熊本県の自治体一覧
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宇土市
うとし
熊本県宇土市。安土桃山時代、キリシタン大名として知られる小西行長がつくった城下町として栄え、現在も多くの歴史的建造物や文化が残るまちである。有明海に面しており、日本最大級の干潟・御輿来海岸の美しい砂紋は、宇土市の絶景スポットの一つだ。
温暖な気候を活かした果樹栽培が盛んで、ネーブルオレンジやデコポンなどがつくられている。とりわけネーブルオレンジは100年以上この地で栽培され続けてきた。また、有明海沿岸地域は、肥料持ちの良い粘土質土壌で地下水が豊富なため、イチゴ栽培にも適しているのだとか。 -
上天草市
かみあまくさし
熊本県の西部・天草諸島の玄関口に位置し、大小の島々で構成される上天草市。ほぼ全域が雲仙天草国立公園内に含まれ、“日本三大松島”の一つに数えられる天草・松島の風光明媚な景観が多くの人々を魅了してやまない。
有明海、八代海(不知火海)、東シナ海と三方を海に囲まれた上天草市は、動植物性プランクトンやミネラル分など栄養豊富な海域。豊かな漁場に育まれ、多種多様な海の幸が生産されている。 -
球磨村
くまむら
熊本県南部に位置する球磨村。人口約3800人、村の88%が山林と山岳地帯で、林業は地域住民の生業のひとつである。村の中央を日本三大急流の球磨川が東西に流れていて、この川の支流沿いには小さな集落が点在している。古くから豊富な水資源と山の傾斜を利用して、棚田での米作りが行われてきた。村内各地域の棚田には、それぞれ特性があり、中でも「松谷棚田」「鬼ノ口棚田」は農林水産省が認定する「日本の棚田百選」にも選ばれている。
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八代市
やつしろし
熊本県の南部に横たわる八代市。熊本市に次ぐ熊本県第二の都市だ。日本三急流の一つである球磨川の下流が東西に悠々と流れ、八代海へと注いでいる。八代海側は、球磨川の水を利用した製紙工場のほか多数の企業が立地する工業都市としても知られる。一方、宮崎県境の山間部には〝九州最後の秘境〞と呼ばれ、平家落人伝説が残る五家荘地区が位置している。
変化に富んだ地形が、さまざまな文化や歴史を育んできた八代市。2020年6月には、石工の技が息づく市内24件の石造建築物等が「八代を創たがや造した石工たちの軌跡〜石工の郷に息づく石造りのレガシー〜」として日本遺産に認定された。卓越した技術を持つ石工たちは、江戸時代から各所に干拓樋門や堤防を築き、広大な八代平野の干拓事業にも貢献した。 -
湯前町
ゆのまえまち
大きく深呼吸すると、いきいきとした緑と土の匂いが入ってくる。そんな気持ちいい田園風景が広がる湯前町。美しい山々に抱かれ、古くからの町並みや寺社仏閣も残る山里だ。
熊本県内で最大の球磨川にもたらされる肥沃な土壌とミネラル豊かな水、そして盆地特有の昼夜の寒暖差は、とびっきりおいしい農作物を実らせる。特産品としてブドウが有名だが、球磨川の上流・奥球磨にある同町は、九州でも知る人ぞ知る「米どころ」でもある。
なお、同町のある人吉球磨地域は、旅情そそる温泉や四季折々の美しい風景に魅了されるエリア。のどかな風情が漂うまちだ。
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