りと濃厚でとろける味わいは、ワインやチーズはもちろん、ハチミツとの相性も抜群です」（肉のふがね代表取締役府金伸治さん）。

「うちのソーセージセット」は、ドイツ仕込みの無添加ソーセージ詰め合わせ。「無農薬、無化学肥料の牧草を食べて育った牛と豚肉を使っています。スライスタイプのソーセージは、冷たいまま食べられるおいしい一品です」（菊池牧場代表菊池淑人さん）。

同町で豊かに実った果実100％のフルーツワインセット「ルルとリリ」も人気。爽やかな酸味と上品な甘みが調和したブルーベリーワインと、味わいが濃くジューシーな甘さが魅力のリンゴワインのセット。「瓶自体を包装紙でラッピング。贈答用や特別な時間を彩るワインとしてご賞味ください」（岩手町ふるさと振興公社支配人伊藤暢さん）。

岩手町の生産者たちの渾身の逸品が並ぶ返礼品。「ほかにも『岩手町ならでは』の品がたくさんあります」と同町みらい創造課の立花涼さん。美味を通して岩手町の魅力に触れたい。