ふるさと納税をクレジットカードで支払うときの名義7パターン|気を付けること

ふるさと納税をクレジットカードで支払うときの名義7パターン|気を付けること

ふるさと納税とは何か

ふるさと納税は生まれ故郷や、自分が応援したいと思う自治体に寄付できる制度です。


ふるさと納税で自治体への寄付金が2,000円を超えれば、所得税の還付と住民税の控除が受けられます。


ふるさと納税というと返礼品ばかりが話題になりますが、ふるさと納税の趣旨は地方自治体の応援にあります。控除には上限があるので、確認しておく必要があります。

ふるさと納税をクレジットカードで支払うときの名義7パターン

ふるさと納税は、クレジットカードを使っての納税が可能です。自治体によってはクレジットカード支払いができないこともあるので確認が必要です。


ふるさと納税をクレジットカード払いにする際は、基本的に納税者とクレジットカードの名義が一致しなければなりません。ここでは、クレジットカードでふるさと納税を行う場合に注意すべきパターンを7つ紹介します。

クレジットカードで支払うときの名義1:本人である場合

ふるさと納税を行う本人が、自分名義のクレジットカードを使って支払う場合は、名義とクレジットカードの関係として問題はありません。


ふるさと納税をクレジットカードで支払う際は、基本的に一括払いです。ただし、リボ払い専用カードを使っている場合は、自動的にリボ払い扱いになります。


クレジットカード会社のサービスを利用すれば分割払いも可能になります。

クレジットカードで支払うときの名義2:名義が異なる場合

ふるさと納税をする人とクレジットカードの名義が異なる場合、クレジットカードは利用できません。クレジットカードの規約として、基本的にクレジットカードは名義人以外の利用を許可していません。


家計が同一の家族の場合は、代理申請のように名義が異なっても申請可能となることもあります。名義が異なる場合は、控除対象にならないこともあるので注意が必要です。

クレジットカードで支払うときの名義3:家族カードを使う場合

ふるさと納税は家族カードでも支払可能です。


家族カードは、主契約者の家族に発行されるクレジットカードで、カードの名義は主契約者ではなく各家族の名義になるので、納税者とカードの名義人が一致していれば使えます。


家族カードではなく、「家族(所有)のカード」は納税者以外の名義カードで決済するということになるので、使うことはできません。

クレジットカードで支払うときの名義4:代理で手続きをする場合

身体上や居住地などの理由で、ふるさと納税する人の代理として手続きすることも考えられます。代理手続の場合は、ふるさと納税する人とクレジットカードの名義が異なっても支払えるのでしょうか。


基本的に、納税者名とクレジットカードの名義が違うと寄附金受領証明書が有効になりませんが、自治体に連絡することで有効となる場合もあります。


事前に納税する自治体に問い合わせてみましょう。

クレジットカードで支払うときの名義5:寄附の名義を誤ってしまった場合

家族のふるさと納税申請を代理で行うこともあるでしょう。代理申請した後で、寄付金受領証明書が届いて初めて誤りに気付くこともあります。


寄付の名義を誤ってしまった場合は、ふるさと納税をした自治体に直接連絡して手続きをします。


寄付の名義変更はできますが、受領証明書の扱いは自治体によって異なります。ふるさと納税サイトを使った場合でも、直接自治体に問い合わせましょう。

クレジットカードで支払うときの名義6:名義を変更する場合

ふるさと納税の手続きを行った後、結婚や離婚などの理由で姓が変わってしまった場合は、税控除の手続きとして名義変更が必要になるのでしょうか。


寄付金受領証明書は旧姓のままでも受け付けてもらえることもありますが、確実ではないので、新しい姓で再発行してもらった方が良いでしょう。


再発行は、自治体に連絡すれば対応してもらえます。クレジットカードもできるだけ早く名義変更手続きをしましょう。

クレジットカードで支払うときの名義7:その他の場合

ふるさと納税をクレジットカードで支払う場合は、納税者とクレジットカードの名義が一致していることが原則となります。


名義の一致は「原則」であり、代理申請のように条件付きで不一致が認められることもあるようです。


納税者とクレジットカードの名義が不一致となる場合でも、事情によっては認められる可能性もあるので、念のため自治体に問い合わせてみましょう。

ふるさと納税をクレジットカードで支払うメリット3つ

ふるさと納税の支払い方法は複数ありますが、クレジットカードで支払うからこそ得られるメリットもあります。


ここでは、ふるさと納税をクレジットカードで行うメリットを3つ紹介します。ふるさと納税する人とクレジットカードの名義が同じであれば、手続きに戸惑う点はほとんどないので、クレジットカードによる支払いはお得でしょう。

クレジットカードで支払うメリット1:いつでも支払いができる

クレジットカードで支払う場合は、現金書留や銀行振り込みに比べると、時間や曜日・祝日を問わず、いつでも支払いできるというメリットがあります。


クレジットカード支払いだと、ふるさと納税の手続きをする時間さえあれば完了させられるので、忙しい中でも隙間時間で手続きをしたいという人に向いています。


また、手元に現金がなくても支払いができるというメリットもあります。

クレジットカードで支払うメリット2:ポイントが付く

ふるさと納税に限りませんが、クレジットカードを使って支払うとポイント付与されるということも大きなメリットといえるでしょう。


ポイントの還元率はクレジットカード会社や契約しているカードの種類によっても異なりますが、0.5%程度が多いといわれています。


ふるさと納税によって、税金が還付されたり控除されたりするうえに、支払った金額の一部がポイントとしても還元されることになります。

クレジットカードで支払うメリット3:手数料の負担がない

クレジットカード以外の支払いとして、現金書留や銀行振り込みを使うと、いずれも手数料がかかりますが、クレジットカードの一括払いであれば手数料はかかりません。


税金の還付やポイント付与など、収入となる金額があるうえに、手数料という支出を抑えられるので、ふるさと納税のクレジットカード払いはお得といえるでしょう。

ふるさと納税をクレジットカードで支払うときに気を付けること

ふるさと納税をクレジットカードで支払うことは、メリットが多いものの双方の名義が一致しない場合は、自治体への問い合わせや修正依頼が発生して作業が増えてしまいます。


そのため、納税者とクレジットカードの名義が一致するように手続きをしましょう。受領証明書の名義が異なっている場合などは、迅速に自治体に相談するようにしましょう。

ふるさと納税を支払うときのクレジットカード名義に気を付けよう

ふるさと納税は、インターネットで専用サイトを使えば簡単に手続きが行え、クレジットカードを使っていつでも支払いができるので活用しやすい制度です。


しかし、納税者とクレジットカードの名義が異なってしまうと、期待した控除が受けられない場合もあるので注意が必要です。早めに自治体に問い合わせてみましょう。

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