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姫路市
姫路市は兵庫県南西部に位置する。瀬戸内海に面し、姫路城や映画『ラストサムライ』のロケ地としても知られる圓教寺など、市内に名所は多い。歴史は古く、大化の改新後に播磨国の国府が置かれて以降、姫路のまちは栄えてきた。江戸時代は城下町として、20世紀以降は工業地帯として、日本の文化と経済を牽引してきた。そして、今、姫路市は2050年までに二酸化炭素の実質排出ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言。ものづくり産業やエネルギー産業が集積する姫路港臨海部で、姫路港カーボンニュートラルポート形成計画の策定に着手し、周辺地域を先導して温室効果ガスの排出削減を推進する。国際化社会において、姫路市の担う役割は大きい。名産品も数多く、全国シェア約7割を占める皮革産業、最高品質を誇るいぶし瓦、上質の米と水を使って作られた地酒などが知られている。
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宇陀市
奈良県の北東部に位置する宇陀市は、大和高原と呼ばれる緑豊かなまち。「万葉集」に収録された「ひむがしの野にかぎろいのたつ見えてかへりみすれば月かたぶきぬ」は、柿本人麻呂が宇陀の阿騎野を訪れた際に詠んだものだ。女人高野として有名な室生寺では、約3000株のシャクナゲが咲き、戦国武将・後藤又兵衛の屋敷跡にある又兵衛桜が見事な枝振りを見せる。また、水の神・龍神を祀る龍穴神社や水の分配を司る水分神社など、由緒ある社寺があり、歴史と自然が暮らしの中に息づいている。菟田野の毛皮革産業は全国的規模を誇っており、鹿革の出荷高は全国シェアの95%以上、毛皮についても同45%のシェアを誇る。磨き丸太や高原野菜が名産品として名高い。
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湯浅町
和歌山県西部に位置する有田郡のまち湯浅町。かつて港町として栄えた同地では、江戸時代に藩の保護を受けてしょうゆ醸造業が栄えた。温暖な気候もあって、柑橘類の栽培も盛んに行われている。
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4 宇治田原町
「日本緑茶発祥の地」として知られる宇治田原町。江戸時代中期、宇治田原湯屋谷に住んでいた永谷宗円が青製煎茶製法を編み出し、同製法が日本緑茶製法の礎となったことが、その由来だ。今も茶文化はまちに息づいており、茶摘みや手もみ製茶を実際に体験することができる。
近年、同町で話題を呼んでいるのが、800年ほど前に創建されたといわれている正寿院。客殿にある猪目窓がSNS映えすると評判なのだ。なぜならば、災いを除き、福を招く意が込められている猪目窓とはハート型の窓だから――今日もSNSで「#正寿院」「#ハートのお寺」とタグ付けされて、紹介されている。
他にも、猿おみくじが人気の猿丸神社や、アウトドアを楽しめる末山・くつわ池自然公園など、見どころが多いまちだ。 -
5 湖南市
湖南市は滋賀県南部に位置し、東西に野洲川が流れる自然豊かなまち。国宝を有する「常楽寺」や「長寿寺」「善水寺」は、「湖南三山」と称され、多くの参拝客が訪れる紅葉の名所。桜の季節には、大型遊具や川遊びが楽しめる公園「じゅらくの里」が、ファミリーに人気のスポットになっている。
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6 王寺町
奈良県の西北部に位置する王寺町。まちの北端には大和川、東部には支流の葛下川が流れ、豊かな自然環境に恵まれている。古くは大和川による水路、明治以降は鉄道が発達・整備されたことで、同地は大阪から奈良への玄関口、大阪圏のベッドタウンとして発展した。聖徳太子ゆかりの地としても知られ、中でも聖徳太子と達磨大師の出会いの地である達磨寺は有名だ。近年は、青色LEDが仕込まれた浮き球を葛下川に流して天の川に見立てるイベント「王寺ミルキーウェイ」も開催され、賑わっている。また、令和2年には、大阪府・奈良県・和歌山県にまたがる和泉山脈や金剛山地を中心に行われてきた修験道、葛城修験をテーマとするストーリー「『葛城修験』ー里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」が日本遺産に認定されたが、王寺町の明神山も同ストーリーの構成文化財として組み込まれていることも話題となった。
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7 稲美町
兵庫県稲美町は同県南部に位置する田園のまちだ。町名は、聖武天皇が風景を愛したことでも知られる「印南野(いなみの)」に由来する。印南野(いなみ野)を歌枕とする歌も多く詠まれ、「万葉集」にも「印南野の 浅茅押し靡べさ 寝る夜の け長くしあれば 家し偲ぶはゆ」(山部赤人)や「稲日野も 行き過ぎかてに思へれば 心恋しき加古の島見ゆ」(柿本人麻呂)などが採録されている。
かつては水資源が乏しく農業は盛んではなかったが、ため池や疎水を築いたことで開墾が進み、現在は名前にふさわしい稲穂に満ちた田園のまちとなった。ため池の数は大小合わせて88にものぼり、農業を支えるのみならず観光資源にもなっている。米以外にも、いなみトマト、いなみ野メロン、スイートコーンなど名産品も多い。 -
8 長岡京市
長岡京市は、京都と大阪のちょうど中間にある、面積19.17㎢ほどのコンパクトなまちだ。2本の鉄道によるダブルアクセスで、京都中心部まで10分、大阪中心部まで30分で行くことができるため、通勤・通学・買い物への利便性も高く、多くの子育て世代に選ばれ続けている。一方で、市内には西山連峰をはじめとする豊かな自然が残り、田園風景がひろがるのんびりとした雰囲気も人気を集めている。
市の名前にもある「長岡京」の都がかつて置かれた地でもあり、戦国一の知将・明智光秀が最後の戦いに臨んだ「山崎・勝龍寺の合戦」において明智軍が籠城した勝龍寺城が今も残るなど、豊かな歴史資源に彩られたまちでもある。 -
9 市川町
兵庫県市川町は兵庫県の中央に位置する。地図で見ると、まちの形はハート型をしており、「ハートのまち」としても知られている。
1955年に四つの村が合併してできたまちで、町名はまちのほぼ中央部を流れる清流・市川にちなむ。まちの北東部には「播磨富士」と称される標高939メートルの笠形山が位置し、その中腹には孝徳天皇の時代に創建された笠形神社があり、多くの観光客が訪れる。
江戸時代には宿場町として栄え、明治に入ってからは生野銀山で採掘された銀を姫路の飾磨港まで運ぶ道中にあったことで賑わった。昭和になってからは、刀鍛冶の技術を応用して国内で初めてゴルフのアイアンヘッドを生産。国産ゴルフアイアンヘッド発祥の地として知られ、現在もゴルフクラブの製造が盛んに行われている。2023年からはトラック「愛アン8-10号」を活用した情報発信を展開。「動く小さな市川町」として全国を巡回し、市川町産アイアン試打会などを開きながら、市川町とゴルフの魅力の発信に努めている。 -
10 枚方市
大阪と京都の中間に位置し、観光地へのアクセスも良好な枚方市は、西には淀川が流れ、東には緑豊かな生駒山系の山々が広がる住みやすいまちだ。
平安時代には貴族の遊猟地として、江戸時代には宿場町として栄えた同地は、いまでは人口約40万人を抱えるベッドタウンとして栄える。教育環境も充実しており、10年連続で20~44歳の夫婦世帯転入増加など子育て世代にも選ばれている。100年以上の歴史を持ち「ひらパー」の愛称で親しまれる遊園地「ひらかたパーク」や、複合商業施設「枚方T- SITE」、駅直結の複合施設「ステーションヒル枚方」もあり、駅前施設も充実する。隣接する交野市とともに七夕伝説ゆかりのまちとして知られ、市内の天野川流域には七夕にちなんだ史跡が多く残されている。 -
11 朝来市
兵庫県のほぼ真ん中に位置する朝来市。移住者や子育て支援をはじめとするまちづくりが評価され、「2016年版住みたい田舎ベストラン
キング」で、全国1位に選ばれた。
観光名所には、「天空の城」「日本のマチュピチュ」と呼ばれる「竹田城跡」がある。同所が雲海に包まれた姿は見る者を魅了する。また山陰随一の規模を誇る白井大町藤公園には、500mもの藤棚がある。5月の「藤まつり」では、花が咲き乱れ、幽玄な空間を創りだし、訪れる人の目を楽しませている。 -
12 池田市
大阪府の北部に位置する池田市は街道が交わる交通の要衝として栄えてきた歴史を持つ一方、豊かな自然にも恵まれたまち。住みやすさでも定評のあるまちだ。同市は日本四大植木生産地のひとつでもあり、細河地区の植木は昔から庭園や盆栽の愛好者に広く親しまれてきた。その歴史はなんと室町時代にまでさかのぼることができるという。
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13 和泉市
大阪府の泉州地域に位置する和泉市は、豊かな自然と歴史ある産業を持つまち。市域のおよそ4割は山林が広がり、四季折々の自然の息づかいを身近に感じ取ることができる。
伝統の産業としては綿織物業があげられ、特に江戸時代には「和泉木綿」の名で広く日本国中に知れわたり、国内の中心的な綿業地帯を形成するに至った。以来、数々の変遷を経て、いまも多くの企業が優れた織物を製織し、市場に送り出している。
一方、歴史のロマンを感じることもでき、その代表格としてあげられるのが「池上曽根遺跡」。弥生時代の集落跡としては全国有数のスケールを持つ遺跡で国史跡に指定されている。
近年では開発が急速に進み、コストコやららぽーとなどの大型商業施設が多くの人のにぎわを創出するなど都市的な要素を備えるまでになっている。
さらに大阪市内や関西国際空港へのアクセスも便利で、大阪府下では勢いのある自治体といっても過言ではないだろう。
こうしたことから和泉市は、都会と田舎の両方の魅力を併せ持つ「トカイナカ」という立ち位置にあるといっていい。暮らしやすさにも定評があり、機会があれば足を運んでいただきたいまちだ。 -
14 印南町
和歌山県印南町は和歌山県西部に位置し、太平洋に臨む。1956年に稲原町、57年に切目川村、安住村と合併し現在の印南町となった。海と山に囲まれ、冬季には降雪も見られる。江戸時代にはかつお漁が盛んで、かつお節の製造法が確立されたことから「かつお節発祥の地」としても知られる。同町にある切目王子は熊野九十九王子社の中でも格式のある五体王子社のひとつ。平清盛が後に平治の乱として知られる事変を知ったのが、切目王子近辺だったという逸話もある。境内にそびえ立つ樹齢300年のホルトノキはパワースポットとしても名高い。現在は町のシンボルとしてかえるをプッシュし、かえるをあしらったユニークな「かえる橋」やゆるキャラの「カッくん」「エルちゃん」が、町を彩っている。
温暖な気候を活かしたミニトマトやスイカ、いちごなどフルーツや花卉などの栽培が盛んだ。 -
15 近江八幡市
近江八幡市は、豊臣秀次公によって開かれた城下町。秀次は八幡山に城を築き、城の防御である八幡堀と琵琶湖をつないで湖上を往来する船を寄港させ、楽市楽座を施行した。江戸時代には、近江商人がその精神を受け継ぎ、地域の発展に大きく貢献し、日本三大和牛のひとつ、近江牛の名を全国に広めた。今も白壁の土蔵や商家が軒を連ね、当時の面影を残す。特に八幡堀の四季折々の美しい景色は有名で、映画やドラマのロケーションにも利用されている。
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16 加古川市
加古川市は加古川の下流域から播磨灘に面した兵庫県南部のまちだ。播磨臨海工業地帯の一翼を担う一方で、自然も豊かで播磨富士と称される高御位山からは、播磨平野や淡路島、明石海峡を一望できる。食肉産業が盛んで、神戸ビーフの素牛となる但馬牛のうち、加古川市内の農家で大切に肥育された牛を「加古川和牛」として地元ブランドにしている。
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17 加東市
兵庫県の中心部、やや南寄りに位置する加東市。国宝朝光寺本堂などの史跡や、バス釣りやボートが楽しめる東条湖などの名所があり、歴史と自然の調和が美しいまちだ。酒米の王者「山田錦」の産地として名高く、国内総生産量の約6割が作られる兵庫県の中でも、加東市産の山田錦は高品質で、旭酒造の「獺祭」をはじめ、各地の酒造会社の名酒に使用されている。
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18 門真市
門真市は大阪府の北東部、北河内地域に位置するものづくりのまち。企業城下町として成長を遂げてきた背景から卓越した技術を持つ中小企業が多く、高度経済成長期には家電産業を推進力に産業都市として発展していった。現在、700を超える製造業が集積するなか、同市ではポータルサイト「ものづくりタウンかどま」を開設し、企業同士のマッチングビジネスの促進をはじめ、ものづくり企業の魅力を広く発信して地域活性化に注力している。
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19 河南町
大阪府と奈良県の府県境に位置する河南町は、山々に囲まれた自然豊かなまちだ。
古くから栄えたことから、市内には古墳や遺跡といった文化財/観光スポットも多い。金山古墳は日本でも数少ない大小2つの円丘を合わせた双円墳として全国的に有名だ。史跡公園も整備されており、見学客も多く訪れる。まちは農業が盛ん。ナスやキュウリ、観賞用の樹木の栽培が盛んなのだという。 -
20 上郡町
兵庫県上郡町は自然豊かな山あいのまちで、鎌倉時代末〜南北朝時代に活躍した武将・赤松円心が築城した白旗城跡や、菩提寺として建立した法雲寺じなど歴史を感じられる名所も多い。昼夜の寒暖差が大きく、土壌が肥沃で水がきれいなことから稲作が盛ん。毎年、町内で生産されたおいしいお米を決める食味コンクール「米こめリンピック」が開催されている。
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21 上牧町
奈良盆地西部に位置する上牧町。緩やかな丘陵地帯が広がり、古代には宮廷の放牧地であったという逸話から町名は由来する。戦国時代には片岡城が築かれた自然と歴史ロマンが息づくまちだ。
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22 木曽岬町
東海地方に広がる濃尾平野には木曽川・長良川・揖斐川の三つの清流が流れる。総称して「木曽三川と呼ばれるこれらの川の河口部に位置しているのが木曽岬町。南部は伊勢湾に面し、温暖な気候と肥沃な平野の土壌がさまざまなブランド特産品を生み出している。
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23 紀の川市
和歌山県北部に位置する紀の川市は、日本有数の果物の産地。市名の由来でもある紀の川沿いは、春になると桃の花が咲き誇り、甘い香りに包まれる。この広大な桃畑は「桃源 郷」と呼ばれ、ここで栽培される全国的にも有名なブランド「あら川の桃」をはじめ、はっさくやキウイ、イチゴなど、温暖な気候と肥沃な土壌から、1年を通じて多種多様な果物が収穫される。
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24 京丹波町
京丹波町は、京都府のほぼ中央に位置し、丹波高原に広がる自然豊かなまちだ。この地域は、昔から京の都と山陰、日本海を繋ぐ交通の要所として発展し、京の台所として都の食文化を支えてきた。清らかな由良川の水、昼夜の寒暖差が大きく、肥沃な土壌に恵まれる気候風土により、味が濃い美味しい作物が育つ。「丹波ブランド」と呼ばれる同町の特産品は、丹波栗、黒豆、丹波松茸、大黒本しめじ、丹波牛など全国的にも有名だ。中でも、丹波栗の歴史は古く、『古事記』にもその名が登場する。朝廷や将軍家へ献上されるほど、重宝されてきた。
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25 桑名市
古くから東海道五十三次の42番目の宿場町として栄えた桑名市は、木曽三川の河口に位置し、北西部は養老山地、南東部は伊勢湾に面した豊かな観光資源に恵まれたまち。2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された「桑名石取祭まつり」などの伝統文化をはじめ、ナガシマスパーランド、長島温泉湯あみの島、なばなの里などの観光スポットが満載で、家族連れを中心に人気を集めている。
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26 神戸市
異国情緒あふれる街並みと、六甲山から見える夜景が多くの人を魅了する、みなとまち神戸。日本一の酒どころとしても知られ、お礼の品には日本酒だけでなく、ビールやワインも並ぶ。
ハイカラでおしゃれなイメージも強い神戸市だが、ふるさと納税においてもユニークな取り組みを多々行っている。使い途は20通り以上。人と猫との共生を掲げる神戸市らしく、猫の保護にも寄附金は活用されている。寄附者からの〈共感〉を重視し、具体的な用途を提示する神戸市だけに、使い途を重視する方にもぴったりの自治体だろう。 -
27 御坊市
太平洋に面する形で紀伊半島の中央に位置する御坊市。温暖な気候と豊かな自然に恵まれた同市は、果物と花の一大産地として存在感を放っている。
海の自然と山の自然、どちらにも恵まれた御坊市は観光地としての魅力も大きい。イチゴやミカン、メロン、花(スターチス・スイートピー等)の観光農園が点在しているほか、飛あすか鳥時代の宮みや子こ 姫ひめ伝説ゆかりの地や古い町並みを眺めながら散策が楽しめるスポットも。このふるさと納税をきっかけに御坊市の魅力を認識し、実際に足を運ぶ人も増えている。訪れるたびに新たな楽しみに出会えるのも御坊市の魅力と言っていいだろう。 -
28 宍粟市
旨い酒を造る酒どころといえば、必ず挙げられる兵庫県。灘の酒が有名だが、他の地域でも良質の日本酒を製造している。その一つが宍粟市だ。兵庫県内陸部の岡山県側に位置し、面積の大部分は山林。標高1000m級の山々がそびえ、一級河川の揖保川や日本の「名水百選」に選ばれた千種川など美しい水資源が豊富だ。また、同市のある播州地方は昔から日本屈指の酒米の穀倉地帯で「山田錦」や「夢錦」など良質な酒米が豊かに実る。宍粟市は日本酒造りに欠かせない、清らかな天然水と地元で育つ酒米に恵まれた地なのだ。さて、奈良時代の「播磨国風土記」に、宍粟市一宮町の庭田神社で初めて麹を使って庭酒を造ったという記述がある。宍粟市は日本酒発祥の地なのだ。
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29 新温泉町
兵庫県北部、但馬地方にある新温泉町は、北は日本海、南は氷ノ山後山那岐山国定公園の1000メートル級の山々に囲まれた風光明媚なまちだ。
リアス海岸が続く海沿いの景色は爽快で、地質学的にも貴重なことから、「山陰海岸ジオパーク」として国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界ジオパーク」に認定され、南に連なる山々は美しい稜線を描く。
また、インパクトのある町名が示す通り、「おんせん天国」でもある。町内には、高温と豊富な湯量で知られる「湯村温泉」をはじめ、「浜坂温泉」に「七釜温泉」、「二日市温泉」と泉質が違う4つの温泉がわき出ているのだ。湯村温泉と浜坂温泉のお湯は、町内の約1200世帯に配湯されているというから驚きだ。 -
30 すさみ町
すさみ町は和歌山県の南端、黒潮の影響により温暖な気候に恵まれた食の宝庫である。中でも注目の特産品は紀州産の南高梅。大粒で肉厚な梅は最高級品として高く評価されている。
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31 太地町
太地町は紀伊半島の東側に位置する風光明媚な港町。近くには世界遺産の熊野古道と霊場・那智の大滝などの観光名所がある。また、古式捕鯨発祥の地として知られた「くじらのまち」でもある。古くからくじらとともに生活してきた同町は、現在、くじらを中心とした観光に力を入れている。小型くじら・イルカのショーや触れ合い体験などが楽しめる「くじら博物館」をはじめ、古式捕鯨時代の施設を整備して、新しいまちづくりに取り組んでいる。
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32 南あわじ市
兵庫県南部、本州から四国につながる淡路島。豊かな海や土壌に恵まれ、食糧自給率100%超の美食の島だ。その最南端に、南あわじ市はある。
1年を通して温暖なまちでは、特産品のタマネギをはじめとした農業や漁業、畜産業が盛ん。世界最大級の渦潮と言われる「鳴門の渦潮」や日本三大瓦の一つ「淡路瓦」、約500年の歴史を誇る「淡路人形浄瑠璃」など、見どころも多い。 -
33 南伊勢町
南伊勢町は、三重県の南東部に位置し、町面積の半分以上が伊勢志摩国立公園の中にある。リアス海岸の美しい風景の中には、真鯛養殖の筏や県下一の漁獲量を誇る奈屋浦漁港があり、海の幸に恵まれている。人気の観光スポットは、漁港のふもとから登って行ける見江島展望台から眺められる「ハートの入り江」。恋人の聖地に認定され、多くのカップルが訪れる。夜は満点の星空を観察することができる。
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34 養父市
兵庫県養父市は但馬地域の中央部に位置する自然豊かなまち。同市の魅力を語る際に欠かせないのが美しい稜線を描き出す山々だ。その筆頭にあげられるのが、兵庫県最高峰の氷ノ山。近畿地方トップクラスの自然が息づいていると言われ、その豊かな自然とのふれあいを求めて同市を訪れる人は少なくない。
この氷ノ山の他にも、鉢伏山や妙見山、ハチ高原、若杉高原など同市には山の自然があふれている。また、豪快な水しぶきをあげる天滝や素朴な原風景を思わせる別宮の棚田、ホタルが乱舞する奥米地など山にゆかりのある観光名所も数多く点在しており、旅行の目的地としての魅力も申し分がない。 -
35 四日市市
四日市市では、大規模な石油化学コンビナートが形成され、市内陸部は半導体製造をはじめ全国屈指の産業集積地となっている。臨海エリアの巨大な工場群は圧倒的な機能美を持ち、工場夜景の鑑賞に訪れる人々を魅了する。かつての公害を教訓に環境問題に積極的に取り組み、まちなかは緑がいっぱい。鈴鹿山系や里山にも豊かな自然があふれている。