ホタテ養殖発祥の地でぷりぷり食感の逸品を!
北見市は北海道東部に位置し、北見・端野・常呂・留辺蘂の個性豊かな4つのエリアからなるオホーツク圏最大の都市。
カーリング専用の屋内施設「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」
国内トップチームの練習や各種カーリング大会に利用。一般の人も気軽にカーリング体験ができる
漁業をはじめ広大な土地を活かした農業も盛んで、特に玉ねぎの生産量は日本一を誇る。
「カーリングの聖地」として近年注目を集めている常呂町は、国内有数のホタテの産地としても知られている。
北見市常呂町を拠点に活動する女子カーリングチーム「ロコ・ソラーレ」
常呂のホタテは、サロマ湖内で稚貝を1年間育てて前浜の漁場に放流。そこから3年以上、海流や流氷が運んでくる豊富なプランクトンなどを食べ、自然に近い環境で暮らすことでギュッと身が引き締まり、コリコリとした歯応えと旨みが生まれる。全国に先駆けてホタテの養殖に取り組んだ常呂漁業協同組合では、漁場を4区画に割り、1年ごとに海区をずらしながら放流する四輪採制を導入することで資源を管理。昭和40年代にはこうした手法を確立しており、現在の水揚げ高は年間平均約4万tにものぼる。「うちのホタテは、海の中を元気に泳ぎ回っているから、貝柱はしっかりと身が締まっていて歯応えもいいよ」と同組合参事の山崎知春さん。早くから「育てて守る漁業」も実践しており、森を作り育て、海を守るという志のもと、組合員自ら常呂川上流の山への植林を行っている。
漁港で水揚げされたホタテは直営加工施設に運ばれ、熟練の作業員がひとつひとつ貝から外し、ヒモなどを取り除いて素早く加工。急速冷凍することで、解凍後も鮮度とぷりぷりの食感が堪能できる。
急速冷凍で鮮度と旨みを閉じ込めた常呂のホタテ。引き締まった身はぷりぷりでしっとりしている
返礼品は1袋300g約20粒と使いやすい分量。箱も分かれているのでおすそ分けにもおすすめしたい。
生で食べられるホタテは、300gずつ分けられているので調理しやすい
吟味した豊かな海の幸が食卓に彩りを添える
旬の時期にオホーツクの海や全国から仕入れた新鮮な魚介類を製造加工している「海鵬フーズ」。厳しい目で吟味した素材は職人たちの長年の技術と経験により、本来のおいしさを損なうことなく品質を保っている。「商品は自分たちで必ず試食をし、おいしいと納得できるものしか販売していません」と、代表取締役の紺野幸浩さん。
元力士だった紺野さんが、師匠である元横綱大鵬に書いてもらったという看板
「私たちが丹精込めて作っています」と笑顔の従業員たち
そんなこだわりの商品のなかでもこの時期に注目したいのが、冬の味覚の王様ともいわれるズワイガニだ。返礼品の「生冷本ズワイガニ」は、身入りがしっかりしており食べ応え十分。
ポーション約8本、爪約3本、肩肉ハーフ約6個、爪下約3本、昆布入り
カット済みなので殻剥き不要なのもうれしい。「セットの昆布でダシを取って、好みの野菜と一緒にカニ鍋を味わってください。生でも食べられるので、しゃぶしゃぶもいいですよ」と取締役社長の今野 光さん。
鍋やしゃぶしゃぶ、天ぷらやバター焼きなどで味わって。身が詰まった肩肉は汁物にもぴったり
また、北海道を代表する魚のひとつであるホッケも自慢の一品で、その大きさと肉の厚さに驚く人も多いそう。「北海道産開きホッケ」は、脂乗りやサイズに合わせて塩加減を調整。干さずに塩水に漬け、そのまま急速冷凍している。「干さないことで、焼いた際にふっくら仕上がります」と、課長の川下徳太郎さん。ご飯のおかずにはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりだ。
大きなホッケが7枚もセットになっている。1枚ずつパック詰めされているので保存にも便利
干さずに、味付けをして急速冷凍。グリルでふっくら焼き上がる
ほかにも「贅沢海鮮丼」はいかがだろう。サーモン・タコ・ホタテ・カニ・イクラが一人前ずつ分けられているので、ご飯があれば自宅で手軽に新鮮な海鮮丼が楽しめる。
1人前ずつ分かれているので、盛り付けも簡単
自宅で店の味が楽しめると好評。好みできゅうりや大葉を添えて
土作りにも力を入れた確かな品質の北見の玉ねぎ
北見市の特産品として知られ、生産量日本一を誇る玉ねぎ。寒さに強い作物であることから大正時代のはじめに作付けが広がり、現在も多くの農家が栽培に情熱を燃やしている。そのひとつが「中村農産」である。2007年に玉ねぎ栽培を始め、試行錯誤を重ねた結果、現在は20haの農地で年間900tを生産。代表の中村成利さんは、「北見市特有の寒暖差がおいしい玉ねぎを作るのです」と話す。
「うちの玉ねぎをおいしく食べてもらえたら、うれしいです」と中村さん
中村農産では収穫の際、機械で根を切った玉ねぎをそのまま畑で2〜3週間天日乾燥させ、収穫後も専用コンテナで約1ヵ月乾燥させる。そうすることで実が固く締まって日持ちが良く、シャキシャキとした歯応えで旨みが濃縮された玉ねぎになる。
根切りした玉ねぎ。しっかり乾燥させることで、長期保存ができるようになる
しっかりと実が締まった玉ねぎは、みずみずしく断面も美しい
さらに収穫後は、畑に牛糞堆肥や灰化した玉ねぎの葉・皮を鋤き込んで養分を補うなど、翌年に向けての土作りを行う。冬の厳しい寒さが土を凍らせることで砕土性と透水性が高まり、翌年の生産量向上へとつながると教えてくれた。「うちは選別も自社で行っているので、出荷するすべての玉ねぎに目を通しています。だからこそ、品質には自信を持っています。うちの玉ねぎが北見を知るきっかけになってくれたらうれしいですね」(中村さん)
手間と愛情をかけて育てた玉ねぎとじゃがいものセット
オホーツク産小麦で作る、生ひやむぎ&生パスタ
1949年から続く「津村製麺所」。四国出身の創業者から伝わる製法を守りつつ、新たな取り組みも行っている。
ツムラの社長である四代目・津村健太さんと妻の千恵さん夫妻
主力商品の「だし薫るオホーツク生ひやむぎ」はモチモチ感とコシの強さが特徴。麺はオホーツク産小麦・きたほなみ100%、ダシには国産のアゴ本枯節を使用しており、すするたびに豊かな味わいが楽しめる。
製麺所がこだわり抜いた生麺タイプのひやむぎは、コシがあり食べ応えも十分
つるっと喉ごしのいい麺。贅沢な素材を用いたダシで味わって
「生パスタ」は4年前に業務用として誕生したが、自宅でも食べたいという声に応え店頭でも購入可能になり、返礼品にも並ぶ。
ゆで時間2分で、モチモチの本格生パスタ。オホーツク産小麦「きたほなみ」と「ゆめちから」をブレンドしている
「生パスタ」の調理の一例。平打ちなのでクリームソースとの相性もいい
いずれも熟成するほどにモチモチ感が増すので、時間を置いて食べ比べるのも面白いだろう。
地元のためのビール4種を返礼品で全国にお届け
「オホーツクビール」は1994年に日本で初めてビール製造免許を取得し、翌年、醸造所併設のビアレストランを開業。
「オホーツクビアファクトリー」では、出来たての一杯を味わうことができる
麦芽100%にこだわったビールはドイツの製法をベースにしており、レギュラービールはデコクション製法で素材の特長を引き出し、味に力強さをプラスしている。
「新鮮なうちに飲んでいただきたいので、瓶ビールの賞味期限は製造日より30~60日に設定しています」と取締役製造責任者の阪内順逸さん
「地元民のためのビール」のコンセプト通り、製造の約9割が地元で消費される希少な一杯を、この機会にぜひ味わってみて。
「オホーツクエール」「オホーツクピルスナー」「オホーツクヴァイツェン」「オホーツクマイルドスタウト」をセットで
玉ねぎの旨みが凝縮した、簡単おいしいスープ
1987年、市場に出せない規格外玉ねぎを専門に加工する会社として設立した「グリーンズ北見」。看板商品の「オニオンスープ」は、玉ねぎからとったエキスパウダーを配合。豊かな香りと奥深い味わいがしっかり感じられると、道内各地の空港や土産店で販売されるほか、「AIRDO」の機内サービスでも提供されている。
品質管理を徹底しながら、皮むき作業や洗浄、カット、ソテーなどの加工を行う
「そのまま飲むのはもちろん、調味料にも使えます。素材の旨みが凝縮しているので、カレーや豚汁に加えると味に深みが増しますよ」と営業開発部 営業課 課長の丸山勇太さん。ほかにゴボウやジャガイモもあり、8月には「ほたてスープ」もシリーズに仲間入りした。
「北海道オニオンスープ」「北海道じゃがバタースープ」「北海道ごぼうスープ」が3箱(1箱8包)ずつと充実の内容
良質素材で作るチーズケーキ、サクサクふわとろに感動
地元で30年以上愛されている「ケーキハウス ティンカーベル」。「自分たちがおいしいと思うお菓子を作る」と話すパティシエの柏倉かすみさんは、オホーツク産小麦や平飼い鶏の有精卵、天然はちみつに無塩発酵バターなど良質な素材を厳選。
東京や札幌で経験を積んだパティシエのかすみさん。一緒に働くのはご主人でオーナーの一敏さんと一人娘の有宇さん
看板商品の「チーズベーク」は、パイ生地のサクサク感とふんわりとろとろのチーズクリームのバランスが絶妙で、一度食べると忘れられないと全国に多くのファンがいる。風味を損なわないよう冷蔵便で届けられる逸品をお楽しみに。
パイ生地で、道産やフランス産など4種類のチーズと自家製カスタードを合わせたチーズクリームをたっぷりサンド