総力取材記事

異国文化が育んだ珈琲やスイーツ、神戸ビーフ、灘の日本酒、パン……職人の誇りが感じられる逸品揃い

異国文化が育んだ珈琲やスイーツ、神戸ビーフ、灘の日本酒、パン……職人の誇りが感じられる逸品揃い

焙煎師が技と五感を使い手づくりする炭火焙煎珈琲

日本初の国際貿易港が開港された神戸。西洋文化をいち早く取り入れた異国情緒溢れるまちは、洋食やスイーツ、パンなどのレベルが高く、日本有数の人気店が多いことでも有名だ。

神戸市役所にオープンしたカフェは、地域の人たちの憩いの場所に

古くからコーヒー文化が根づく神戸において、炭火焙煎の老舗として地元の人たちに親しまれているのが「萩原珈琲」だ。1928年の創業時と変わらない製法で、伝承の味をつくりあげる。代表取締役の萩原英治さんは、「多くの同業者が熱風式ガス焙煎に切り替わるなか、当社は炭火焙煎一筋。遠赤外線効果により、豆の内側まで均一に火が通り、冷めてもおいしいコーヒーができるんです」

左は代表の萩原さん。右は工場長兼焙煎師歴15年の谷上さん。豆の内部まで火を通すことを意識しているそう
焙煎したてのアツアツの豆は、予熱で色がつかないように冷却し、24時間以内に出荷する

同社の焙煎師はわずか3人。火の入り方や釜の温度、豆の繊維が切れる音で焙煎の進み具合を把握し、炭をくべながら品質を安定させる。まさに熟練の技と五感を使った唯一無二の仕事だ。

100%国産の炭を使用。その日の気温や湿度、窯の状態に合わせ、炭を入れるタイミングや量を調整し、空気を送り込んで火づくりをする

一方、昔と比べて豆の品質は格段に良くなったという。

「当時は7、8ヵ国の豆をブレンドして味わいをつくりましたが、今は豆本来の味を活かし、その国の個性を楽しむ飲み方が主流です」と萩原さん。今回紹介する返礼品は、当時の製法を再現したクラシックとオリジナルのブレンドコーヒー詰め合わせ。

豆の生産者から焙煎、販売までの共同作業でおいしいコーヒーができる

芳醇な香りに包まれながら、昭和の古き良き時代に想いを馳せてほしい。

師匠である父を唸らせた、魔法の口どけバウム

コーヒーと一緒に味わいたい、おすすめのスイーツを紹介したい。

「リッチフィールド」は、バウムクーヘンを看板商品とする洋菓子店。そこには、父と子の物語があると代表取締役の福原光男さんは思い出を語り始めた。

「修業時代に父から唯一、学びきれなかったんです。独立して店をオープンする際、今までにない、しっとりとした究極のバウムクーヘンをつくり、看板商品にしたいと思いました」

リッチフィールド代表の福原さん(中央)と次世代を担う息子さん夫婦

試行錯誤してつくりあげた自家製ローマジパンを加えた生地は、出来たてはもちろん、2,3日経つと熟成してさらにおいしくなるという。「魔法の口どけ」と称されるバウムクーヘンは、瞬く間に人気商品となった。

「一番嬉しかったのは、頑固な父から『旨い……今までに食べたことがない』という言葉を聞いたときです」

焼き上がりの美しい卵をはじめとする厳選素材で作った生地は、パティシエが一層一層丁寧に焼き上げる
口どけにこだわったバウムクーヘンは「あっという間に一台食べてしまいました」というお客様がいるほど。豊潤な香りが口の中いっぱいに広がる

そのほか、香ばしさとザクザク食感が特徴の「神戸クッキー」、口の中ですっと消えていくような食感の乳菓子「丹波みるく黒豆萬」は、日持ちがするので、贈り物などいろんな用途に使えそうだ。

2000年11月15日の創業時から変わらないレシピでつくる「神戸クッキー『11/15』」。生地を混ぜ切らないことで断面に気泡ができ、香ばしい焼き上がりになる
パティシエがじっくり炊き上げる餡は、素材を乳化させるチョコレート製法を活用。洋菓子店ならではの究極の口どけが人気

フルーツとクリームと相性抜群、サクサク食感のタルト

続いては、タルト専門店として全国一の店舗数を誇る「ア・ラ・カンパーニュ」

フレッシュなフルーツタルトが人気の専門店は、地元の若い女性にも大人気

ママンがつくる素朴な手作りの味にこだわるお店には、色鮮やかな旬のフルーツをふんだんに使ったタルトが多彩に揃う。フルーツとクリーム、タルトの相性を大切にし、一つひとつパティシエがレシピを調整しているそうだ。

「お取り寄せしたいというお客様の声に応えるため、パティシエが何度も試作品をつくり、サクサク食感のサブレ生地のタルトを開発しました。全国の方々から好評を得ています」と語るのはマネージャーの西村友和さん。

「南仏プロヴァンス柄のおしゃれなパッケージなので、贈り物にも最適です」とア・ラ・カンパーニュの西村さん(左)

お店でも人気の木苺とチョコレートのタルト、スフレの3種をセットにした返礼品は、日常のおやつタイムや誕生日、大切な人への贈り物におすすめしたい。

木苺はさっぱりしたクリームとの組み合わせ。口の中にほどよい酸味が広がる
ベルギー産チョコレートに国産生クリームを加えることで滑らかな口あたりに
レモン風味のふわふわしっとりスフレは、大きく カットして贅沢にいただきたい

明治創業の専門店から極上の神戸ビーフをお届け

日本の牛肉文化発祥の地といわれる神戸に、明治33年に創業して以来、神戸ビーフ専門店として歴史を刻んできた「辰屋」。四代目店主の辰己真一さんは、この道30年の達人である。

「達人のたっちゃん」こと四代目店主の辰己さんが、確かな技術と目利きで最高級の神戸ビーフをお届け

「神戸ビーフは人肌で溶けるほど脂の融点が低く、のど越しが良くて胃もたれしない。脂の旨みと香りが特徴です」
一般的に霜降りが重宝されるが、「霜降りは血統。味はエサと環境で決まります。当店では、この生産者なら間違いないという神戸ビーフを厳選し、部位や調理方法に合わせて丁寧にカット。これが長年、専門店として培ってきた技であり、確かな品質を提供しています」と自信を持って語る。

一頭一頭の牛の個性を見て触って判断し、肉の目に合わせてカット。専門店ならではの確かな技術がお肉をよりおいしくする

初めて神戸ビーフを食べる方には、すき焼きをおすすめしたい。

「濃い味付けですが、肉質の違いが最もわかりやすい料理です。野菜や豆腐もすべておいしくいただけます」

すき焼きは初めての神戸ビーフとしておすすめ。赤身と脂のバランスが程よく、コクと旨みが絶品!

大切な来客へのおもてなしやご贈答用を検討している方は、「焼肉懐石」に注目を。焼肉に適した希少部位4種を厳選し、松花堂をイメージした高級仕様の器に盛りつけた逸品だ。

「ロース芯ステーキは、サーロインの中で最もおいしい芯のみを角切りしたステーキの王様です」(辰巳さん)。

ロース芯ステーキやヘレステーキ、上質な脂がたっぷ り乗った三角バラ、500㎏の牛から2㎏しか取れないイチボと希少部位を詰め合わせた「神戸ビーフの宝石箱」

使い勝手のいい切り落としも専門店ならではの品質とボリュームに圧巻。

「これが切り落とし?」と思うほど肉一枚が大きい。すき焼きや肉じゃがなどいろんな用途で使える

ぜひ、この機会に神戸ビーフを気軽に味わってほしい。

神戸ビーフやお正月のご馳走にも合う灘の日本酒

「神戸ビーフには赤ワインが定番ですが、神戸のおいしいものを神戸のおいしいお酒と合わせてほしい。『牛と鉄板』は日本酒のペアリングの幅の広さを提案したいと思い、企画しました」

そう語るのは、日本屈指の酒どころ・灘で270年の歴史を誇る「安福又四郎商店」の安福愛さん。灘酒の評価を高めた仕込み水「宮水」は、わずか500㎡の宮水地帯でしか取れないが、今でも手間暇をかけて仕込みに全量使っている酒蔵だ。宮水は熟成させるほど深く、まろやかな味になる「秋上がり」の酒を生む。

洗米は職人の手で行い、水を吸わせる時間を秒単位で厳密に調整。そんな丁寧な酒造りがおいしさの秘訣に

神戸ビーフの濃い旨みや脂の甘みに辛口のきりっとした深い味わいが合い、最後まで料理をおいしく食べられるという。

「『牛と鉄板』は常温がおすすめです。燗酒にするとお酒がやわらかくなるので、ぜひ遊んでみてください」

全量を手仕込み。最高級の特A地区山田錦を使い、3年以上低温で熟成させて深い旨みをのせている

また、お正月などのハレの日には、同社の代表銘柄である大黒正宗の純米大吟醸セットがおすすめ。米違いのユニークな飲み比べが楽しめる。

「山田錦は旨みが強く、華やかでお肉などのメイン料理に合うお酒。一方、その子どもにあたる兵庫錦は、香り高いキレイなお酒で、前菜やお刺身に合います。お正月の前菜からメインまで、この2本があればすべてのお料理をおいしくいただけます」(安福さん)。

「宮水で仕込んだ灘の日本酒は、辛口で旨みのある男酒。食事がおいしくなる食中酒は、家族が揃う年末年始やお正月に利用してほしいですね」と安福さん
華やかな味わいの山田錦。その子どもにあたる兵庫錦はすっきりとした味わいが特徴。ハレの日に取り寄せたい逸品

今年の年末年始は、家族や友人と日本酒談義に花を咲かせたい。

国産小麦のハードパンは、むぎゅもっちり新食感!

最後に紹介するのは、4年前にオープンした新鋭店「ベーカリーバカンス」。今までにない新食感のハードパンは、メディアに取り上げられて以来、一気に注目を浴びて人気を集めている。

「国産小麦を100%使ったハードパンは、米粉と酒粕を入れて焼き上げることで、外はパリッ、中はしっとりもちもちのパンができました」と語るのは、シェフの村本優馬さん。それが看板商品の「バカンス」だ。国産小麦の芳醇な香りと甘さを最大限活かすため、余分なものを入れずにシンプルに仕上げている。

看板商品のバカンスは、米粉を使うことで歯切れのいいモチモチ食感に。外はパリパリで中はしっとりというギャップがユニーク

「当店では自家農園で小麦づくりにも取り組んでいます。生地は水分が多くて扱いにくく、何度も失敗を繰り替えしましたが、ようやく納得のいくものができました」

自家農園で小麦をつくり、職人の手仕事により丁寧にパンづくりを行っている

さらに日常の朝食や昼食にぴったりな食パン、北海道産の発酵バターを贅沢に使ったクロワッサンなど、お店の人気商品を集めた詰め合わせが返礼品として新たに登場した。

国産小麦と相性のいい、北海道産の発酵バターを使った芳醇なクロワッサン。幾重にも折り重なる層と甘い香りが食欲をそそる
看板商品のバカンスをはじめ、食パンやクロワッサンなどの人気商品を集めたセット。国産小麦を使った手作りのパンは、お子さんも安心して食べられる

「我が家でバカンス気分になれるほどのおいしさ。当店自慢の人気の商品です」と自信たっぷりに語ってくれた。

「お店は三宮駅近くなので、神戸に来たときには立ち寄ってください」と村本さん(左)

長年の技術と伝統を活かしつつも、常に新しい挑戦を続けてきた神戸の人たち。ふるさと納税を利用して、レトロモダンな神戸の雰囲気と味わいを心ゆくまで堪能してみよう。

神戸市のお礼の品のクチコミ

兵庫県神戸市

felissimo猫部のグッズ(10,000円)

2017年3月25日 20:55

kanoneco514さん

神戸市のふるさと納税には、特に支援したい活動を選んで寄付できるシステムがあります。
“動物愛護”活動を支援する寄付金を選択すると、felissimo猫部とコラボした小物が返礼の品として送られてきます。
種類は寄付金の額によって選ぶことができます。ネコ好きな人にはたまりませんね。
今回ふるさと納税は初めてでしたが、申込みから寄付金の送金、返礼品の受取りまでの流れもスムーズで、 意外と簡単でした。額は少ないのですが、少しでもこの活動に協力できれば嬉しいです。

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兵庫県神戸市

動物サポーター(10,000円)

2016年11月13日 14:55

ごまさん

ジャイアント・パンダが大すきなので、神戸市に寄附して、「動物サポーター」になりました。神戸市立王子動物園の年間パスポート、手帳、会報などが届きます。お正月には担当の飼育員さんから年賀状が届きというので楽しみです。パスポート到着後、さっそく、王子動物園にいるメスのジャイアントパンダの旦旦(タンタン)に会いにいってきました。旦旦は、小柄で手足が短くて、子パンダみたいに可愛らしいです。タイヤにちんまり座って、おやつのにんじんを食べる姿がたまりません。遠方なのであまり足を運べませんが、少しでも訳に立てればと思っています。

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自治体情報

兵庫県神戸市(こうべし)

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