北海道南部に位置する洞爺湖町は、洞爺湖と有珠山、噴火湾に囲まれた自然豊かなまち。
噴火の影響を何度も受けながらも地域一丸となって再建してきた道内有数の観光地だ。国内で初めて世界ジオパークに認定された「洞爺湖有珠山ジオパーク」では、火山活動により変動する大地の姿を体感できる。また、洞爺湖温泉街から徒歩で散策できる遊歩道「金比羅火口災害遺構散策路」では、2000年の噴火の際にできた火口の縁まで歩くことができる。
同町の特産品は、噴火湾で水揚げされるホタテや肥沃な大地で作られる「財田米」、とうもろこし、「とうや湖和牛」など。返礼品にも顔をそろえ、年々リピーターを増やしている。「熊笹・にんにく・くるみの味噌セット」は、1年半かけて熟成する天然醸造味噌。農薬を使わずに育てた大豆や米、海水だけで作られた自然塩など、完全無添加食材を使用した体にやさしい熊笹味噌。にんにくを練りこんだ味噌は、焼きおにぎり、焼き肉、焼きナスなどにつけるのもおすすめ。ラーメンに入れるとスープのコクが増す。くるみを練りこんだ味噌は、白和えなど野菜の和え物にも。「味噌汁だけでなくぜひごはんのお供に!一度食べたらやみつきになります」と同町総務課の松本幸奈さんが教えてくれた。
「とうや湖和牛」は、A4ランク等級のブランド牛。繁殖から肥育まで一貫生産にこだわり、体調に合わせた飼料など1頭1頭の管理を徹底。
年間出荷頭数が約250頭と少ない〝幻の和牛〞だ。洞爺湖周辺の雄大な自然の中でストレスなく育てられた黒毛和種は良質ビタミンが豊富。オレイン酸の割合が高く口どけがよく、とろける脂の上質な霜降り肉。すき焼きで存分に味わいたい。
洞爺湖町だからこその「大地(ジオ)の恵み」を味わってみてはいかがだろう。