千葉県の東部、九十九里浜の南部に位置する白子町は、白砂青松の美しい景観を誇る海岸と緑豊かな田園地帯が広がる、農業と観光のまち。年間を通して温暖な気候に恵まれ、テニスやサッカー、マリンスポーツなどが楽しめる。また、天然温泉｢白子温泉｣は、全国でも珍しいヨウ素を含む薄黄色の湯で｢黄金の湯｣とも称され、多くの人が癒しを求めてやってくる。

白子町の特産品といえば、まち自慢の海産物や白子の名を冠する｢白子たまねぎ｣など、魅力あふれる品々が揃う。それらは、同町の返礼品にも並び好評だ。ここでは、人気の天然はまぐりをご紹介しよう。

創業百余年、九十九里で水産業を営む｢川喜屋水産｣では、九十九里漁協の組合員に籍を置き、自社所有の船で、はまぐり漁をしている。｢自船で獲ったはまぐりを、海水ろ過殺菌装置を通した安心安全な海水で3日ほど砂出しし、クール便で発送しています。ですから、鮮度は申し分ないですし、すぐに料理に使えて便利です｣と話すのは、川喜屋水産店長の森川和枝さん。九十九里で育ったはまぐりは、身が厚く、甘みと旨みが濃厚で、プリプリの食感がたまらない。｢酒蒸しやお吸い物、パスタなど、どんな料理にも使えます。野菜とはまぐりのバター蒸しもおいしいですよ｣と話す森川さん。

森川さんがおすすめする料理の案内状もはまぐりと一緒に同梱しているそうだ。九十九里産の天然はまぐりを同町の返礼品で心ゆくまで味わってほしい。