総力取材記事

今治ならではの高品質タオルと完熟にこだわるブルーベリー、みかんそのものの飲むゼリーも!

今治ならではの高品質タオルと完熟にこだわるブルーベリー、みかんそのものの飲むゼリーも!

サッカースタジアム誕生で、地域交流が盛んに

瀬戸内海と、今治市のキャラクター・バリィさん。頭にはしまなみ海道の一部・来島海峡大橋のクラウンをかぶり、タオル生地のハラマキをしている
元サッカー日本代表監督の岡田武史氏が代表を務めるFC今治のサッカースタジアム

瀬戸内海のほぼ中央に位置する愛媛県今治市。美しい自然に囲まれ、タオル生産や造船など豊富な産業で栄えてきた。2023年には「FC今治」のホームグラウンドとして「アシックス里山スタジアム」が誕生。サッカースタジアムを中心にカフェやドッグランも併設され、地域の人の集う場になっている。

ブルーベリーで、地域の特産品を作りたい

敷地の隣を流れる川は透き通っている。ブルーベリー栽培にも川から引いた水を使う。森さんの農園は川上なので、排水なども混じっていない
農園ではマコモタケ栽培にも力を入れる。マコモタケは稲と同じように水田に植えるが、2mほどに生長する

ダム湖畔に里山が広がる玉川地区。ここでブルーベリーを中心に栽培する「森のともだち農園」を訪れた。案内してくれたのは農園の主、森 譲寛さん。

森のともだち農園という名には、自分の姓の森と、農園が地域の方と共に成長していきたいという想いが込められている
ブルーベリーは減農薬で栽培。ヘタの部分が紫色になるまで完熟させて収穫する。ポット植えの水耕栽培と露地栽培の園地がある

「玉川地区は水質がよく、1日の寒暖差があります。この地に適したものを栽培したいと、25年前に母がブルーベリー栽培をはじめました」

森のともだち農園では約1200本のブルーベリーを栽培している。

「ブルーベリーは追熟しないので、ぎりぎりまで木につけておいて甘くなった実を収穫します」

完熟ブルーベリーを冷凍したもの。大粒の冷凍ブルーベリーは、シャーベット感覚で食べられる。ジュースやスムージーにも最適

完熟のブルーベリーは繊細なので傷みやすい。そのため、完熟を待たずに収穫するのが一般的だが、森さんは完熟にこだわる。朝収穫したものは、選別して夕方に発送。1日2回発送し、お客様に届く時間を短縮することで、ブルーベリー本来のおいしさを味わってほしいと考える。「冷凍ブルーベリー」は、生食用として販売できるものをその日のうちに冷凍したもの。シャリっとした食感で、シャーベット感覚で食べられる。

酸味が少なくさっぱりした甘さの品種ブライトウェルのみを使った高級ジャム。砂糖をできるだけ減らしたヘルシーな仕上り。スペアリブなど肉料理に使うのもおすすめ

ジャムも手作りにこだわる。ブライトウェルという品種だけを使ったジャム「極」は、ブルーベリーの粒をしっかり残し、さらりとした食感だ。

「大きい鍋で作ると、時間がかかり風味が飛んでしまうので、手間はかかりますが風味を逃がさないよう、あえて小さい鍋で炊いています」

また、農園では10年ほど前から、貸し切りのレンタル場としてキャンプ場も運営している。

「観光と結びついた農業をしていきたいと思っています。ブルーベリー摘み取り体験をした人に地元温泉の入浴券を渡すなど、地元に還元できることを常に考えています」

一度は使ってみてほしい、高品質の「今治タオル」

織機はすべて豊田自動織機のエアジェット織機を使用。
11台あり、フェイスタオル換算なら工場全体で1日約1万枚織ることができる

「三光産業」の工場を訪れると、タオルを織る織機の音が響いていた。空気の噴射により横糸をとばし、織るスピードの速いエアジェット織機でタオルを織る。今治のタオルメーカーにエアジェット織機は普及しているが、11台も保有している会社は珍しい。

社長の吉本さん。約50年前から稼働する工場は、歴史を感じるたたずまいだ

「大きいロットで生産し、いい機械を使ってたくさん織ることができるので、上質なタオルを高すぎない価格で提供できています」と、社長の吉本悠太郎さん。

三光産業には、10年を超えるロングセラー商品が二つある。どちらの商品もタオルブランド「ヒオリエ」のオリジナル商品として人気があり、ネットショップを中心に販売されている。

触れるだけでわかる吸水性と、ふわふわやわらかい弾力。心地よく使えると、評価が高い。ふるさと納税では今治タオルの中でもトップクラスの人気

「今治ふわふわ贅沢バスタオル」は、サンホーキンという長綿を使用。一般的な綿に比べシルクのような光沢感があり、耐久性と吸水性に優れる。撚り回数が少ない甘撚り糸にすることで、ふわふわの肌触りにこだわった。たっぷり空気を含んだやわらかいボリューム感があり、毛羽落ちが少ないので長く愛用できる。

販売から10年、累計販売枚数200万枚を超えるロングセラー。細い糸でパイルを長く織り、繊細なやわらかさがある。吸水性は抜群なのに、薄手で軽くて速乾性がある

また、ネットショップで好評なのは「今治速乾Dailyフェイスタオル」。薄手で軽いけれど吸水力はしっかり。ふわふわ感がありつつ速乾性もあり、デイリーユースに喜ばれている。

祖父・尾崎今男さんが書いた言葉。吉本さんは工場に入るとき、この言葉を見て気持ちを引き締める

吉本さんの祖父・尾崎今男さんは、労働大臣賞(現代の名工)など数々の賞を受賞し、タオル技術を高く評価された人だ。吉本さんは工場の入口に、祖父が書いた言葉を今も貼り続けている。

「祖父から技術は受け継いでないですが、祖父の信念を守っていきたいと思っています。タオルについて勉強を続け、自信を持って商品を作っていきたい」

デザインにこだわる、オリジナルブランド

1950年に建てられた工場をリノベーションした直営店舗。
1950年に建てられた工場をリノベーションした直営店舗。

次に訪れたのは、「コンテックス」の直営店舗「コンテックスタオルガーデン」。各種タオルはもちろん、さまざまな商品が並び、雑貨店のような雰囲気だ。

「ふるさと納税のラインナップを増やしていきたい」と社長の近藤さん。MOKUは手作業で糸を巻く、こだわりのパッケージ

「コンテックスは1934年に創業し、当初は他のタオルメーカーからの仕事を請け負う形で事業をスタートしました。祖父の代に自社ブランドを立ち上げ、今ではほとんどの商品をオリジナルで展開しています」と、社長の近藤剛文さん。現在、オリジナルブランドを製作するタオルメーカーは多いが、コンテックスはその先駆けといえる。

タオルてぬぐい布ごよみのイラストは100パターン以上ある。MOKUは同じ生地で作られている

コンテックスの主力商品はタオルてぬぐい「布ごよみ」。かわいらしいイラストがあしらわれたシリーズは20年以上のロングセラーだ。

「現会長が社長時代によくジムに通っていたのですが、布ごよみは男性がジムで使うにはかわいすぎるから、シンプルなものがほしいということでMOKUが生まれたんです」

MOKUを織るレピア織機。工場内に織機は25台ほど。タオルは自社で縫製している

MOKUは、一般的なタオルに比べて薄くて軽いため、携帯性に優れ、早く乾くのが特長。販売開始以来、ウォーキングやアウトドアなどで愛用されてきたが、近年のサウナブームによって一気に注目を集め、コンテックスを代表するブランドへと成長した。

名前のようにグレーとベージュの中間色を使用したやさしい色合いで、シンプルなデザイン。独自の無撚糸を使うことで、ふわふわとやわらかいが、毛羽の量は一般的な無撚糸のタオルに比べ1/6程度

もう一つ紹介したいのは、色やデザインを女性好みに仕上げたタオル「グレージュ」。撚りが少ない無撚糸を使うことで、ふわふわとやわらかい。一般的な無撚糸タオルはやわらかい半面、毛羽落ちが多く、特に新品時は洗濯の際に毛羽が出やすいのが難点。グレージュは、糸の撚り方を工夫することで、無撚糸特有のやわらかさを保ちながら、毛羽落ちを大幅に抑えたタオルに仕上がった。

「今治タオルとしての品質のよさはもちろん、コンテックスはデザインにもこだわる会社です。品質+デザインのよさで、お客様に喜んでいただける商品を企画し続けていきたいです」

果実そのままのジュースと、果実そのものの飲むゼリー

くねくね曲がる山道を車で上ると、今治市のまちや海が一望できるみかん畑に着いた。

みかん畑からの景色。山を開墾するところからはじまった歴史ある畑
案内してくれた佐藤夫婦(右が名保子さん、左が勇気さん)。SNSに力を入れることで、お客様の年齢や地域の幅が広がったそう

案内してくれたのは、社長の娘・佐藤名保子さんと、夫の佐藤勇気さん。「乃万青果」では、30種以上の柑橘を扱う。自社栽培の柑橘も一部あるが、シーズンになると愛媛県中から柑橘が集まり、会社付近はトラックが行列するほど。民間の選果場としては全国でも最大規模という。

「品種ごとに毎回糖度と酸味を設定し、光センサーで基準内のものだけ選んでいます。そのため、味むらが少なく安定しておいしいものを届けられるんです」

直営店は今治市と松山市にあり、生の柑橘とゼリー、ジュースなどを販売する。飲むゼリーを凍らせたかき氷も人気。とけても水にならずゼリーになる
愛媛県産の完熟みかんを搾ったストレートジュース。果汁100%でみかんそのものの味。コップにそそいで置くと果肉成分が沈殿していくことからも、その濃さがわかる

乃万青果では加工品にも力を入れる。「しまなみみかんジュース」は愛媛県産の完熟みかんをそのまま搾ったストレートジュース。果汁100%で砂糖も水も加えず、生のおいしさにこだわった。

自社のストレート果汁を使い、おいしい柑橘そのものの味をゼリーで再現。果汁を60%以上使用し、ぷるんとしたゼリーの特長がありながらも、とろけるようなやわらかい食感

そして、飲むゼリー「柑橘の雫」は乃万青果の主力商品だ。

「ゼリーは果汁が多いと酸が強くて固まらないのですが、この商品は固まるぎりぎりまで果汁を増やしました。試作を繰り返し、こだわりが詰まった商品です」

おいしい柑橘そのものの味を目指し、くちどけにこだわったゼリーは、他にはないやわらかさに仕上がった。

「他のゼリーは食べない子がこれなら食べるとか、食が細い高齢者がこれなら喜んで食べてくれるなど、お客様からのうれしい声も届いています」

5月中旬に訪れた乃万青果のみかん畑では、みかんの花が咲き、ジャスミンのような香りが漂っていた

自然環境の変化や生産者の減少により、全国的に柑橘の収量は減っているのが現状。乃万青果では、農家が持ってくる柑橘は選別せずまとめて買い取ることで、農家を支えている。

「一部だけ傷んでいる柑橘も、部分的にカットして加工できないかなど、廃棄を減らす方法を模索しています。また、柑橘の可能性を広げられるよう、加工品の開発にも力を入れたいです」

今治市のお礼の品のクチコミ

愛媛県今治市

食研カレー(200g×5袋)レトルトセット(10,000円)

2024年11月28日 14:49

福子さん

甘みとスパイスのバランスが丁度良く、食べやすいカレーでした。好きな具材をのっけて夫婦で美味しく頂きました。今回は10袋を頼みましたが、賞味期限が720日らしいので、非常次は15袋頼んで非常食用にしたいと思います。

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愛媛県今治市

今治タオル わた媛 ギフトセット(50,000円)

2017年1月28日 15:00

古里子さん

バスタオル2枚、フェイスタオル2枚、ウォッシュタオル2枚入っていました。
ふかふか、ふわふわの柔らかい今治タオルで、「わた媛」というシリーズです。
肌触りがとても良く、吸収性もあるタオルでした。
赤ちゃんにも使えそうです。

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愛媛県今治市

極甘タオル ファイスタオル(5,000円)

2017年1月27日 19:00

さややちゃんさん

「ホテルで使っている、あの肌心地の良いフェイスタオルが自宅でもあれば良いなぁ~」と考えていた矢先、ふるさと納税サイトでこのフェイスタオルを見つけました。写真ではフェイスタオルが2枚写っていますが、5000円を2口寄付したからですので、ご注意下さいね。ホントに肌触りが良く、水分もしっかり吸い取ってくれるので、こちらのフェイスタオルを選んで良かったなぁ~と実感しています。

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自治体情報

愛媛県今治市(いまばりし)

こちらの自治体詳細

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