ふるさと納税ニッポン!

map

長崎県東彼杵町(ひがしそのぎちょう)

長崎県東彼杵町
2019冬

日本一に輝くお茶や加工品、包丁、漬物にこもる匠の技。〝一流の田舎〞が贈る本物!

パンをひと塗りで格上げ! ふわこくバターと旬ジャム

 長崎県のほぼ中央に位置し、波静かな大村湾に面する東彼杵町。江戸時代には長崎街道と平戸街道の宿場町として栄え、シーボルトらもここを往来して植物を観察したという。
 彼杵港は九州本土で初めてクジラが陸揚げされた港でもある。鯨肉はここから九州各地へと運ばれ、彼杵宿は物流と交通の要所ともなっていった。捕鯨で財を成した深澤儀夫勝清は、水不足に悩む中山間地域に、私財を投じて灌漑用ため池を建造。豊かな水は、まちの主産業である農業を今日も支え続けている。
 農業だけでなく漁業も盛んとあって、東彼杵町のふるさと納税の返礼品も、農産物や肉、魚、加工品、お酒と多種多様だ。その中から、まずは「そのぎ茶バターと季節のジャム詰め合わせ」を紹介しよう。
 これは、JR千綿駅の近くのパン屋「ちわたや」が開発したオリジナル。この地の特産品である「そのぎ茶」と、そのほうじ茶を細かく粉砕して練り込んだ、2種類の甘いクリームバターだ。「パンに塗るお茶のクリームって、とてもおいしそうじゃないですか? こんな商品があったらいいなと、自分が食べたくて作ったんです」と笑う店主の前野高宏さん・麻琴さんご夫婦。
 有機栽培の小麦と自家製酵母を使い、カラダに優しいパンをコンセプトにしているというだけに、使われる素材もバター、てんさい糖、天日塩、そのぎ茶と至ってシンプル。ただし、バターは牧草だけで育った牛の乳から作られる、グラスフェッドバターを使用。そのまろやかなコクと粉末状にしたお茶があいまって、お茶の苦みがすっと引き立つような、ちょっと大人の味に仕上がっている。
 実は前野さんご夫婦、もともとは千葉県の在住。ところが東日本大震災に見舞われ、一大決心をして移住した南阿蘇で、今度は熊本地震に遭遇した。
「不思議なご縁とたくさんのご支援のおかげで東彼杵に移住できました。このバターがそのぎ茶を知っていただくきっかけになったらうれしい」と麻琴さん。
 同梱のジャムは、熊本時代から信頼を寄せるパティシエに製造を委託。安心・安全な食べものにこだわり、自然栽培や農薬不使用の果物で作る甘さ控えめのジャムは、旬の素材だけで作るので、何が届くか箱を開けてのお楽しみだ。

ワインのように畑を表現。日本一に輝くお茶の競演

 さて、「ちわたや」のバターにも使われたように、そのぎ茶は東彼杵町を代表する特産品だ。なのに、あまり知られてこなかったのはなぜだろうか。
 それは、隣接する佐賀県・旧嬉野町にお茶の市場があり、ここに集められたお茶は「嬉野茶」として全国に出荷されたから。作れば売れる時代ならそれでもよかったが近年は急須離れが進みリーフ茶の需要が伸び悩んでいる。
 そこで、そのぎ茶の名を全国に発信しようと、2016年4月に5名のお茶農家で立ち上げたのが「ツナグ・ソノギ・ティーファーマーズ」だ。現在は総勢6名となり、2017年の日本一のお茶を決める全国茶品評会では、
 メンバーの尾上和彦さんが農林水産大臣賞を、大山良貴さんが農林水産省生産局長賞をダブルで受賞。町としても産地賞を受賞し、にわかに活気づいてきた。
 「SIX SENSES」は、そんな6人が自分の畑で栽培する6つの品種の詰め合わせだ。それぞれの農家が持つ製茶工場で加工した、香りも味わいも異なるお茶を、単品でもブレンドでも楽しめる。「お茶は嗜好品。自分の好みの味をさぐってもらえれば」と、大山さん。ちなみにポーチは撥水加工が施され、再利用が可能。畑の個性を表現するお茶の時代が始まった。

朝・昼・夜 シーン別に味わう、茶商が選ぶプレミアムセット

 昨年、日本一に輝いたそのぎ茶を、茶商として後押しするのが、1966年に創業した「お茶のこばやし」。
 平成27年、店舗をおしゃれなカフェ風にリノベーション。急須や茶缶、自家製の「そのぎ茶まんじゅう」なども販売するお茶のセレクトショップとして他県からも注目を浴びている。
 この店がお届けするのは、「KOBAYASHI UMIHICOのそのぎ茶味比べセット」。とはいえ、よくある飲み比べセットとは違い、朝昼晩と、飲むシーンを想定してセレクトしている点がなんともユニークだ。
 朝はさっぱりとした味わいの「うらら茶」。昼はブレイクタイムにピッタリの少し甘みのある「いこい茶」。そして、夜は湯冷まししたり、水出ししたりして、じっくり旨みを抽出して味わう「みちる茶」。「若いひとにも手にとってもらえるものを」と、考案した。美しいパッケージはギフトにもおすすめだ。

使い勝手と切れ味のよさ。鍛冶職人の熟練の技が光る

 東彼杵町の数ある返礼品のなかで最も売れているもの、その一つは「包丁」である。カンカンカンカン…と、焼けた鋼を叩くたび、花火のような火花が散る「森かじや」。代表の森保憲さんは、「うちはいわゆる“野鍛冶”。鍬も作れば鎌も作る、要はなんでも鍛冶屋です。昔はどこの村にもこんな鍛冶屋が1軒あったんですよ」と、飾らない言葉で話すが、切れ味鋭い包丁は高く評価されている。
 どの工程も手が抜けないものの、切れ味を最も左右するのは、最後の研ぎ。初めは粗い目で研いでいき、だんだん目の細かいものに変えていく。
「最後の仕上げは手研ぎ。この工程はどうしても時間がかかりますね」と、森さん。
 父親が佐賀で技術を学び、それを引き継いだ。途中、会社勤めも経験したが、もう23年のキャリアになる。
 小包丁はアジなどをさばくのに最適だが、意外と用途は幅広い。厚手刃包丁はブリなどの大きな魚もおまかせで、研ぎ減るまで長く使える。返礼品には3アイテムが出品されているので、自分に合う一本を選んでほしい。

無添加・無着色にこだわる素朴なみそとみそ漬

「おばあちゃんが作っていたような懐かしい味」。そういって、たくさんのリピーターに支持されるのが「大渡商店」のみそとみそ漬だ。
 昔、自分の畑で作った野菜を売り歩く行商をしていたが、その野菜で作るみそ漬が評判となり、40数年前に武雄から東彼杵へ出てきて工場を設けた。もう60年になる老舗だ。「昔ながらのモロブタづくりの麹を使用し、麦みそと合わせ(麦と米)みその2種類を作っています。みそ漬は、麦みその中で約1年間漬け込んだ、大根、キュウリ、ショウガ、ナス、昆布の5種類を詰め合わせ。大根はほぼ大村、ナスはうちの畑で作ったものです」と、代表の大渡康平さん。
 最近の健康志向に合わせ、塩分は控えめ。防腐剤や保存料、着色料、化学調味料を使用しない無添加にこだわっている。1年ほど塩漬けした野菜を3度もみそを替えて仕込むため、完成まで2年がかり。これだけ時間をかける漬物は、家庭ではまずできないだろう。
 県内の自治体で初めて「ふるさと名物応援宣言」を行い、“一流の田舎”をめざす東彼杵町。海と山、そして西に沈む夕日がとびきり美しい。巨大なレジャー施設や観光名所はないものの、確かな暮らしの手応えが感じられる。そんな町が繰り出す味や技は、どれも間違いなく“本物”だ。

特典

最新のクチコミ

この記事の特典に関するクチコミはまだありません。

お問い合わせ先

東彼杵町財政管財課財政係

0957-46-1205 0957-46-1205

お申し込み時に「ふるさと納税ニッポン!」を見たとお伝えください。

東彼杵町
掲載情報は最新の情報でない場合がございます。
詳細は上記お問い合わせ先、または各自治体のホームページなどでご確認ください。
ページ内のトップへもどる