段違いの新鮮さとおいしさで絶賛される｢いくら｣で全国区となった北海道白糠町。この東北海道の小さなまちから続々とうまいものが発信され全国のファンを魅了している。白糠町は海からの新鮮な恵みと大地がもたらす実り、その土地に息づく命からいただく豊かな食材に溢れるまちだ。

多彩な白糠グルメをたっぷり堪能したいという人におすすめなのが｢ホテルまつや宿泊券 1泊2日コース料理付きプラン｣だ。白糠町内の宿泊施設で白糠食材満載の料理がいただける。

地元食材の旬も特徴も知り尽くした料理人、｢ホテルまつや｣社長の野田憲政さんが作るコースは前菜からデザートのオリジナルプリンまでの約9品。｢夏は時鮭やツブ貝、アスパラなどの新鮮な夏野菜、冬はタコの白子のタコそうめんなどの珍味も登場します。旬を迎えるとっておきの食材を集めてお出ししています｣と話す。野田さんが工夫を凝らしたアレンジで仕上げた料理の数々は地元ならではの味覚体験になるはずだ。

甘くて濃厚、食感も抜群。数あるホタテのなかでも白糠のオホーツク産ホタテのおいしさは際立っている。

水温が低く、潮流の速いオホーツクの海で育ったホタテは身が引き締まる。さらに海中の豊富なプランクトンを食べて甘みをたっぷり蓄えている。原料の良さに加えて加工にも工夫がある。貝から取り出した貝柱は水温10度以下、塩分濃度は海水と同程度という電解水で洗浄される。そうすることで余分な水分が排出されて身が締まり、旨みの強い濃い味わいになるのだ。

さらに鮮度劣化の原因となる酸素を抜いて密封する｢窒素置換包装｣で食卓まで新鮮さとおいしさを保ってお届けする。まずは刺身で味わってみてほしい。｢おいしさの違い｣をわかっていただけるはずだ。

圧倒的な支持を獲得している｢エンペラーサーモン｣にこのほどプレーンが登場した。

ノルウェーの海でアンチョビなどを含む特別な餌を与えて養殖されるエンペラーサーモンはゆとりのある環境で育つため、適度に身が締まった深い旨みに人気が集まる。

プレーンについて｢東和食品｣の矢澤有司さんが話してくれた。

｢プレーンはサーモンそのままの味を活かしています。味付けをしていないので、自分好みのさまざまな味付けが楽しめますよ｣

おすすめの食べ方は｢塩締め｣。サーモンに対して1％程度の塩をまぶして冷蔵庫で保存すると1〜2時間後にはフレッシュ感のあるほんのり塩味のサーモンに。1日経つと少し締まりのある味わいになる。生でも、軽く焼いてもサーモン本来の味が楽しめる。

全国各地の料理人から注文が絶えない羊肉を生産する茶路めん羊牧場。

小屋の中にいる羊、外を動き回る羊、間に仕切りはなく羊は自由に移動する。

｢ストレスをかけずに健康な羊を育てることに一番気を使います。うちの牧場は移動も餌を食べるのも全て羊まかせ。春になると広々とした牧草地に放牧してのびのびと育てます｣と話すのは同牧場の武藤浩史さん。

放牧地では草を食べた羊が糞をし、土が吸収して栄養のある上質な牧草が育つ。武藤さんが試行錯誤して作り上げた大地の循環が育てる健康な羊は芳醇で旨みが濃いと評判を呼んでいる。

｢北海道えぞ鹿ファクトリー｣はエゾ鹿の解体から加工までを一気に手がけている。

肉の味を左右するのは鮮度と加工技術だ。加工場に搬入されるエゾ鹿はハントから2時間以内に限定され、より上質な肉になるようハンターに細かな要望を出すこともあるという。枝肉に加工された肉は一晩冷風に当てて温度を下げる。こうすると、肉が締まり旨みが増す。

おいしく食べていただくための工夫が詰まったエゾ鹿肉は低脂肪で鉄分が豊富。今回はロースとももの2種を味わっていただきたい。

｢たかはしさんの新鮮たまご｣は町民に愛される秘蔵の白糠グルメ。｢高橋農園｣の高橋光二さんが育てる平飼い鶏から産まれる卵は｢ここのじゃないとダメ｣という町民も少なくない特別な卵だ。

｢鶏は屋外で放し飼いにして自由に動けるように育てています。ストレスがかからず、いい卵を産んでくれます｣と高橋さん。配合飼料に加え、研究を重ねたオリジナルの餌を与えている。

ハリのある白身と黄身の濃い色が食欲をそそり、濃くて甘いと評判だ。ぜひとも、いつもと一味違う卵料理を楽しんでほしい。

味付焼き肉の｢鳥じん｣｢らむじん｣｢ぶたじん｣の3種は、町内の｢とみやストア｣の看板商品で、やわらかな鶏肉、ラム肉、豚肉それぞれををジンギスカン風の甘辛タレで漬け込んだもの。白糠町民はもとより釧路近郊からも買いに来る人がいるほどの人気商品だ。解凍して焼くだけでおいしい焼き肉ができる手軽さが人気の秘密。

いつもの夕食に、アウトドアのバーベキューにと使い勝手は抜群だ。野菜と一緒に炒めたり、焼きそばに加えるのもおすすめ。人気の3種をセットにして、たっぷり2.6㎏をお届けする。