総力取材記事

四万十うなぎ蒲焼に仁井田郷米、脂が乗った戻り鰹に極上マスクメロン。高知まるごと味わい尽くせ!

四万十うなぎ蒲焼に仁井田郷米、脂が乗った戻り鰹に極上マスクメロン。高知まるごと味わい尽くせ!

山・川・海の幸に恵まれた、高知の〝熱々〞な人と料理

北に峻険な四国山地、南に雄大な太平洋を抱き、その間に幾筋もの清流が流れる高知県。

いの町のにこ淵。太陽の光が注ぐ時間や季節によって様々な「青」を見ることができる
高知県を代表する景勝地の一つ、桂浜。古くから「月の名所」として知られている

森林率日本一の山々と水質日本一の清流を誇る同県には、高知ならではのいいもの・うまいものが揃う。

室戸岬ジオパークのアコウの木。岩を抱くような形で根を生やしている
室戸ドルフィンセンターでは、イルカとのふれあい体験ができる

また、坂本龍馬や吉田茂など、数多くの先人・偉人を輩出してきた歴史と風土も、年間約400万人もの観光客を魅了してやまない理由だ。しかし、2020年以降は新型コロナの影響で来訪者が減り、厳しい状況が続いた。

新しい日本を目指し奔走した、幕末の志士・坂本龍馬を顕彰していく博物館
約6万7千点に及ぶ土佐藩主山内家資料を中心に土佐藩・高知県ゆかりの資料の数々を収蔵・展示する博物館

そのため、2021年からは高知県の強みである「自然、歴史、食」の3つの観光基盤をフル活用した観光キャンペーンを実施。

「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の業績を顕彰する植物園で博士ゆかりの野生植物など3000種類以上が植えられている

さらに、2022年1月からは、旅行者が旅先で最も楽しみにしている「食」を前面に打ち出した「リョーマの休日」キャンペーンを展開。「高知の食は、つくる人が熱い。人熱々料理」をキャッチコピーに、高知の食の豊かさ、奥深さを四季折々の観光素材とともに発信している。

「リョーマの休日」キャンペーンのコンセプトは「人熱々料理」

山・川・海の幸に恵まれた高知の食がおいしいのは言うまでもないが、なによりも食にかかわる人たちが〝熱々〞な高知県。生産者をはじめ、加工する人、売る人、料理をつくる人たちまで暑苦しいほどに熱すぎるのだ。そんな高知の〝熱々〞な人たちがつくった食材や料理を食べれば、たちまち元気になること請け合い。この〝熱々〞ぶりは同県の返礼品でも見ることができるので、高知の〝熱々〞に触れて、ぜひとも現地の〝熱々〞にも会いに来てほしい。

また、2023年4月から半年間、高知県出身の世界的植物学者、牧野富太郎博士をモデルにしたNHKの連続テレビ小説「らんまん」が放送開始。高知の魅力はさらに沸騰しそうだ。

津野町にオープンした、ジップラインを備えたアスレチックパーク「フォレストアドベンチャー・高知」
土佐清水市にある日本最大の花崗岩海蝕洞「白山洞門」。潮の流れが速く荒々しい海域ならではの光景

目利きが選ぶ最高の戻り鰹を、藁焼きたたきでいただく

高知県で有名な料理といえば「鰹のたたき」ではないだろうか。なかでも「高知で鰹を食べるならここ!」と言わしめるほど、おいしい鰹がいただけるのが、土佐の一本釣りで有名な漁師町・中土佐町久礼にある「久礼大正町市場」だ。

漁師町として知られる中土佐町久礼にある久礼大正町市場

この市場内に、創業百有余年の「田中鮮魚店」がある。同店では、毎朝仕入れる地物鮮魚が、店内の食堂で食べられる。店一番のこだわり料理は、なんといっても「鰹藁焼きたたき」だ。「この辺の漁師は、夜中の2時頃海に出て、夕方くらいまで鰹を釣って帰ってきたら、その日のうちに競りにかける。日戻りだから鮮度は抜群。マグロかと思うほど、きれいな赤身に驚くよ」と話す四代目店主の田中隆博さん。

大正時代創業の田中鮮魚店四代目店主、田中隆博さん。鰹を見極める目利きの腕は他の追随を許さない
目利きの田中さんが選ぶ最高の戻り鰹を藁焼きたたきにしてお届け。生ならではのモチモチ食感と、鮮度の証しである、鮮やかな赤色の身に驚くはず!

鰹大好き高知県民が、こぞって食べに来る同店の鰹藁焼きたたき。そのおいしさの秘密を聞いてみた。「どうしたら鰹をおいしく食べられるかを先人たちから私たちの代まで工夫を重ねて、それが藁焼きという食文化として進化した。だから〝うまい〞と言われるんだよね。もちろん、おいしさを約束するには、それに応える目利きとしての技術も大事。鮮度までは漁師、その鰹を選別するのは魚屋の領域だから、最高の鰹のたたきを提供できるように腕を磨いているよ」と田中さんは言う。高知県の返礼品、田中鮮魚店の「戻り鰹藁焼きたたき」で、県民も認める味をご賞味いただきたい。

日戻り鰹をさばいてから藁焼きにする。田中鮮魚店では、火を強めにして、表面を焦がして香ばしさを出す。鰹の旨みと脂の甘み、藁焼きの燻しがマッチして美味。食べるときは、薬味のネギとスライスしたニンニクを鰹たたきにたっぷり乗せて、特製タレをつけていただくのがおすすめ!

一茎一果で育てた、甘さ濃厚マスクメロンと小玉スイカ

南国市にある観光農園「西島園芸団地」では、約6haの広大な敷地に、栽培ハウス10棟を備えて、メロンやスイカ、マンゴーなど、こだわりのフルーツを育てている。1年中収穫できるメロンは、1本の木から1つの実を残す一茎一果で最高品質のマスクメロンを栽培。

1本の木から収穫する実を1個に限定して最高のスイカを栽培。メロンも同様に一茎一果で栽培して最高品質のメロンに仕上げている。どちらも専任の担当者が24時間体制で管理している

「太陽の光をたっぷり浴びた当園のメロンは、多くの方から好評をいただいています。ふつう糖度13度で甘いメロンといわれますが、うちでは15度を目指して育てますから、甘さは格別です」と話す観光部長の高芝泰子さん。

西島園芸団地 観光部長の高芝泰子さん(左)と栽培専任担当者の和田航祐さん
メロンの糖度は13度で高いといわれるが、西島園芸団地のメロンは、15度超え。

一茎一果で栽培したスイカも同様で、濃厚な甘さを味わえる。「ミツバチによる交配や減農薬栽培に努めて、安心安全な環境で栽培していますので、返礼品のメロンとスイカをご満足いただいたら、当園に足を運んでください」(高芝さん)

約6haの敷地に栽培ハウス10棟を有する観光農園、西島園芸団地。カフェも併設し1日楽しめる
とろけるような食感と甘さにうっとり。高知県が誇る自慢のマスクメロンと、ギュッと凝縮した甘さが人気の小玉スイカをセットにしてお届け

名だたるお米コンクールで、受賞続きの仁井田郷米

四万十川が流れる四万十町窪川は、昔、仁井田郷と呼ばれていた地域。昼夜の寒暖差が大きく、日照時間も長いことから、おいしいお米が育つ米どころとして知られていた。しかし、知名度は県内止まり。そこで仁井田で育ったお米を全国発信しようと5人の稲作農家が集まり「仁井田郷米クラブ」を結成、仁井田郷米をブランド化した。

わずか5人で結成された稲作農家クラブから、今や全国にその名を馳せるまでになった。クラブのメンバー全員が農林水産省から認定を受けたエコファーマー

「結成後、コンクールに出品したら、すぐに受賞して驚いたよ」と話すのは、クラブリーダーの下元利文さん。

仁井田郷米クラブのリーダー、下元利文さん。安心安全な米作りにこだわり、土壌の分析や有機肥料を開発するなど、アクティブに活動中

山形県庄内町主催の「あなたが選ぶ日本のおいしい米コンテスト」では、2年連続優秀賞を受賞するなど快挙が続く。ぜひとも返礼品でそのおいしさを実感してほしい。

名だたるお米コンクールを席巻した仁井田郷米。2022年の新米もすくすく育って、たわわな実をつけている

四万十川の恵みと、倍の時間をかけて育てた四万十うなぎ

昭和42年の創業以来、四万十町のきれいで豊富な地下水を使って育てた「四万十うなぎ」は、身がやわらかく、ほど良く脂が乗ったうなぎになる。

四万十川の河口で獲れたシラスウナギを、天然に近い環境で育てた「四万十うなぎ」。蒲焼・白焼き・きざみ・ちまき・混ぜご飯の素と、色々楽しめる贅沢セット

「四万十うなぎを食べると、他のは食べられないという声をよくいただきます」と話すのは、四万十うなぎ販売営業部長の中山幸吉さん。

四万十うなぎ販売営業部長、中山幸吉さん

そのおいしさの秘密は、通常、養殖でかける2倍の時間をかけて、こだわりの餌や徹底した水質管理など、天然に近い環境で育てていることにあるそうだ。「だから、うちのうなぎは臭みがない。うなぎ本来の味がするので、白焼きには絶対の自信があります」と中山さんは言う。蒲焼も蒸してから、無添加の秘伝のタレをつけて、じっくり4度焼きした逸品。

うなぎ本来の旨みを保つように蒸しを施し、無添加の秘伝のタレをつけて、丁寧に4度、焼きを繰り返すと、香ばしさが加わり、おいしさが増す

一度食べたらやみつきになるはずだ。

高知県のお礼の品のクチコミ

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