西之表市は、九州南端の大隈半島から約40㎞の沖合にある、鉄砲伝来やロケットで有名な種子島の北部にあるまち。市の返礼品では、種子島の豊かな大地が育んだ「島の宝」が届く。寄附金は、島の宝である地元産業の育成にも活用されており、「種子島高校の生物生産科が増殖した安納いもバイオ苗を再増殖し、生産者に供給する事業を行っています」とは、西之表市経済観光課・中村和典さん。
島の宝である「安納いも」は人気の返礼品。テレビや雑誌で〝幻の蜜いも〞と紹介されるほど糖度が高いのが特徴だ。令和元年7月10日に事前予約を開始した途端、申し込みが集中した。
「発祥の地・安納地区の潮風が運ぶミネラルたっぷりの土壌と温暖な風土が栽培に最適。収穫後、じっくり熟成させて糖度を高めます」と同市・中村さんは話す。舌の上でとろけるようなクリーミーさを味わいたい。
「冷凍焼きいも」は、安納いもをホクホクに焼き上げ、冷凍したもの。食物繊維やカロテンなど、健康によいといわれる成分を多く含み、甘みと粘りが強くて美味。レンジで温めるだけの手軽さがうれしい。自然解凍してシャーベットとして食べるのもおすすめだ。
安納いもを原料とした「焼酎しま茜」は、甘くてまろやかな香りの種子島限定酒。ロックやストレートでの愛好家も多く、女性からの人気も高い。
「種子島自動車学校免許プラン」は普通自動車から大型二種に至るまで、すべての運転免許の教習ができる。アニメ聖地巡礼、焼酎工場やロケット打ち上げ見学ツアーなどの観光、BBQなどのイベントもあり、リゾート気分を満喫しながら運転免許を取得できる。
「今後返礼品には、種子島ならではの滞在や体験型も増やしていきます」と中村さん。スキューバダイビングや船釣りなども楽しみたい。