総力取材記事

大自然に囲まれた四国の真ん中!食通がうなる土佐あかうしや、お米、酒、木製品など名品満載

大自然に囲まれた四国の真ん中!食通がうなる土佐あかうしや、お米、酒、木製品など名品満載

四国山地に抱かれた、豊かな水に恵まれたまち

四国のほぼ中央に位置する高知県土佐町は、町面積のおよそ87%を森林が占める山間のまちだ。東西に流れる吉野川とその支流に沿ってまちが形成されており、農業、林業、畜産を基幹産業にしながら約3700人が暮らしている。

幻想的な棚田と雲海、そして遠くに雄大な山が見える土佐町の美しい風景

四国山地にぶつかった雨雲が留まりやすいことから、土佐町は年間平均2500㎜もの雨が降る。そんな水の豊かさを象徴するのが、まちの名所にもなっている「早明浦ダム」だ。

土佐町のシンボル・早明浦ダム。

貯水量全国4位を誇り、蓄えられた水は四国四県に分水されることから「四国の水がめ」と呼ばれている。また、大きなダム湖では、カヌーやサップなどのウォータースポーツが盛り上がりをみせており、さらに周辺では桜や紫陽花、紅葉など、季節ごとの景色も楽しむことができる。

そのダム湖ではカヌーやサップなどを楽しむ自然体験型観光が人気を呼ぶ

また、先人たちが長い時間をかけて山を切り拓き、つくりあげてきた棚田も名所となっている。町内には10ヵ所ほどの棚田ビューポイントがあり、水を張った田植えの時期や、稲の背が高く育った夏、そして、一面が黄金色に染まった秋など、季節ごとに絶景を望むことができる。

季節ごとに、また、時間ごとにさまざまな表情を見せてくれる棚田の風景。町内には棚田のビューポイントがいくつもある

雨の多い気候も、山に囲まれた地勢も、決してラクな環境とはいえないが、このまちの人々は知恵を絞り、工夫をこらし、何より自然を愛しながら、山も水も守ってきたのである。そんな土佐町から、魅力的な返礼品の数々を紹介したい。

赤身のうまさがちがう!注目度の高い土佐あかうし

土佐町で押さえておきたい特産品は、高知県内でしか生産されてない褐毛の和牛「土佐あかうし」である。

一般的な牛肉は細かい脂の多い霜降り肉が良いとされるが、土佐あかうしはその逆をいき、赤身にしっかりと旨みを蓄え、霜降りは入りすぎず適度な量となっている。食べると赤身からじわじわと、コクのある肉汁が溢れ出し、それでいて脂はさっぱりヘルシーで、食べ飽きも胃もたれもせず、どんどん食が進むのだ。

6ヵ月にわたり6種の部位が届く定期便。赤身に濃厚なうま味があるので、ステーキや焼肉にする際は塩コショウでシンプルに味わうのがおすすめだ。脂がしつこくないので後口がさっぱりしている

生産者の一人で、家族で飼育を行っている川井規共さんは、かわいい牛を撫でながらこう話す。

「仔牛の段階から約28ヵ月間かけて育てていきますが、牛の健康を維持していくことを大事にしています。快適な環境と体に良いエサを与えながら、人と同じで季節の変わり目には体調を崩しやすいので気をつけないといけません。日々愛情をかけて育てているからこそ、みなさんにはぜひおいしく味わってほしいんです」

家族で土佐あかうしを育てる川井さん一家。牛たちにたっぷりの愛情を注いでいる

土佐あかうし関連の返礼品には、サーロインやロースなど多彩な部位を味わえる精肉の定期便や、ハンバーグやカレーなど簡単においしい料理が楽しめる加工品もラインナップ。

ワラで炙っているので香りが良い。塊肉で届くのでスライスし、薬味やポン酢で味わおう

他の牛肉とは一線を画す味わいをたっぷりを堪能あれ。

土佐あかうし100%のハンバーグ。火を通すだけで肉汁溢れる絶品が楽しめる
食べ応えのあるステーキ肉が入った贅沢なカレー
土佐あかうしの旨みがルーに溶 け出している

水と太陽が育んだお米と、山菜を使ったご飯のお供

土佐町は知る人ぞ知るおいしいお米の産地でもある。山間の小さな集落にある棚田でお米を生産している伊藤正枝さんは、こう話す。

「棚田はいくつもの田んぼを管理せねばならず、農業をするには厳しい環境です。しかし、ここは山間部ならではの昼夜の気温差があって、水もすごくきれいですし、土壌も粘土質で米の栽培に向いているんですよ。甘みのある味と粘り気のがある食感が生まれ、炊き立てはもちろん、冷めてもおいしいお米になります」

棚田でお米を育てる伊藤さん。「秋の棚田の景色は最高ですよ!ぜひ一度、土佐町へ遊びに来てください」

お米がご馳走になるからこそ、この地の人々はもうひと手間をかけて、さらに味わいを高めている。それが「はでかけ」と呼ばれる天日干しだ。

収穫した稲を約1ヵ月間にわたって天日干しする「はでかけ」と呼ばれる光景。手間も時間もかかるが、お米をさらにおいしくするため、土佐町の人はこだわっている

収穫した稲を約1ヵ月かけて太陽にあてることで、光合成を続け、茎の養分がお米一粒一粒に回って凝縮し、甘みと香りが増すのだという。

5㎏のお米にミニサイズのお米2つがおまけにつく。冷めてもおいしいのでお弁当にもおすすめ

そして、おいしいお米にぴったりの返礼品もある。それが「山の辣油」だ。

辛さの中に香味野菜やカツオの風味が広がっていくラー油。イタドリの食感がアクセントになって食べ飽きない

玉ねぎやみょうが、にんにくなどの香味野菜をたっぷり使い、そこへカツオの旨みをプラス。さらに、シャキシャキとした食感が楽しい山菜・イタドリも加えている。辛さが後を引き、これ一つでご飯が何杯も進みそうだ。

愛するペットにとっておきの木の空間を

土佐町は、町面積のおよそ87%を森林が占め、古くから林業が盛んに行われてきた。そこで注目したいのが木製品だ。「犬小屋制作工房K」は、高知県産の天然杉を使い、オリジナルの犬小屋やキャットハウスを制作している。

ペットの大きさに合わせて多彩なデザインを展開。

柔らかな肌あたりの杉を使うことでペットの体に優しいのはもちろん、爽やかな香りにはペットも人も癒される。

また、防音対策を施したタイプもあり、鳴き声が気になるペットを飼う人や、マンションなどでペットを飼っている人から好評だ。

アクリル板が付いた防音タイプは犬や猫だけでなく、鳥を飼っている人からも好評

道の駅土佐さめうらで、手ぶらバーベキューを!

自然豊かな土佐町へ「遊びに行ってみたい!」と思った方には「道の駅土佐さめうら」で楽しめるBBQ利用券がおすすめだ。こちらでは事前予約制で土佐あかうしのBBQが楽しめるようになっており、手ぶらで訪れられる気軽さや、テラスで楽しむ開放感が評判を呼んでいる。

開放的な空間で手ぶらでBBQが楽しめる、道の駅土佐さめうらのバーベキューテラス。3月~11月にかけて事前予約制で開店している

土佐あかうしの肉3種、おにぎり、野菜と内容はシンプルだが、素材が抜群なので満足度は高い!

土佐あかうしの3種の部位をはじめ、絶妙な塩梅の塩おにぎりと野菜がセットに。BBQグリルや食器類も付いているので手ぶらでOKだ

また、じわじわ人気を高めている道の駅オリジナルのTシャツにも注目だ。

デザインにこだわったオリジナルTシャツ。他にも多彩なデザインがあり、お土産として人気がある

地元で育てた酒米で仕込む、なめらかな喉越しの名酒

最後に紹介するのは、明治10年に創業した酒蔵「土佐酒造」が造る酒、「桂月」だ。土佐町がある嶺北地域で栽培された酒米のみで仕込むのがこだわりで、豊かな味わいとなめらかな喉越しを楽しむことができる。

嶺北地方産の酒米「吟の夢」を使用したスパークリングタイプの純米大吟醸酒
酒米「吟の夢」を58%精米し、山廃仕込みにした純米酒。冷やか常温で飲むのがおすすめ
「吟の夢」を40%精米して仕込んだ純米大吟醸酒。芳醇な味と香りが広がる

お酒好きの高知県民の間でも根強いファンが多いが、近年は海外からも高く評価をされている。また、酒蔵の脇には紀行作家・大町桂月の資料館があり、土佐町の名所となっている。

「丁寧に仕込みました。じっくりと味わってみてください」と話す杜氏の佐竹正行さん
大町桂月の資料館「桂月館」。入館料の代わりに201円のカップ酒を購入するシステムとなっている
館内には「酒仙」と呼ばれた紀行作家・桂月の作品や掛け軸をはじめ、歌碑、墓所の写真などが展示されている

土佐町を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

土佐町のお礼の品のクチコミ

高知県土佐町

zn195土佐あかうし切り落とし(約1000g)(20,000円)

2022年6月3日 15:49

グッドラックさん

切り落としとは言えやっぱり牛肉は贅沢な気分を味わえますよね。ただただ柔らかいというのではなく、程よい歯ごたえもあり、とてもおいしいお肉でした。1Kgとたっぷりあるので食べ応えがありました。

参考になった

高知県土佐町

zn176土佐あかうし煮込み用サイコロ(約270g)(5,000円)

2022年2月27日 15:08

ぽんさん

写真がないのが残念ですが、賞味期限内にビーフシチューに使用して美味しくいただきました。

参考になった

高知県土佐町

zn164土佐あかうしサーロインステーキ(約190g×1枚)(10,000円)

2022年1月19日 22:05

asceさん

冷凍肉を美味しく焼く方法を調べて大変美味しくいただきました!
非常に柔らかいのと脂がしつこくないので、すぐ食べきっちゃいました。
牛脂もついてくるのでフライパンで焼く時に使わせていただきました。

参考になった

自治体情報

高知県土佐町(とさちょう)

こちらの自治体詳細

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